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虹色をきみにこぼした
そらを云うほどは見上げてなかったから
ことばが透明な箱の中とうとつにうまれた
星色の媒介をみおくる
海をきくほどは閉ざしていなかったから
瓶をゆらした琥珀のひか ....
なんで
けいたいなんか
できたんだろう
むかしはさ
こんなのなくても
つたえあえたんだよ
おもいだして
くれないだろか
ちいさながめんから
ひろがるせかい
ほしになったり
 ....
斑に摺れた焦茶の扉
煙を追いかけ
粗末なアルミホイルに燃え散らし
凍りついた静脈
漲る黒い太陽は
走馬燈のように
浮かんでは消える断続性に問いかけ
問いかけてはひろがる

陰 ....
うつくしいせかい
それは雨上がりの紫陽花が
ブローチのようにも見えた
あのひのきみ

うつくしいせかい
靴ひもをしばる指先に
生活へのかげり
夕方のきみよ

歩ける先には
 ....
満ち欠け体温に揺らぎ
天辺から途切れる
あなたのような電燈が
バチバチと胸を焦がし
歪んだ季節に羽化しました

明け方の冷たい窓外で
燐粉を降らせたデッサン
レースから特有の孤 ....
くらやみの中
また携帯のひかりだけだ
通りには車の行き交う音が
すこしだけきょうの反省のような音にきこえる
ふるえていた似ている夜のかおは
きみのぬくもりみたいに温かくはなくて
オ ....
ビイ玉のまるみには
ひろい海があった
王珠水の波にたゆたう
憧れがあった
退屈なリゾートは
檸檬かぜの詩を
憔悴の日だまりに届け


無声にて泣いていました
すこしふくざつ ....
相反する心情を瘠せた天秤に揺らし
語り始めの薬指が気だるいエレジーを集めた

訪れの春 もう10年も前だったか
遅れた控えめとセンテンスは
8年前には歪めながら
飲み干す牛乳瓶の翳 ....
白びかり記憶の母胎に孵り
廃絶したお前の空が瞳を覗き込む

空襲に焼け落ちたような是空
一呼吸遅れた廃艦のパヴァーヌは
憂愁を吐き出し
幾つもの波風を舌に絡めた

凍りつい ....
いしきとまる裏通りの星にふれ
かぜにひかりながら
まきあがった燐屑のポケット
スペースから既に世界は切り取られ
創傷な気圧はとても静かな私をうけいれた
しばらくの沈黙 またたき彩 ....
あなたを想いだす
その限りない閉鎖の表情で
おおきく柔らかな時間の傍ら
水桶に冷えた胡瓜のように
あなたはそこに在った

変わり逝く影象に飛び込むシソフレ二―
いのりは膨大に ....
淡い彗星到来
さわりぞら
沖網に掛かる
幾千の廃絶が決心を垂らす

鉱石の連鎖
明滅の香澄
二重のIラインが
悲しく咽び濡れ

散ったのはいつだ
散るのはいまだ

微 ....
Lily Philiaさんのキメラさんおすすめリスト(72)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
リリィ- キメラ自由詩606-10-20
しょうじょめしべ- キメラ自由詩406-10-19
白い肖像- キメラ自由詩406-10-17
うつくしいせかい- キメラ自由詩306-10-16
めぐりあい- キメラ自由詩206-10-15
あまやどりの停留- キメラ自由詩306-10-13
夜の行列- キメラ自由詩306-10-12
永遠- キメラ自由詩406-10-11
メモリーズ- キメラ自由詩406-10-10
童心- キメラ自由詩406-10-9
ムーンライト- キメラ自由詩506-10-8
恋人- キメラ自由詩606-10-7

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