二進数のボールペンを壁に突き刺して男は唸り続けていた。
 網笠を被り書こうとした想い人の名を「まままままままままままままま」で消し去る。漆喰の、ユーラシア、ベツヘレムが蜃気楼する。吐息は荒くはない ....
 鍋に水を張って、冷蔵庫で体育座りしたまま眠っていた彼女を沈めて、煙草に火をつけた。彼女の、絶対に笑うことのない冷徹な唇が好きだった。肌はミルクとピンクソーダがマーブルに渦巻いていて、まるで雨の日の窓 ....  何度か言っているが、以前からストーリーや、作者が意識した情景、心象を伝えようとする詩に魅力を一切感じなかった。もちろんそういう詩が全て嫌いだというわけではない。題材として用いられている分には全く気に ....
paeanさんのおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
砂壁赤色矮星- 自由詩111-7-19
ピーアイエヌケー- 魚屋スイ ...自由詩611-7-7
「反逆する読者」宣言- KETIPA散文(批評 ...10+*10-6-13

Home