黒マントを被って歩く人種がいたっていい
目標なんて持たないでいい
出来ない事で苦しむのなら
いっそ放棄すればいい
精神病からの回復、
リストラからの社会復帰、
ホームレスからの生還、
負 ....
妖精を やぶ蚊と思って 退治する あなたの手には 何が見えるの あっちょんぶりけ

ハムサンドだと思ったらハムちゃんズかじってごめんいたかったでしょ(と思って) 最果タヒ

ファイルする ....
今日
普段取れない
有給休暇をとって
いつも決まった時間に
通っている
駅に近い喫茶店の
二階のシートに座った

私は考えを追っている
最高気温九度 降水確率二十%
駅の隅に一匹の ....
空中に放り投げたる自転車の車輪の下の花びらが好き


背景として描かれる枯野にてかんざし拾うそれはゆうやけ


水没す古代遺跡の燭台にふたたび炎が灯る邂逅


風邪薬ばらまく園児裏山 ....
ホッチキスの針よ
俺の兵隊となれ
兵隊となり武器を持て
突撃
そして発射
せよレトロ光線
七十年代のビビビ
人間万事バンジージャンプ
ロープをつけずに
ジャンプした俺の恋人
ば ....
その頃
ぼくらといえば
美しい霜のうえを
自転車で完璧な曲線を
描きながら
ふるえる独奏者としての
ふるえるりんごの夕陽のことばを
所有してました
複雑なぼくらのようなわたしたちの
 ....
ぷりりんとチョコの入れ物売っているフォークの先に突き刺さる月

ヴァイオレットきみの口笛残酷に金魚のエサは二粒三粒

鍵盤は白黒白黒白白黒カレーライスに蜂蜜入れる?

ふざけてるふざけてる ....
言いかけてやめた、だって空白に値しない面倒くさい怠惰
かさかさの親指で丸め込んで
言いたいことはないと言いたいらしい君は
別に、綺麗でもない、
生きてるってほどでもない感じ
ひどいなぁ
と ....
とある屋台に座ると
目録には
 ラーメン
 日本酒
 ビール
そういったものの他に
 月
があって

「この月はなんですか」
と聞いたら
真っ黒などんぶりに
水を並々とそそがれ ....
じじつ、
こよみのうえで
生き返ってしまう
完熟メトロは、
じゆう(ふわらいどう)
mice of us の 一切放棄した
皮ベルト…ラジコン…ベルトコンベア…ラジオード…
それらはそこ ....
何もしてねぇよ。何もしてねぇ。
何も知らないし、全て終わった事だよ。
だから、お前等には関係の無い事だ。


***
あのなぁ、私妊娠してもうてん。
あのボケの子供、妊娠してもうてん。二 ....
まいたたかこがすとろぼいらに

ふらっと揺れてひゅるるるぅー
キョー司法試験の合否のツーチガー
雨が降りやがったせいで道はひどくんぬかるんでやがり
タマゴサンダルいただきまー
ダー楽し
 ....
うさぎは
「じぶんが
あいされていない」と
かんがえたので
みずうみに
みを
ひたしました

つぎのひ
ぽっかりとうかんだ
うさぎのからだをみた
どうぶつたちは
このようにしゃ ....
ネオン
揺れる
艶やかな
ヒカリ

霧雨

降り積もる
湿やかに
包む
まぶたの縁
冷たい
指先
触れる

濡れる
アスファルト弾く
滲む
境界線
歪む

 ....
バ ス 停 で 誰 を 待 つ の か 時 刻 表


ダ ム の 底   校 舎 の 上 を 泳 ぐ 魚 


婚 姻 の 日 も 沈 み ゆ く 夕 日 か な 


ふ ....
(TOXICを頭の中で♪しながら)

俺はトラックの運転手なのだ
俺は骨の髄まで運転手なのだ
居眠り運転してても目的地に着いてしまうのだ
これは本当のことなのだ
そんな調子で大きい事故もや ....
待ち合わせの時間まで
僕は地下街の書店で時間を潰すことにした
詩集のコーナーで数少ない詩集を二、三冊めくってみたが
どれもこれもピンとこなくて他のコーナーにある書籍も
黙りこくったまま ....
灰暗い店に立ち込める匂い
ビールとカクテルが笑い出す
煙草の煙は七色に泳ぎ
そうして私たちは手を
神が不在の夜
その間隙をぬって
あくまでも地上的な硬い何かが
天上の淡い光を覆い隠す
その時
人びとの喉はゆっくりと絞められ
背徳の快楽に意味のない言葉が虚空にばらまかれる
昔日の絵の中 ....
みじんと鳴って落ちる月
高い梢にキタキツネ
朝露の
濡れる重さに耐えていた

非体験の罪状は
朝日の中でも暴かれて
憎々しげに現れる
認否を迫る百済の観音
内蔵する
輪廻 ....
よごれっちまったかなしみなんて
そんなもんまだ書くつもりかい
でっちあげなよでたらめ書けよ
あんたはあんたを信じなさいよ
それができなきゃあたしは知らん
勝手にやんな好きに嘆きな
あたしゃ ....
一気に見た物語に
夜中のわたしはすっぽりくるまります
にゃあんにゃあんと泣きたい気分
全身でなにかを目覚めさせたい気分
全身だけで終わりを見たい気分

お昼寝の途中で
いきなり体が震える ....
舞台の上
寺男と教会女
つっこむ警官A
通りすがりの主婦A
その主婦を追いかける主婦B

観客席
拍手する客AからZ
眠る客AからZ
激しく相づちをうつB1
その他 202人

 ....
真夜中の詩人が歩き出す
まだ眠らないのは
月も星も眩しいから
銀色の煙が美味しいから

愛だとか傷痕だとか
嘲笑を抱えて孤独を彩る
真夜中の詩人が歩き出す

聞こえているか?この詩が ....
  冬の木漏れ日の中で懐かしい歌を聴きました
  懐かしくてももう泣けない自分がいました
  それが寂しくてそっと瞳を閉じました
  太陽が淡く輝いた冬の日のことです


  太陽 ....
5/1
つないだ手
---------------
柔らかいな、と思った瞬間、眠りに落ちるときのやさしい倦怠が静かにあふれた。
ふわり親指から。




5/2
だ ....
【1丁目】
 日が昇る前の朝5時半、自転車で坂道をのぼる。買ったときは黒くて、今は灰色になってる自転車。本当は余裕の表情で坂道をきりぬけたいけれど、ハンドボールの選手をやめてから2年たってしまった足 ....
  青森県小泊村で道は終わっていた
  その先は新道だった
  未舗装の砂利道だった
  通行止めの門扉があった
  ぼくは門扉の脇の
  細い抜け道を
  バイクをおして
  中 ....
私は大腿骨である
私は頸骨である
私は肩胛骨であり鎖骨であり肋骨であり
胸骨であり恥骨である

私は横紋筋と平滑筋である
私は繊維質の束である

私は気嚢であり胃腸であり  ....
兄は崖ましたに見ゆる睫毛越し美意識以前の黒髪を抱く


弟が洪水前夜飲んだ水うしなわれてゆくものがけだるい


姉をさらえば十億年弥勒に届かぬ短き長さ噛み砕く


妹の髪梳く流れ見て ....
たいにぃぼいすさんのおすすめリスト(111)
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