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ゆっくりと雪は溶けていくのだから
膝を抱えて待っていればいいんだよ
君のこぼした涙は墨の味がしたんだ
あの黒い雨のような黒い枝のような
君は何か悲しかったんだろうか心が
だから涙を沢山沢山こ ....
私が見ているもの
例えば鹿(じっとこちらを見ていて近づいてこない)
例えば川(どうどうと流れる)
例えば花(枯れることはないでも滅多に見れない)
例えば影(あそこにうずくまっている)
例えば ....
細い細い手すりなので
あまり寄りかかると
折れてしまう折れて

そこにおんな一人立ち
ぐううと力込めて見せる
見せて笑う

おとこおろおろし叫ぶ
危ない危ないあ ぶ な い

お ....
したたるような緑の森
きこりは不在
白雪姫のための小道
草に覆われ見えない

眠り続ける白雪姫
かたわらにりんご
そっとスカートをめくり
黒いガーターベルトとストッキング召しませ

 ....
彼女が好きなそのカフェにはいつも
雨が降っていた

店内はびしょびしょで
暑くて
植物が生い茂り
肉厚な緑の葉の上で
色とりどりのカエルが跳ねた

極彩色の鳥達が
テーブルの下で睦 ....
雨ばかり降るこの町では
カーテンはいらない

孤独に悩んだら
さっさと一人で太ってゆけ

緑のソファーは
お尻の形にくぼんでいる

テーブルクロス
は少女のペチコートだったものだ
 ....
まんっまるの満月だ


夜でもあったかいもう

はある

あはは

さくら
あっちのお山の
桜は咲いたかな
ちらほら
ぶわあって
ねえ
ねえねえ
さあねえ

海 ....
まずはじめにおことわりですが、特定の人を責めたいわけでは決してありません。

土星の輪ゴムを手首にし君の買う葱特売の嘘嘘嘘(私 作)

土星の輪ゴムを手首にし君の買う嘘特売の葱葱葱(Pさん 作 ....
私は「生命維持活動を停止せよ」という意味の例の「○ね」という言葉が好きではないので、以後は「停止せよ」で表したいと思います。

●どういう気持ちで言っているのか

私が初めて生でこの言葉を聞い ....
あれは確かマリリンが三歳の時
近所の大人や親せきたちは言った
「マリリンちゃんはほんとうにかわいいね」
マリリンは単純に嬉しかった
でも大人はみんな小さい子どもにはかわいいと言うのだと思ってい ....
ああごめんなさい
あたくしといたしましたことが
ひどくうろこむしてしまい
大変お見苦しゅうございましょう

うなじのあたりから
せなかまでがもう
ひどくうろこむしてしまい
はがしても、 ....
左から朽ちてゆく空いいよいいよ抱いていてあげるからね



耳をふさぐ子供はとてもいとしいなだって目は見えちゃってるから



青いモルフォ蝶緑のモルフォ蝶茶色のモルフォ蝶 の標本
 ....
・・・・・・・を、回転・・・・・・・

回転しながらあああああああ、

                  オチテイッタ
                  オチテイッタ

さようなら、 ....
瑠璃、瑠璃、瑠璃、瑠璃、
瑠璃色の

海、海、海、海
海の下

珊瑚はお手手をいっぱいに広げていたい
広げてお日様を集めていた
お日様を集めて花嫁の衣装に

花嫁さま
しずしずと ....
背が高くて猫背のハラピンが
丸めた背中の内側で何か書いている

「せいかつのために詩を書いてるんだ」

試しに読ませてもらうと

{引用=「星」  作 ハラピン

星をひとつぶ食べた ....
耳が
さっと
貝の形に
閉じ


夜が来た
黒目の
まんなか



星を
待って

い、る

さらさらさら
砂の



そっと開いて
花のように
 ....
午後から
雪がすると言って
ハツコは眠った

ハツコ
はつこ
はつ、子



ああそれは
どこまでも
降りしきる降りしきる
降りしきる降りしきる

向こうはもう見えないよ ....
  ああ、ここにいたのかい(ここにいたんだね、)

抱えた膝はこわばって
下ろした腰は冷え切って

青々とした何を見ていたんだい(見ていたんだね、)


 っ 

とすじは白い
 ....
 、

         とおん


                    とおん



                              
   とおん



 ....
あおむけになって寝て
しゃべって笑って
ふっと黙って

あおむけになっているところだけ舟

ひとりぶんの

ちいさな


{引用=
私は目をつむり、水のゆらめきに合わせた動きの ....
{引用=街}
街は
灰色にかじかんで
遠くを見る


{引用=鳥}
丹念に編み込まれた
木々のレエス
鳥が壊す


{引用=画廊}
画廊の扉は
今日も閉じられて
あの絵も ....
狂おしいまでに

自分が自分が自分が自分が自分が自分が自分が自分が自分が
自分は自分は自分は自分は自分は自分は自分は自分は自分は

と言い続ければいつか

じぶんはいくつにも名づけられ瓶 ....
剥いてしまってください
私のからだを
   のように
剥いて食べてしまってください

甘くて柔らかいって
思ってみてください
切ってみてください
銀の冷たいナイフで

泣いてもいい ....
お前の髪
蚕の繭だったらなあ

白くて細くてふわんとしてて
綺麗だろうなあ

俺はお前を紡ぐんだ
糸車を
カラカラ言わせて

それから織って
お前は美しいすべらかな生地になり
 ....
さみしく囁く
そっと静かに
夜は
流れる
川面には


さよなら言葉
これから二度と
言わない
好きだとか
嫌いだとか

忘れてしまえ
昨日も今日も
明日も未来も
全 ....
生まれながらにして入れられた
透明な箱
透明なので見えない
けれど箱
外には出られない

不思議なことに
透明な箱は手の中にあると錯覚される
錯覚されたまま
自在に扱っていると思われ ....
その墓には同じ苗字を持つ男女の名が記されていたどちらもJr.でありきっと兄妹だったのだろう二人は同じ日に死んで同じ墓に入ったのだからずっと一緒に長く暮らしたのだろう、しかし奇妙なことに父親と母親の名は .... そりゃあきれいでサラサラのボウズさ
プールからあがって
シャワーを浴びたばかりの

音も殺して近づくんだもの
それで顔にティッシュ乗っけて逃げてくから

なんともはや、

すごいでか ....
シャチを吐いたなどとは
とても言えぬ

あの白と黒の

愛しい人             日傘で待ちます
私はいるから           死んだ後でも
ここにいるから          ....
ゼロからの徒歩
                           {引用=「ちょっと休憩」}
かき混ぜるスプン
スープはさめた
温めなおしはいかが

ミンと名づけた靴
スイと名づけた ....
もこもこわたあめさんのふるるさんおすすめリスト(76)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
待っていた- ふるる自由詩17*07-3-22
見ているもの- ふるる未詩・独白6*07-3-22
あぶない- ふるる自由詩11*07-3-19
黒いガーターベルトとストッキング- ふるる自由詩9*07-3-17
赤道カフェ- ふるる自由詩16*07-3-13
家具について- ふるる自由詩10*07-3-10
兎と桜と満月と- ふるる自由詩15*07-3-6
普通に「嫌です」って言えばよかった- ふるる散文(批評 ...9*07-2-28
○ねという言葉について- ふるる散文(批評 ...7*07-2-19
マリリン- ふるる自由詩9*07-2-16
ひどくうろこむして- ふるる自由詩31*07-2-13
では問題です- ふるる短歌5*07-2-2
回転- ふるる自由詩8*07-1-29
花嫁さま- ふるる自由詩18*07-1-25
せいかつのために- ふるる自由詩19*07-1-12
- ふるる自由詩8*07-1-10
- ふるる自由詩17*07-1-10
屋上_で- ふるる自由詩13*07-1-9
ランデヴー- ふるる自由詩8*06-12-23
あおむけになって寝て- ふるる自由詩19*06-12-20
冬の情景- ふるる自由詩28*06-12-5
狂おしいまでに- ふるる未詩・独白12*06-11-16
主人がオオアリクイに殺されて一年が過ぎました- ふるる自由詩15*06-10-6
紡ぐ- ふるる自由詩33*06-9-23
無題- ふるる未詩・独白13*06-9-6
透明な箱- ふるる未詩・独白8*06-8-27
(d)- ふるる未詩・独白6*06-8-20
悪夢はそよ風に乗って- ふるる自由詩12*06-7-31
避暑地の幻獣- ふるる自由詩10*06-7-18
- ふるる自由詩13*06-6-23

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