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いつのまにか

中心に据えられて

またいつのまにか

中心探しからは外されて

うん・・・・

ぼくは太陽のようだ

いや、太陽ほど影響力もないから

太陽の子供のようだ ....
最新鋭の望遠鏡でも見えないのは

大気の揺らぎのせいだった

この揺らぎを測定し補正した画像を

何万光年さきの世界としてぼくは見つめていた


街道にはところどころに鳥小屋があった ....
身ひとつで悩んでいる

可憐な花が逡巡している

体の調子を整えようか

発信音、着信音

花を喜ぶ顔を見ようか

可憐な花が逡巡している

身ひとつで悩んでいる


疲 ....
おばあちゃんが

広い歩道で立ち止まっている

休んでいる

キャスター付きの買物袋

それに手を預けてじっとしている

ぼくは遅い昼食をとりながら

目が離せないでいる

 ....
雨好きです

雨があがるように

死んでゆきたいと

うたった詩人は誰だったろう

雨があがるように

死んでゆけたのか

ぼくが死んだら聞いてみよう

雨好きです

 ....
予備校にはリフレッシュにとテニスコートがあった

そこで僕らはほぼ一日中ダブルスをした

コートの周りの新緑は日々その影を濃くしていった

予備校に似つかわしくない汗まみれの僕ら

6 ....
地球に月の影おちる

いつもは月に地球の影

いつものお返し月の影

地球に月の影おちる

月曜日

いまの宇宙の法則に

スナオにそれに従って

静かに黙って交差して
 ....
深夜のファミレスで会社批判に饒舌な若者をチラ見する

なんであいつがリーダーやねん?

そいつが文句言わんと会社続けてるから、会社もそいつにリーダーやって欲しいねん、給料もろて欲しいねん、
 ....
月や星が必死に輝いているのを初めて知った

駅から出ると月が雲を照らし星が輝いていた

タクシーで久しぶりに家に戻ると泥のように眠った

夢の中でもずっと月や星が必死に輝いていた

ぼ ....
木よ

おまえは忍耐の結晶だ

じっと季節に身を任せていて

こんな異国に

新緑を散りばめていて


だれもいないだれもいない

こんな愛にありがとうだなんて

もっと ....
マロニエ、日本名はトチノキ。

やや崩れた大きめのは葉が木陰をつくっている。

その昔ビール工場に涼をつくるため、マロニエが選ばれて植えられたのだそうだ。

ビアガーデンにマロニエが植えら ....
きょうの花びらを忘れない

玄関にまかれた花びら

あのひとの爪みたいだ


やわらかな色づき

ほのかな湿り

美しく朽ちてくれ


この桃色を掃きながら

ふっと心 ....
過去は変えられないけれど未来は変えられる

そんな箴言を吐く奴はうそつきだ

過去は変えられるし

過去を変えなければ未来は変えられない


あらゆる過去を変えるために

ひとは宇宙のあちこちで

あ ....
シェエラザードを弾くおんなの

やわらかくて熱いお腹に

顔を押しあててしがみついていた

海とシンドバッドの船、

そのバイオリンの独奏だった

大学二年の頃だった

かたち ....
灰色のひかりが街道に爆発している

そのひとつひとつが銀河のようだ

とらえ所のないまぶしさに視線を落とす

花びらがアスファルトにこびりついている

となりの土に草葉の緑

それ ....
ま暗い部屋に時計の音がする

そのどれもが違う音だ

人生のあちこちから音がしている

間に合わないかも知れないけれど

ひとに尽くして生きてゆこう

もっと役に立てるはずだから
 ....
痛みに耐えて目を閉じている

今日で臥して四日目になる

病室にはひかりがしみている

トイレに行くのも辛いから

あまり食事もとらないでいる


ひかりのなかにいる

風が ....
はぐれてしまった宇宙飛行士は

地球を見つめながら死んでゆくのだろうか

ぼくは誰とはぐれてしまったのだろう

かなたに何を見つめながら死んでゆくのだろう


下唇をすこし噛んだら
 ....
恋人の心変わりを感じていた頃、辞表を出してくる社員がいた。

彼らはぼくをひどく傷つけた。

ひとのこころなんて分からないものだ。

思い返してみればそんなそぶりもあった。

そぶりかあ・・・・

人 ....
商談フロアは明るかった

外光のような明るさはすべてLEDだった

設計課長が施工後の保証を求めて来た

外からはこの社屋の外壁工事の音がしていた

私たちはその仕事を商品の納入だけだ ....
外気が内気に

してくれていることをただ想え

外気と内気を融和する

それには受容が必要だ

受容とは感謝のことだ

外気が内気に

してくれていることをただ想え


 ....
ふたりで見た海を通る

消したい記憶を消せるほど

ぼくは澄んではいない


吹き消されない光の源

その物真似をしている


ふたりで見た海を通る

消したい記憶を消せる ....
吹き消されないともしび

たしかにある

それしか分からない

一箇所だけ鏡のような俺は石ころ


ひとりでもないし

たにんごとでもない

やり方はほかにあるってことさ
 ....
小泉を選び

民主党を選んだ馬鹿どもがまた

増税は仕方がないとか言い出している

小泉も民主党も選ばなかった俺なら

毒づいてもいいだろう

事業仕分けも頓挫して

歳出だけ ....
世界中みんなに好かれるなんて無理だ

キリストだって人類の半分は敵だ

ひとはいろんな側面をもっている

それは環境によって引き出される

それは内面に隠された表面なのだ

世界中 ....
朝であるのにともしびを燈すのは

なぜなんだろう

どうしてなんだろう

こんなにも

世界はエネルギーに満ちているのに


ぼくらは365分の1の確率で

誕生日をもらって ....
悲しいと眠くなる

悲しいと起きてる

それが美しい世界

それが愛しい世界


ひとのために生き

大好きなふたりは

なみだぽろぽろり

ひとのために祈り

大好 ....
あなたを思い切なくなろうとする

そう思えることが気持ちの幸福だ


ときどきみじめになるけれど

星を見つめるみたいな孤独と似て

仕方がないやと名前をつける


あなたを思 ....
月の見えない

そんな夜


いろんな気持ちがあり過ぎて

ひとのキズつく

夜がある

ひとりぼっちの

音のなか

いろんな気持ちがあり過ぎて


月の見えない ....
こどものゆめ幻なんかじゃない

サンタクロースは社会的想像の産物だ

小学生のころ私のサンタクロースは消えた


べつのメルヘンを育てていった

自分が罪びとであるかのような

 ....
梅昆布茶さんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(348)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
太陽の子供- 吉岡ペペ ...自由詩712-6-17
夢の話- 吉岡ペペ ...自由詩412-6-14
きみのメルヘン- 吉岡ペペ ...自由詩812-6-12
広い歩道で- 吉岡ペペ ...自由詩712-6-12
雨好きです- 吉岡ペペ ...自由詩2012-6-8
浪人探偵団- 吉岡ペペ ...自由詩1012-5-28
スナオな影- 吉岡ペペ ...自由詩412-5-20
深夜のファミレス- 吉岡ペペ ...自由詩1112-5-20
成長- 吉岡ペペ ...自由詩512-5-5
木よ- 吉岡ペペ ...自由詩512-5-2
マロニエの花が告げる- 吉岡ペペ ...自由詩312-4-28
きょうの花びら- 吉岡ペペ ...自由詩912-4-21
ありがとう- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...1912-4-15
シェエラザード- 吉岡ペペ ...自由詩612-4-14
土の草葉に- 吉岡ペペ ...自由詩612-4-12
時計の音- 吉岡ペペ ...自由詩4*12-3-26
春のひかり- 吉岡ペペ ...自由詩5*12-3-25
はぐれてしまった宇宙飛行士- 吉岡ペペ ...自由詩14*12-3-25
思い出のなかへ- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...16*12-3-23
そんなときラブソング- 吉岡ペペ ...自由詩8*12-3-20
融和- 吉岡ペペ ...自由詩4*12-3-18
ふたりで見た海- 吉岡ペペ ...自由詩2012-2-4
俺は石ころ- 吉岡ペペ ...自由詩412-2-4
増税なんて- 吉岡ペペ ...自由詩112-1-26
世界中みんなに- 吉岡ペペ ...自由詩512-1-18
ともしび- 吉岡ペペ ...自由詩912-1-12
なみだがぽろり- 吉岡ペペ ...自由詩212-1-8
星ときどきみじめ- 吉岡ペペ ...自由詩5+11-12-27
月のなぐさめ- 吉岡ペペ ...自由詩511-12-22
私のサンタクロース- 吉岡ペペ ...自由詩611-12-21

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