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現と擦れて詩が浮かび
境と接して死が浮かぶ
現も境ももう近しく
それなら詩と死と
しとしと濡れて
行ける処まで生きませう
現と境の溶けるまで
背負った重荷の露となるまで
背を正すこと、 ....
柔らかな陽射し、
惜しげなく降り注ぎ
光の道、
何処までも続く
世界はきらきら煌めいて
風がもう絶えず吹いている
ああなんていいんだろう!
この春日の緩やかな傾斜に沿って
ゆっ ....
すっかり日々は暖かくなり
桜もいよいよ開花間近
なのに私の心は鉛の様
不安と恐怖が波打って
奥底から沸き上がる
(昨夜は凶暴な悪夢に襲われ
汗みどろで目が覚めた)
すっかり日々は ....
宙空に
吊るされ
巨大な空虚が
肉身を引き裂こうと
している
足場は奪われ崩れ
奈落の底を眼前にし
私はそれでも
前へ前へと
自らに言う
不安と恐怖に
貫かれながら
もう駄目な ....
春うらら
光のどけき街を行けば
子供と老婆が手繋ぎ歩み
すれ違う人々微笑んで
命の讃歌を歌い出す
季節の巡り、宇宙の鼓動と同期して
静けさ 揺れる
春の雨、
光の空から
降り注ぎ
宇宙を回遊する言ノ葉たち
凝集しては時を刻み
思考の流れをこの界へ
屈曲しながら艶やかに
在る物、在る物、造形する
静けさ 奥 ....
ああ 春の匂いがする
ああ なんて孤独なんだろう
ああ ひたすらに歩み進む
命、息吹き
命、育ち
命、枯れ果て
底無き宇宙が開くもの
ああ なんて指先の温かい
ああ 春に湧 ....
薄暗い影の縁に
取り込まれて
居た、
なんだったかな
何処だったかな
宇宙の窪みに
休らって
然るべき場所に確保され
ふんわりと明るみ目覚めた
午前二時半
薄暗い影の縁に
わ ....
生牡蠣の緑は
内蔵のオー
真珠の淡いピンクは
皮膚のウー
冬の夜に吹き抜ける寒風は
頭蓋のアー
アー ウー オー
オー アー ウー
遠く遠い去る去り逃れる
憧れ懐かしい戦慄の
....
見渡す限りの地平線
垂直に立ち、歩む人
何処までも何処までも
肉を携え魂を生かし
意志の命ずるそのままに
今在る不思議に打ち震え
ひかり ひかり
青に 眩み
光 光
人は 歩む
ひかり ひかり
大地 廻り
光 光
人は 進む
ただあるがまま
ありのままに
この不安定を
巧みに乗りこなし
絶対未知の際へと至る
(薄明の稲妻と雷鳴は
常に不断にこのあばら家を襲い)
日一日を乗り越え乗り越え
見も知らぬ神 ....
ぶらんこぶらんこ
揺れている
風もないのに揺れている
ぶらんこぶらんこ
揺れている
誰もいないのに揺れている
ぶらんこぶらんこ
揺れている
言葉のとおりに揺れている
海が薄暗がりのなか
世界を満たす溶液のように
広がり
わたしは
裸で泳いでいく
貴女の不在を知りながら
貴女の声の余韻に包まれ
宛もなくただひたすらに
切断された記憶の奥へ
....
透明な雨が降り
冬の夜を静かに濡らし
私は宇宙の孤独に座る
神走る
跡を追う
ただ痕跡のみ
残す
見えぬものを
聴く言葉、掬う言ノ葉
散らす人
俺は流石に音を上げた
貴女の遠去かるスピードに
流れる石、意志、猪の
猪突猛進
速度増し
....
憧れが溢れて来るこの夜、
空間は全くの無音で
誰かの透明な吐息
遠くわたしが聴いている
純白の気
立ち上がる
動いていく底から
純白の声 木霊する
風は木の葉を散らし
人は言の葉散らし
瑠璃色の地球は
冴え冴えと
自我の意識の奥に座す
(光ひかり、光の輪)
人は ....
とっくに
日が暮れてしまった
今、正に
俺はこの白い部屋で孤独を貪る
完璧な自由
ハ
完全な孤独
冷える今宵に
エアコン壊れ
ますます真っ白に
ナッテイク
行き場なし
....
白い紙が浮き上がる
この静かな夜
孤独になり
孤独に孤独を塗り重ね
真っ白になる
真っ白になり
巨大な破壊音
脳髄に響き渡り
次々襲う音の洪水、
噴き出す粘性の音柱、
絶えず絶え間 ....
さささささっ
と
走る
すすすすすっ
と
消える
今ハ
静まり在るもの
森羅万象、
さささささっ
すすすすすっ
ハシル キエル
消え走る!
呑まれ飲んで
また呑まれ
....
開けた窓から雨の匂いが流れ込み
濡れていく遠い森のざわめき始めて
貴女の声は透明な水底に沈んでいく
名指され得ぬモノ
今刻々と
降っている降っている
*
獣の声、
響いていた
死者の声、
響いていた
師走も端に走りいき
年の瀬都会の大渋滞
怒涛の静けさ霊園墓地に
ほの ....
机の上の
真っ白な
紙に向かい
詩を書こうと
意識を集中していると
部屋の左側から
異様な冷気
立ち上がり
彼方の界が
現を圧して
滲み出す
部屋の外では
稲妻物凄く荒 ....
光の空、
いよいよ透明に青散らし
冬、深まる
深まる冬に
強い熱放つ、
太陽は天に貼り付いて
霊園に佇む墓石たち、
しづかしづか 白骨を打ち鳴らす
水を運ぶ両側で
一つの墓石 ....
夢の蝶、舞う
遠去かる
宇宙の縁に触れ 燃えあがり
忽然と消え また現れ
あらゆる現の美をよろめかせ
その軌跡のおぼろな輪郭を
響かせて 響かせて
降りていく
夜空の底へ
降りていく
瞼を閉じて
降りていく
やはらかなそこへ
そこなきそこへ
はらはらはらはら舞いながら
やさしいことのは散らしながら
降りていく
宇宙の底 ....
うじゃうじゃと
うじゃうじゃと
ことば湧く
わくわくと沸く
湧く沸くとわく
湧く沸く湧く沸く
ワクワク ト 鳴って!
くねってみようひねってみよう
やはらかに しなやかに
こ ....
無音の現に
頭突っ込む
頭呑まれて
言葉を捨てる
要らないんだ
要らないんだ
伝達言語、要りません
白壁囲う白い部屋に
伝達言語、要りません
壁を叩く
沈黙の壁叩く
壁な ....
書く、
打つ、
叩く 言葉
ひたすら
書く、
打つ、
叩く 言葉
朝方
酷くうなされ
幻のなか
さ迷い出た
便所に行っても
幻に包囲され
恐
の文字、
踊った
....
朝焼彩茜色さんのひだかたけしさんおすすめリスト
(85)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
walk・on_12
-
ひだかた ...
自由詩
11
19-4-1
春の讃歌
-
ひだかた ...
自由詩
6
19-3-24
walk・on_11(改訂)
-
ひだかた ...
自由詩
7*
19-3-20
walk・on_7_前へ前へ
-
ひだかた ...
自由詩
7
19-3-7
walk・on6_春の讃歌
-
ひだかた ...
自由詩
7
19-3-5
春の雨
-
ひだかた ...
自由詩
9
19-3-4
Walk・on_4_春の感慨
-
ひだかた ...
自由詩
7*
19-2-27
夢の底(改訂)
-
ひだかた ...
自由詩
6
19-2-24
宇ノ声(改訂)
-
ひだかた ...
自由詩
7
19-2-23
walk・on3
-
ひだかた ...
自由詩
5
19-2-19
walk・on
-
ひだかた ...
自由詩
5
19-2-17
来たる日に
-
ひだかた ...
自由詩
6*
19-2-11
ぶらんこ
-
ひだかた ...
自由詩
9*
19-2-7
欲動(改訂)
-
ひだかた ...
自由詩
5
19-1-20
推移2
-
ひだかた ...
自由詩
5
19-1-16
ト_なって14_元日の神々
-
ひだかた ...
自由詩
7*
19-1-2
夜の響き(改訂)
-
ひだかた ...
自由詩
5
18-12-29
ト_なって13__空無オン!
-
ひだかた ...
自由詩
4*
18-12-29
ト_なって12_孤独_
-
ひだかた ...
自由詩
5
18-12-28
ト_なって11_フルサトへ
-
ひだかた ...
自由詩
4
18-12-27
ト_なって10_飲む呑まれる
-
ひだかた ...
自由詩
3
18-12-24
推移
-
ひだかた ...
自由詩
10
18-12-23
ト_なって9_声へ
-
ひだかた ...
自由詩
5*
18-12-22
真っ白な紙
-
ひだかた ...
自由詩
6
18-12-19
師走の墓参
-
ひだかた ...
自由詩
8*
18-12-18
夢の蝶
-
ひだかた ...
自由詩
9*
18-12-17
降りていく(改訂)
-
ひだかた ...
自由詩
6*
18-12-16
ト_なって7_沸騰宇宙
-
ひだかた ...
自由詩
5*
18-12-16
ト_なって6_白い部屋にて(改訂)
-
ひだかた ...
自由詩
4*
18-12-15
ト_なって4_書く、打つ、叩く_
-
ひだかた ...
自由詩
5*
18-12-13
1
2
3
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