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いやおうなく そめゆくのです あかくあかく あなたのなかの 薔薇のぶぶんが

あたしのこと かなしいもののしょうちょうと おもわないでよと 菊がいいます

せんせんせんげつにさいてた桜のき、き ....
歩き出す 30分で寝るために回り続けた扇風機まで

売春で出会った君が好きだったロイズのチョコを噛んだりしてる

今一度死んでもいいというような気分で英語の授業を受ける

明日の朝、起きら ....
カ ン パ ネ ラ  君 の 骨 な ら 返 さ な い 。

殺 し 合 う に は 低 す ぎ る 空 。
包帯の白い左手{ルビ空=くう}を切る もいちど翔んでみせようか? そら  沈黙の闇に寝そべり

 ああ此処も

 宇宙のどこかと

 耳を澄ませる
海までの八号線はいつも夏 湿った空気と寂しい人魚 遅れます 見なくてもわかる写メなんか送ってくんなら死ぬ気で走れ

重ね着もいいけどブラはしてきてよ乳首かキミか迷う初夏です

立ち並ぶビルに出社のキミよりも 今、声をかけてきたヒトの勝ち
 ....
わがうたは闇にあまねくある星のいまはほろびし宴のなごり

この酒を忘れてならぬ痛みさえ癒されゆくをかなしむひとと

寂々とさくらしべふる宵闇にただのみかわし酔いどれていた
嬉々として初夏の陽気を真似てまで我が玉肌を見たいか春よ 空寒み ぽっぽとこぼれる 白い息 春への汽車が 出発進行 粉雪に考えなしに見上げ空想い馳せるはアフリカの夜

画面上雪だるま型のアイコンに征服されゆき眠気はとれず

ハイウェイに動揺する街ダンスフロア肩をすくめて襟を立てます

濡れましたマフラー ....
はじめてのくちづけ熱くこの天も地も知ろしめさせ響け和音よ

こまぎれの短歌かたかた細切れのねぇねぇそれは美味しいですか

死者誤入されて冥土もこの世にも居場所がなくて北風となる

さぁ ....
なんとなく後ろめたしと思へども夜に備えて眠る日盛り

働くも働かざるも自由なり君に逢ひゆく自由なしとて

ロボットの腕は緻密に動きゐてその暖かき体温あはれ

深夜0時冷たく硬き弁当を昼飯と ....
 
親友の孕み女となる便り花舞い散るはいつも奇跡だ
 
レンギョウの黄に向日葵を想いけり みどり児生まれくるとふその日を
 
さくら花おもたく露を含ませて我にこそ宿れめ我にこそ宿れめ
 
 ....
  

  放課後の静まりかえった女子トイレ金魚が一つ産み落とされる

  揺れ動く尾びれ背びれに滲む跡肢体をつたう金魚群

  奔放に泳ぎまわるや体内の水槽覗き金魚と目が合う

   ....
色褪せしカエルの背をなでやりつ人差し指はものひきつらす

日暮れれば花弁を閉ぢる花と知らず植ゑてよりわが昼は呪はれ

土くさき夜気につつまれ甦る記憶くるしくのびる根のごと

街路樹の根の垂 ....
一束の薔薇を奪ひし通り魔の手にぎちぎちと青き棘立つ

花を剪るしあわせな朝よそおひて茨に髪をからめとられつ

「ともしび」と「かなしみ」似たり真夜中の明るき窓の下に黄の薔薇

にくしみを誘 ....
わが歌は毒虫の背に投げられし赤く冷たき林檎のひとつ

階段の踊り場に立つあのひとの胸に抱かれてゐるオドラデク

かの城の地下奥津城の牢獄に我あり愛し君を待ちつつ

流刑地に落ちゆく君の背に ....
本木はじめさんの短歌おすすめリスト(318)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
はないろのよる- miky短歌604-7-3
回り続けた扇風機- ピッピ短歌18*04-7-3
供_花- 有邑空玖短歌11*04-6-26
空白- 有邑空玖短歌5*04-6-8
沈黙- 松本 涼短歌11*04-6-5
海へ- 有邑空玖短歌6*04-6-4
駅前広場五月吉日- yozo短歌404-5-13
さくらしべふる宵闇に- みつべえ短歌304-4-16
半袖- 和泉 輪短歌1004-4-11
出発進行- 春日野佐 ...短歌8*04-2-20
スノーナイト- nm6短歌204-1-18
天と地の狭間にて- 白糸雅樹短歌503-11-8
夜勤即興詠- 佐々宝砂短歌603-9-22
向日葵によせて- 白糸雅樹短歌403-9-2
赤い月- 容子短歌1703-7-16
人差し指- 渦巻二三 ...短歌903-7-14
薔薇- 渦巻二三 ...短歌203-7-14
Kに贈る(百鬼歌集赤色版より)- 佐々宝砂短歌303-4-6

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