あるかなきかの
かすかな身じろぎに
あるいは
とりとめのない
呼吸の満ち引きに
歩幅を合わせる
小さな宇宙の
無限のひろがりを浮遊する
みる、でもなく
わかる、でもなく
ただ感 ....
ほいと 見知らぬ人から
土のついた球根をもらった夜
その人の 笑顔が こだわりのなさが
他人の私に わたされた 球根が
わたしの夜を あたためる
昼間と違い雨が降 ....
水面を 滑る 妖精は
しいろい 小波の 輪を飛ばす
「汝 負い目は ありますか
わたしは ないから たらららら」
月光 影絵 四肢乱舞
無作為 イイエ 前衛よ
「知らない ことは 罪 ....
来ない
夢の中のお話
*
大工の父親と過保護な母親のもとで
昭和のもやしっことして育ち
筋骨隆々な親父とくらべ
まるでビッケのような様子で
いや ビッケから勇気と ....
ばりばり書いたばりばり
「ざんねんながらその話
すでに書かれたものなのです」
ばりばり書いたばりばり
「失礼を承知で申します
あまり面白くありません……」
....
{引用= 悲しみを一匹の鼠と錯覚していた正午に、
石から石へと移ってゆく影こそが私なので
あった。落葉が、古くなってしまった楽譜
のようにぺらぺらと捲れてゆくときに、ゾ
....
おさないひと
その頬に
くちびるで 触れたなら
きっと、たちまち酸化して
朽ちてしまう
あなた、おさなさゆえに
ゆうべ
三時を過ぎた頃
辻々を葬列が通ったのを
お聞きになりましたか
気の早い病葉がかさかさと
先導僧の笏杖に道を払われ
仕舞い残しの風鈴がひと時
うるさく鳴らされたのを?
西洋で ....
ぼくに見えてる"青"と、あの娘に見えてる"青"は、"同じ青"だろうか?
幼いころや思シュン期にそんなことをぼんやりと考えたことのある人は ....
照留セレンさんのおすすめリスト
(9)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ちっちゃいもの倶楽部
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佐野権太
自由詩
7*
11-10-26
坦懐
-
るるりら
自由詩
20*
11-10-22
月の踊り子
-
雪路
自由詩
2
11-10-13
来ない
-
AB(な ...
自由詩
5*
11-10-12
創作
-
メチター ...
自由詩
10*
11-10-10
私へのコラージュ
-
草野春心
自由詩
4*
11-10-8
おさないひと
-
つみき
自由詩
3
11-10-5
死霊の夜
-
salco
自由詩
8*
11-10-1
なあ、ところで信号機のどの色が青だっけ?(交差点に差しかかる ...
-
ツ
散文(批評 ...
4*
11-9-16