目玉焼きの黄身が箸から崩れ落ち
食卓からも外れて床に落ち
砕け散った
バラバラのきみを
拾い集めては捨て
床の汚れを拭い取る
そして再び橋に向い
目玉の白目だけを食べ終わると
味気ない ....
タイムマシンに乗って同じ過ち この夜の向こう

蒼白い悲しみに凪いだ街から

漂着した片言に縁どられ

幽かに像をなす空白

難破した夢

偽りという救命胴衣を着けずに

真実という黄金を抱いたまま

 ....
若林さんのおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
朝食- ただのみ ...自由詩20+*13-5-4
タイムマシンに乗って同じ過ち- 北大路京 ...自由詩1913-5-1
漂着物- ただのみ ...自由詩18*13-4-26

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