とても広い湖の
至るところにブイが浮かび
竹を編んだ丸いものが
そっと押されて岸を離れる
竹を編んだ丸いものから
一つのブイが遠のいていき
またそれ以外のあらゆるブイが
どれも等しく遠の ....
暑さの節目を過ぎた頃から
蜜蜂のからだが次第に
やわらかくなっているとわかった
(そう遠くない未来について
 みんなに同じ予感があり)
一つの個体の輪郭の中で
離れていこうとする働きと
 ....
一.


春待ちゆびが
くちびるにふれて
かた
むね
こし

跳ねていく

抱きぐせがつくからだめよ




二.


ぱた ぱた
と舞う洗濯物を
清潔とす ....
見つめる壺に潜むとろみは
触れてみずにはわからない と唱える

これはただ 頭の裏を回る塗り箸が
キリンの模様に塗られていくのと
同じ速度に揃えるだけだと 
何度言ったらわかる

好き ....
雪に埋まった制服を
毎日 少しずつ動かす

ようやく思い出した血管に
意識が移るときも
裏側だけ光るから

私まで見えないだろう

コートから降り
残ったようなまつ毛が
偶然 同 ....
フルスピードの余韻で橋の上 いつまでも固まっていたかった
変なポーズで
髪の毛の特に尖ってるところを選んで磨いていく
ゴーグルをいくつもくれる羽根に泣かされても
いつの間にか体がツルツルして
 ....
平井容子さんのおすすめリスト(37)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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山の教室- 砧 和日自由詩306-9-15
断片集「幸せの庭」- 簑田伶子自由詩47+*06-4-15
濃縮回廊- 合耕自由詩4*06-4-3
こときり- 合耕自由詩4*04-11-21
10時に食べ終わる- 合耕自由詩204-10-11

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