たまの休みに猫と相撲をとる自由

恐竜も出演前の薄化粧

リアリティ短歌の巨匠におしえられ

猫じゃらし遊んで暮らす迷い人

不可解を不可解にする朝メール

蠅が飛びふと習性で追い ....
夏休み最後の日曜日
娘達を連れて出掛けた『ツタンカーメン展』                          

それまで静かに私の後をついて来ていた下の娘が
王妃の小像の前で時突然口を開い ....
想像してごらん
額に猫を載せて歩いてゆく人を

想像してごらん
通りを横切る犬の大きな糞を

想像してごらん
派手なミニスカートをはいた金持ちの貴婦人を

想像してごらん
パレード ....
ふわふわの毛布に
くるまって寝ると
夜の間に地球は冷えていき
私は
発熱する生き物になっていた

産み落とされた卵は
人生を優しく促されるように
あたためられ
私の ひよこは知る
 ....
指でなぞる雲

指先から放たれる感覚は

自由自在に空を飛ぶ鳥のよう

ひゅいと懐かしい風が吹く

雲をなぞったように眉毛をなぞり

瞼を閉じれば暖かい光が

残像を呼び起こし ....
闇がやってくる
やがて
海と空の境界線をうやむやにする
闇がやってくる

完全なる闇の中で
闇を知ることはできない

闇を知ることは簡単だ
ぼんやりとでも
灯りをともせばいい

 ....
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小学生になった子供の頃
よく新聞に挟まれてくるチラシの裏に地下世界を書いた。

それは壮大な地図で
地上世界の下にもう一つの世界が ....
隣人に余計な気を使ってもらいたくないから
なんて気を使いひとり忍んで居酒屋に逃げ込んで来たというのに
こちらも気を使ってかまって来てくれるのマスターのやさしさ実は暑苦しく鬱陶しい
でもその気遣い ....
窓をあけて空気の入れかえ

皮膚が鳴り鳴りさざめく鳥肌

気持ち良い季節の始まり

けれどもすぐ隣が

美味しくて評判の中華屋さんだから

新鮮な空気と一緒に

香ばしい匂いも ....
わたしが嫌いなもの
むやみに相手のせいにして
自分は何をやっても許されるという考え

右も左も関係ない

何かというと
「日本の軍国主義化」などと言われるが
第二次世界大戦の頃の日本に ....
光がないから
影もない
のっぺらぼうの空気の
暗闇

夜の住人の
かわいた息
脳天のおくを這う
黒い質感

夜のからだを
闇にあずけて
優しさと厳しさが
混交する

 ....
雨が降り湿気の匂い広がって重く感じてしまう恋心

集まって今年最後の花火する燃え尽きるたび夏が遠のく

日曜日お洒落な通り「恋の街」名付けた君は僕の恋人

太陽の大きな愛に救われるネ ....
 「木の物語」

きょうもまた
あの木のてっぺんにいる
あれは多分ぼくだ
ぼくの知らないぼくがいる

忘れていたのかもしれない
ぼくがすっかり忘れていたぼくがいる
だから懐かしい
 ....
もくもくと

香ばしい

秋刀魚の焼く匂い

くんくんと

昨日の秋刀魚は美味しかったねぇと

家族が昨日の夕飯楽しそう

もう秋だね

うんそうだね

優しい匂いが私 ....
政争を清掃したい総選挙

いっそのこと水曜どうでしょうを党名に

迷走を瞑想している居眠り議員

お互いを先生と呼ぶ別世界

復興の名前に隠れ無駄遣い

国の首締めても官僚生きてゆ ....
花は成長すると
笑う
花びらをいっぱい広げて
笑う


人はそれをみて
きれいだなぁーと
笑う

落ち込んでいる人
泣いてる人
苦しんでる人
大切な人と歩く人
寂しそうに歩 ....
気づくと
無意識に祈っている

例えば
エンドレステープのように流れる
交通事故のニュースを見れば
家族の交通安全を祈り
遠い国で
爆撃によって命を落とす人がいるニュースを見れば
平 ....
【白山羊さんからのお手紙は お歌でした】

うそみたいに お日さんが 輝いて
こんな風に ひかりが満ちると
にこやかな音楽の先生のタクトの間の
まるくて すくない言葉を合図に
あな ....
昼下がりのファミレス

奥まったテーブル席
初老の婦人が
ぽつんと一人
一人 ナポリタンの遅い昼食

ゆっくりと彼女は
飲み放題のコーヒーを
啜る
そして 静かな店内に目をやる
 ....
浴室にこおろぎがいた

おまえ、どこから入ってきた?
こんなところにいたら
いずれ泡にまみれて死んでしまうよ
ここは地獄のお湯屋だよ
どこの世界にも
ちゃんと生きているつもりでも
なぜ ....
青々とした芝生

白いペンキの塗られた木造の教会
用も無いのに入り込み
環状六号線沿
歩道との間の
緑の生け垣を越え
仰向けに寝そべる

僕の視界には青い空しか見えない
誰も遮らな ....
空はいつも私たちをみてる

空はどこにでもある遠くにいる人と繋いでくれる

空は世界中を繋いでいる
「風と」         木の若芽

すっかり風を体に染み込ませて
髪は風になぶられるまま

強い風 花の香りは飛び散ってしまうけど
くすのきの香りは渦巻いてたちこめている

いたずら ....
ラッキーチャンスでストライク。
懸賞の白くてでかい車がまんまと当たってしまってさ。ここで一生分の運を使い果たした、なんて言い方あるけどあながち間違いじゃないかもね、こういうの。
必要書類にサイ ....
紀州のとある工場。
「あんたはいつも口を酸っぱくしてるだけで部下をソフトに包み込む優しさに欠けているんじゃ〜」

ウメは内側に芯のある男だったが同時に叩かれたら簡単に潰れてしまうデリケートな ....
ざらめと水を鍋に入れ
山盛りスライス新生姜
ライム、シナモン、鷹の爪
ドライな気分を最後に入れて
10分茹でたら出来上がり

市販ものなんかじゃ絶対出せない後引く辛さ
水割り、お湯割 ....
ソプラノ音で歌う
夜を終えた 星屑たち

まつげの上で弾ける ガラス細工の雫

今日は休日
有意義に 駆け上る

憂鬱の思想の休日
テレビを見て笑える スイッチが押される

 そ ....
所属先は 大地が第一

かかとの磁石が離さない絶対愛

愛されつつも翼を求める可能性

透明 素直に埃を煌かせる 酸素の自由名「空」


居場所は 命の中

生まれた時から 上が ....
正義は正義の邦から来る

勝つ結末に途中何度も負ける運命を背負い
追い風の助けを狩り
刃むき出しに太陽と繋がる笑みを魅せる

正義は正義の邦のやり方しか知らない

我流通じず
現状に ....
折り紙
あなたは何を折りますか?
折り鶴
空へ飛ばしませんか?

紙を折れば線がつく
たとえば人生が一枚の紙であったなら
線の数を讃え合いましょう

紙を広げれば最初からやり直せる
 ....
侔義さんのおすすめリスト(37)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
お休み川柳- 梅昆布茶川柳612-10-15
ツタンカーメン展と娘- 夏美かを ...自由詩18*12-10-11
想像してごらんイマジンをージョンの誕生日によせて- ……とあ ...自由詩18*12-10-10
夜に卵をあたためて- そらの珊 ...自由詩10*12-10-10
すじ雲- 灰泥軽茶自由詩13*12-10-9
夜光虫- そらの珊 ...自由詩17*12-10-6
地下世界の大地図__/_鉛筆を握りしめて- beebee自由詩29*12-10-1
澤乃井- マクベス自由詩112-9-25
空気の入れかえ- 灰泥軽茶自由詩5*12-9-25
Right_&_Peace- 眠り羊自由詩112-9-25
夜に住む人- シホ.N自由詩4*12-9-25
恋心- 夏川ゆう短歌112-9-24
ものがたり- yo-yo自由詩712-9-24
もう秋だね- 灰泥軽茶自由詩6*12-9-24
へっぽこ川柳- 梅昆布茶川柳412-9-23
- スマイル ...自由詩412-9-22
みたまに- そらの珊 ...自由詩17*12-9-20
白山羊さんからのお手紙は_お歌でした- るるりら自由詩22*12-9-19
ファミレスの孤独- ……とあ ...自由詩19*12-9-13
こおろぎ- そらの珊 ...自由詩2612-9-12
夏ーエスキース- ……とあ ...自由詩8*12-9-6
- スマイル ...自由詩4*12-8-16
風と- 木の若芽自由詩212-8-8
バン- マクベス自由詩112-7-8
ウメ- マクベス自由詩112-7-3
ジンジャー- マクベス携帯写真+ ...1*12-6-29
休日- 朝焼彩茜 ...自由詩6*12-4-13
所属先- 朝焼彩茜 ...自由詩7*12-3-24
正義の背中をおす- 朝焼彩茜 ...自由詩2*12-3-23
折り紙- そらの珊 ...自由詩11*11-11-30

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