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てくび
また
やっちゃった って
短いメールが私に届く
病院は
静かだねって

別の友は
2週間で体重が
5キロも減った
休職願いを出すという
そうか
そうだね

もう
 ....
それはまだ僕が
生きることは正しいことと
信じていた頃のお話

彼女が
言いにくそうに僕に言う
あのね
いろんな人が
見えたりするんだ

ここにいない人

あんまりね
意識 ....
星座になるのは簡単
目を閉じて

時間の数だけ
ふたりを
結べばいいから

星の距離で
 
 
 
甘噛みの
子犬のように
くちびる
じゃれあって

ゆきが
しんしん
窓のそと
回って

髪が
さらさらと
その場に
落ちて

時計
たいくつな
FMの
向こう

 ....
夜が明けると
私たちに
秋がやってきた

その意味が
私には
ようやくわかる

木々が実を宿し
さよならの準備をする
鳥たちが
それをついばむ

私たちは
あと
どれくら ....
枯葉を踏むように
ことばを

かさかさと
私たちの記憶の下で
何かが
くだけ散っていく

それは
再生への営みと
私たちは知っている

枯葉を
振り向いたりしないのは
そん ....
ゆうべ見た
夢の話を

最後まで聞いてくれること
人になった人魚は毎夜
海を見て泣くという

そうだろうか

脱ぎ捨てた過去には
もう2度と
袖を通すことはない

どんなに
やさしくあろうとも

もしも
私が人魚な ....
やり残したことはありませんか と
問われたらなんて答えよう
みんな
どこに帰るのだろう

ふるさとはもう
名前も奪われて
体育館ばかりがきれいになる

過去は
ただのおとぎ話で
 ....
最近
携帯電話の寿命って
1、2年じゃないのかなあって

それはちょうど
春に種をまき 
冬には枯れていく
一年草みたいだねって

私の本棚に
枯れてしまった携帯が
行儀よく並ん ....
売りつくせないもの
伝えつくせないもの
きっと
あったはずなのに

所在なげな
つくしの群れ
 
 
病名を告げられても
人は
案外冷静なもの

切り刻んでしまえばいいんだ
そんなものは

疑わしい
くぼみ

ことば

全部ぜんぶ

切って切って
切り苛んで
私が
 ....
ヤリキレナサという
生き物である

緑色の
細い草の陰で呼吸を
している

秋の虫ならばまだよかったが
ただ

月を浴びるのが日課らしい

正しいとか
正しくないとか

 ....
たもつさんの詩集が届く。注文してから、すでに2ヶ月が過ぎていた。発送元には何の罪もない。メールで注文したのはいいが、自分のアドレスを間違って入力していたのだ。いつまでも連絡がこないはずだ。ネットは、す .... 最後まで
君の心のシグナルが
わからなかったボクを許して

その
深い瞳の色が
止まれ であるのか
進めで いいのか
点滅なのか
それとも
拒絶

ブラウスの
ボタンがひとつ ....
あの頃は良かった
あの頃は幸せだった
あの頃はただ空を舞うだけで
皆の視線を一身に受け
私はただゆっくりとゆけばよかった

いつのまにか
鳥が空にあるのはすっかり当たり前になってしまった ....
あなたに雨がふればいい
ブラウスが

やわらかく貼りついて
疎ましく思えばいい


あなたに雨がふればいい
ことばが
あなたを脱げばいい


小さな偶然を
言 ....
朝起きたら愛が消えてなくなっていました
ヘリウムが
知らずに抜けた風船 みたいに

わたしは気の抜けた 
あくびをします

あの日
黒猫が背中
狂おしく逆立てて
そ ....
たった今
沈んだ太陽と
入れ替わりに東へと

十五夜

最も
輝かせるために
180度遠くに立った

雲も寄せつけず
風も追いつけず

ただ美しくあるために
冷たいくらい
 ....
さみしいだけ。 適度に日焼けした少年は
いつになく饒舌

ヒット2本
2打数2安打
1四球

おー

左中間
あれは2塁打
だったのになー
ワンヒットワンエラー
あれなー

けっこ
や ....
絶望しないための処方箋を
わたしは知っている

だけど
あなたには教えない


愛は
温度の一種で
わたしは少し
やわらかくなる

あるいは
きつく結んだ靴 ....
わたしのなかに
流れる川だ
あなたは

たちどまるな と
言いながら
あなたが
流れた

わたしには
方角などわからない
ただ
ここに立ち尽くす

だ ....
自転車置き場の
かたすみで

セミたちが吹きだまる

かさかさと
枯葉のように転がって

閉じない瞳で空を見る


川沿いの
桜並木が手を振った

親猫は
いぶかる子猫を ....
ぼくらのまちにほりえもんがやってきたよ。
いろんな冒険と計算を乗せて。
勝つためにやってくるんじゃなくて利用するためにやってくる。
それをわかってて加勢するやつ。
つまらない中傷でつぶ ....
反すうする

ある種の
草食動物は

記憶をいつも
もぐもぐ やってる

本人は
けっこう やめたいのだが
回りからは
案外
幸せに見えるらしい

あく ....
−いとしさは
−追い込むために存在する


恋は坂道を
下る自転車
こころがきぃきぃと
あやういブレーキで

問題は
この下り坂が
どこまで続くのか、
という ....
久しぶりの帰省すると
父も母もさらに 
小さい

そのくせ
私の好物に
ことのほか敏感

いなり寿司とか
フルーツとか


裏手にある斜面の先に
小さな墓地があり

花を ....
むじゅん、って
じゅん、って
たとえば

コンビニ花火を終わらせる
水面に
じゅん、って

もう 二度と

きらめいたり
しませんように

かなしいまぼろしを ....
存在が
邪魔になるなら
風になるしかありません

あなたが
哀しまず
過ごせるようになるのなら

さわさわと
木々が揺れて
緑が街を
すり抜け

何事も  ....
落合朱美さんのuminekoさんおすすめリスト(72)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
約束- umineko自由詩2*05-12-28
冬木立- umineko自由詩5*05-12-27
Star- umineko自由詩8*05-12-25
ロンド- umineko未詩・独白4*05-12-5
秋日- umineko自由詩8*05-11-24
秋ゆき- umineko自由詩8*05-11-15
こんなふうにしてあいを確認してきたよ- umineko未詩・独白6*05-11-11
もしも私が人魚なら- umineko自由詩9+*05-11-6
海鳴り- umineko自由詩12*05-11-5
一年草DoCoMo- umineko自由詩6*05-10-30
つくし- umineko携帯写真+ ...7+*05-10-29
また明日- umineko自由詩4*05-10-27
ヤリキレナサ- umineko自由詩7*05-10-23
こっそりと白の時代〜たもつさん詩集に寄せて- umineko散文(批評 ...18*05-10-8
流星夜- umineko自由詩9*05-10-5
骸骨鳥- umineko自由詩2*05-10-1
あなたに雨がふればいい- umineko自由詩12*05-9-19
朝のうた- umineko未詩・独白5*05-9-19
十五夜- umineko自由詩5*05-9-18
かえるじゃないよ- umineko携帯写真+ ...13*05-9-17
メトロノーム・ボーイ- umineko自由詩4*05-9-11
絶望しないための処方箋- umineko自由詩3*05-9-7
わたしあなた- umineko自由詩9*05-9-1
うつせみ- umineko自由詩8*05-8-29
ほりえもんがやってくる- umineko未詩・独白9*05-8-23
あなたの街はここから見えない- umineko自由詩8*05-8-20
ばいすくるのソネット- umineko自由詩9*05-8-16
ガーベラの眠るまち- umineko自由詩10*05-8-13
コンビニ花火を買いにいこうか- umineko自由詩7+*05-8-10
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