すべてのおすすめ
飛べ

たとえ行き先が分からなくとも
着地地点が見えなくても
いまここに求めるものがないのなら

飛べ

逃げるんじゃない
避けるんじゃない
新たに挑戦するために


飛べ
 ....
もうカーテンは暖かいよ

朝の日差しは
ひっきりなしにカーテンを暖めてるから
カーテンは暖かいよ

カーテンをさわってごらん
とっても暖かいから

暖かいカーテンは
冷たい指に ....
昨晩コンビニで釣銭の小銭を寄付をした時
店員さんに「ありがとうございます。」と言われて
少し気分が良くなった
この気持ち一体なんだ




もし
僕が宝くじが当たって何億円も手に入れ ....
1号車に乗っているあなたを
僕は追いかけることができなかった
すぐにホームは終わって
ホームの端っこで呆然と見送るしかなかった

もしあなたが16号車に乗っていたら
息が切れて走れなくなる ....
  開き箪笥の蝶番がこわれたの

そう言えば10年前にもこわれたな
  
  今度は違う蝶番

貧しかった頃に買った
安価な開き箪笥の蝶番は
僕たち家族の生活を
ささやかながら支えて ....
入社一年に満たない
まだ未成年の君が
機械に上半身を突っ込んで
型替えを行っている姿を見ていて思う
もう一人前のオペレーターなんだ

ちょっと前までは怪我しないか
とても心配だったけ ....
ひかりがインフルエンザにかかったの
パパにうつるといけないから
週末は帰ってこないでね
ママは感染覚悟の臨戦態勢準備完了よ

そうか わかったよ

ひかりが好きな 
とろアジと
 ....
探した言葉は
たくさんあるのに
今となっては
頭の中に
その痕跡すらない

忘れたわけではない
はじめから記憶されていないのだ

私が探した言葉は
すでに
白い霧の中に紛れ
再 ....
寒い

たった今

布団乾燥機のプラグを握りしめたまま
目が覚めた

酩酊して
コンセントを探していて
力尽きた

おい
俺よ
この六畳の部屋で
遭難死するところだったじゃ ....
中3の時建国記念日に授業があった
社会科の先生が生徒を集めて行った
その中に僕もいた
授業は教科書を使わなかった
「神話は歴史じゃない」
と 先生は言った
突然
教頭が怒って教室に入って ....
丸1年間
給料なしで必死に働く有限会社の社長がいる
貯金を切り崩し 社員とその家族を守るために

「あと1年は石にかじり付いてもやる」
「真面目だけが私の取り得だ」

社員も彼を信じて必 ....
午前2時
風にのって同報無線が聞こえてくる

行方不明の方の情報が明かされる

パジャマ姿 86歳のおばあちゃん

念のため外へ出ると
パジャマではとても耐えられない寒さだ

そん ....
中学生になって
初めてコーヒーを飲んだ
僕はその3時間後から
コーヒーが大好きになった

コクや酸味の味わいや
鼻から抜ける香りを好きになるのは
それから3年程経ってから


コー ....
【 ユニゾン 】

人はなぜ歌う

その言葉を
伝え残すため
変わらぬ日々を願い
感謝と畏怖に斉唱する


【 フリジア旋法 】

ゴジラがくる

破壊によって目覚める怒り ....
風呂を楽しんでいて
ふと手のひらを見ると
こんもりした泡から毛が1本生えていた

おおっ! 
ついに新細胞発見かと思ったが 
そんなわけはない


偶然と
常識に捕らわれない若き科 ....
   私っぽい 
   と変換しようとしたら
   綿しっぽい 
   になったので 
   採用します


夢の中で元妻が
やっぱり子供をつくればよかった
と笑いながらいうので
 ....
おおっ
第一次反抗期

ショッピングモールのフードコートで
隣の坊やが
反抗してるしてる

どうやらコップをいたずらして
ママに叱られているらしい

「ダメでしょう!」

   ....
生来の無精が祟り
とうとうハンカチにアイロンをかけるのをやめました

アイロンをかけないハンカチはシワだらけです

アイロンをかけないハンカチは愛想がいいです

アイロンをかけないハンカ ....
歌詞のない歌を
歌うあなた

あなたが歌う
その歌に
言葉を添えたいと
言葉を紡ぐ

この想いは
熟れて落ちた
柿の果肉のように
足元に飛び散って
あなたに届けることは
もは ....
三半規管がサンバで踊る酔っ払いが
縁石上で
綱渡り

両手を広げお尻をフリフリ
綱渡り

街灯のスポットライトを浴びて
綱渡り

電柱に出会ったら
左手かけて
ターンで かわし ....
半年ぶりの実家はいつも通り
父は孫と はしゃぎ
母はセカセカと 動いている

ちょっと気になる
カレンダーと
冷蔵庫に貼られたメモ用紙の枚数が

カレンダーはもう日付がわからないくらい ....
サンタは日曜日もクレーンの玉掛けをする

 もうすぐクリスマスじゃけん
 ガンバラニャ

サンタは祝日もクレーンの玉掛けをする

 わしは大黒柱じゃけん

サンタは家族思い

  ....
散歩の時は
富士山が見える路地を探す

なんとなく
富士山にいつでも見られたい
気分で

今日は
いつもの しらす街道

生しらすは とてもおいしい

富士山はしらすを見ている

しらす達はすでに絶命 ....
僕がいるということは
何かが無いということ

つまり
僕の肌の色は三原色から
何かが欠けて表せる ようなこと

子供の時から
パレットで色を混ぜて描いていたじゃないか

三原色 ....
別れ際
もう一度
君の
爪先を愛撫した


 君は
 恥じらいながら
 美しく変形した爪先で
 二人の接線を示す
 弧を描く


曲が

 月の光から
 パスピエにかわ ....
宣井龍人さんのichirouさんおすすめリスト(55)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
飛べ- ichirou自由詩5*14-3-10
もうカーテンは暖かいよ- ichirou自由詩17*14-3-8
優越感の優しさと劣等感のやさしさ- ichirou自由詩7*14-3-8
1号車の思いなし- ichirou自由詩5*14-3-4
蝶番- ichirou自由詩10*14-2-28
まっすぐ伸びていく- ichirou自由詩7*14-2-24
きよしこのよる- ichirou自由詩7*14-2-22
白霧- ichirou携帯写真+ ...6*14-2-20
コンセント- ichirou自由詩10*14-2-13
今日はうれしい出勤日です- ichirou自由詩8*14-2-11
誠実でなければ守ることの意味がわからない- ichirou自由詩8*14-2-10
さまよえる黄昏- ichirou自由詩11*14-2-9
3時間後のドリップ- ichirou自由詩4+*14-2-9
地の響_芸能山城組_東ヨーロッパを歌う_を聴く- ichirou自由詩3*14-2-4
手のひら上のOBAQ細胞- ichirou自由詩2*14-1-30
綿しっぽい- ichirou自由詩10*14-1-26
がんばれ_坊や_がんばれ_ママ- ichirou自由詩7*14-1-19
ハンカチにアイロンをかけるのをやめました- ichirou自由詩6*14-1-17
ヴォカリーズ- ichirou自由詩6*14-1-12
綱渡り芸人から飛行機になって飛んでいく- ichirou自由詩6*14-1-11
メモ- ichirou自由詩16*14-1-4
玉掛けサンタ- ichirou自由詩11*13-12-22
しらす目線で富士山を見る- ichirou携帯写真+ ...5*13-12-17
僕がいるということは何かが無いということ- ichirou自由詩4*13-12-14
トゥシューズ- ichirou自由詩5*13-12-9

Home 戻る 最新へ
1 2 
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する