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この雨が四十一度であったなら裸にシャボン蛙はうだる

いたるところにまち針をしるしておけば明日はそこから

淡い虹ふりむけばもう消え失せてことごとく逝く春も逝く

下敷きに静電気下書きに尖 ....
ハイヒールひとつぶんだけ空高くわたしは結句さがしています

かたぐるまされてみたいなかたぐるまかるいっていいなよすぎるな

昨晩の雨はもうすでに誰かの雨でございます

ピアニカを初めて開け ....
猫のヒゲふるわせてとおるやんちゃな風の春

春の音木の芽の薫り日向に干したせんべい蒲団

いいことがあったのよと三度目の電話僕にはないけど

分解された春をまた組み上げるそんな季節のちから ....
もう誰も飼ってないのに猫は自分の首輪をはずせない

猫がいる 怒りもせずに泣きもせず人のいない村で猫が生きている
値札見ず成城石井で買い物ができるぐらいの大物になれ アンパンマン、カレーパンマン、食パンマン、きみの笑顔で元気100倍



幼児向け番組の歌すらすらと歌い踊れる母一年生



せがまれて背に子を乗せて馬になり三往復目で寝息きこ ....
    あのひとの吐息はいつも菫です溶けゆく雪の儚さうつし


    この想い雪花に告げて溶けてゆく好きでした、あぁ好きです今も


    せつなさを櫛で梳かして目をふ ....
もしもとか架空の話はしたくない今のわたしがいなくなるから



カレンダー千切っても過去は消えないよ未来だけがそこにはあるんだ



意味のない言葉ならべて意味つくるそんな毎日送ってお ....
不完全な春に花を盗もうと今から用意している

星が堕ちても拾わないで誰のものでもないのだから

約束って悲しい響き裏切りを孕んでいるから

一足飛びに人生を俯瞰してでも今が好きなんだごめん ....
うっかりとすずめの焼き鳥食べてから雀の顔を直視してない

何年も開けられてない旅行カバンとんでもないうっかりが出てきそうで

ガソリンいれるとこなんで開けっ放しなん? 娘の指摘にうろたえて あ ....
元カノと比べてしまう笑顔とか脊髄反射で駄洒落言うとか 駅前でギター弾いてる兄ちゃんは終電の前サライを唄う 冬景色 北国生まれじゃないけれど懐かしいわぁ今日は湯豆腐

かつをぶし削って薫る郷愁は年経るごとに熟成します

水仙をたどれば春はつながるよ ふるさとの土 温かい風

手作りの竹馬結局乗れ ....
  チョキチョキと切り抜いたのは嘘泣きです天使の羽と切れないハサミ

   
  足の裏さみしい沼を飼っている思い出喰らい泣いては縮む


  夜が降るきのうも降った今夜もね、 ....
一生で1番君を笑わせる男が僕でありますように 牛丼を食べてからしか寿司屋には連れて行ってはもらえぬ我が家 百舌鳥を真似さんざんモノマネ披露して自分の声を忘れたシャウト そらを飛んだ夢を見た
僕は足のない回転木馬

南京錠を閉め忘れたまま
春の沙漠を放浪している

木の芽の匂い持ち歩くための
ポケットのある素敵な上着

おたまじゃくしを捕まえたら
 ....
君となら濡れてゆきたい夜だから折り畳み傘眠らせたまま     風見鶏、青磁のそらにはばたけば南へ向かいひたすらに飛ぶ


    あいうえおあなたにどれを贈ろうか曲がりくねったひらがな愛し


    過ぎてゆく明日が今日を追い越 ....
焼き芋の包まれている新聞紙かすかなインクの匂いも食す

くくられた新聞紙の椅子の上あごひげという名の猫がくつろぐ

ちぎられて水にひたさればらまかまれほこりにまみれて新聞紙逝く

世の中の ....
世界一バカなあたしを受け入れて世界で二番のバカになって アイドルの水着写真を見るたびに君がゴメンと謝って夏  木枯らしがいろどり集めさらいます頬を伝うは無色な涙


 秋だから人恋しくて鍋に浮く豆腐のようにゆらいで誘う


 街中をクレヨンで塗り準備する赤もいいけどここは黄色で


 ....
しなしななのに なんという瑞々しさよ 冬のほうれん草 おひたしの濃緑よ 言い訳にならぬコトバに頷いてデコボコの月丸くしていく おばあちゃんの猫はおばあちゃんの匂い 猫のおばあちゃんがいなくなっても

おぬし 忍びの末裔であるな 足音もたてずに猫が来る

どんなに寒い夜でも おまえだけは温かいゆたんぽ

ねずみがい ....
音という大きなくくりのなかにいて 君の声だけ特別でした

もふもふとやわくてぬくい善きものがしっぽで返事 猫の縁側

履いてから捨てると決めた靴下をなぜだか今日も洗濯している

卵からひよ ....
しゃけたらこ おにぎりばくだん投下するシンジゲートの朝は忙し

しみじみと昔の恋がよみがえるように便座に熱戻る朝

カシミアはさぞ美味しかろうよ 虫食いの穴に悪態を吐く

秋空の雲の流れる ....
立秋を遅いシャッタースピードでとらえて君のバックに夜景
夏美かをるさんの短歌おすすめリスト(107)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
パーソナルレイン- そらの珊 ...短歌9*14-5-26
雨の消息- そらの珊 ...短歌8*14-5-21
猫のひげと春- 梅昆布茶短歌1014-3-15
猫が生きている- そらの珊 ...短歌11*14-3-11
値札見ず成城石井で買い物ができるぐらいの大物になれ- 北大路京 ...短歌114-3-10
背に子- 小原あき短歌3*14-3-6
雪どけ- 石田とわ短歌11*14-3-5
加湿器に涙- 小原あき短歌3*14-3-5
不完全な春- 梅昆布茶短歌1014-2-28
うっかり- そらの珊 ...短歌7*14-2-22
元カノと比べてしまう笑顔とか脊髄反射で駄洒落言うとか- 北大路京 ...短歌414-2-17
駅前でギター弾いてる兄ちゃんは終電の前サライを唄う- 北大路京 ...短歌614-2-14
郷愁- そらの珊 ...短歌11*14-2-6
かなしいほどに- 石田とわ短歌13*14-2-5
一生で1番君を笑わせる男が僕でありますように- 北大路京 ...短歌814-2-3
牛丼を食べてからしか寿司屋には連れて行ってはもらえぬ我が家- 北大路京 ...短歌214-1-31
百舌鳥を真似さんざんモノマネ披露して自分の声を忘れたシャウト- 北大路京 ...短歌414-1-23
春の回転木馬- 梅昆布茶短歌1214-1-21
君となら濡れてゆきたい夜だから折り畳み傘眠らせたまま- 北大路京 ...短歌814-1-19
ひたすら- 石田とわ短歌15*14-1-14
新聞紙- そらの珊 ...短歌1314-1-10
世界一バカなあたしを受け入れて世界で二番のバカになって- 北大路京 ...短歌414-1-1
アイドルの水着写真を見るたびに君がゴメンと謝って夏- 北大路京 ...短歌413-12-21
アイスクリームな夜- 石田とわ短歌16*13-11-30
しなしな(自由律)- そらの珊 ...短歌9*13-11-20
言い訳にならぬコトバに頷いてデコボコの月丸くしていく- 北大路京 ...短歌813-11-19
猫や_猫(自由律)- そらの珊 ...短歌1513-11-11
少し幸せになるおまじない- そらの珊 ...短歌1013-11-9
めいぷる- そらの珊 ...短歌1113-11-7
立秋を遅いシャッタースピードでとらえて君のバックに夜景- 北大路京 ...短歌313-11-5

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