ドーナツはだれにでもあるもん

べつに朝から信じてないわけじゃない

ただのドーナツなだけだから

すこしねじれたドーナツなだけだから


あなたの忘年会にいちゃもんをつけたのは
 ....
咽がカラカラよ
潤う体とあがる呼吸に
甘く香る枕が湿ってく


ください、くださいと
髪が揺れる

笑う貴方に
私はそっと泣く


震える携帯電話
一瞬目線を向けただけ
無 ....
語らない
石のメアドを
知った

赤外線で
返ってきたとき
ぼくは
ぼくじしんのさみしさにつきあたり
冷蔵庫を閉じて
こたつにもぐりこむ

石の
メールアドレスは
six w ....
コーラ片手に
ジーパン着て
ハーレー乗り
ギター持って
弾き語りする

あの場所
あの時
あの時間

サングラスして
ウイスキー飲んで
シャワー浴びて
くだらないジョーク
 ....
この子は生まれた時から変わっていた。
どう変わっていたかってのは
ちょっと目に分からないくらい変わっている。
何が楽しいのか、絶対に笑わない。
笑わないってのが、また、一つの何なんだが
ニッ ....
君と会うため
黒服を着た 男たちをさけて
繁華街をライブバーへ向かう

半年ぶりに会う君は
また ひと回り細くなっていた

バーへ入り君を目にして
ハグし合う

いつもと同じ
申 ....
隅田川は天井川で
千住の街から川面は見えない
母の知り合いの子が
釣りをしていて溺れ死んだ
川岸に菩提樹の若木を植えてみんなで拝む
小学校入学前のぼくが土手の上からのぞくと
黒くて巨大な蛇 ....
あさいちのJRに乗っている
コートの大人たちでふつうに混んでいる
ぼくは中二の秋くらいの気持ちになっていた
電車のなかにいると引きこもってしまうのだ

みんなが立派そうに見える
みんなが上 ....
久しぶりに母に電話した

聞くと 家で転倒したいう
もう1ヶ月だと
結局 インドメタシン入りの
塗り薬と痛み止めでしのいで
整形外科には行かなかったと

あぁ 医者嫌いの母らしいな
 ....
生きてもいないこの世界に
君は 何を思うのか
私は 何も思うことなどできない
ああ君であることのそのほかには


そこで 私は タクシーの窓を開け放ち
ニューヨーク全体の風を受けていた
 ....
秋は深まり沈殿しつつ
冬はしのんで近寄り来つつ
風が吹けば
この季節を経るための
灼けて焦げるようなにおいがする
きっと生き物たちの
魂とはいわずも
肉でも果てるときには
こん ....
私の座っている椅子ごと
空間に旅する
もう姿をとどめない

いとも簡単にあなたが
私の肩に触れ
浴室を指させば
正確にいつもの時間

肉体のあることを思い出し
きしんでくる背中を感 ....
 グリニッジくるんで
 あなたの目の前ぱっと差し出したら
 子午線まわりで3・2・1
 返事は「オケイ」

 あたしきっと頬バハマサンセット
 わりとクールな気取り入ってたけど
 なんだ ....
愛しているのは

ひとりきり

ともだちのはなしを

みつめている

そのおめめがいとしくて

だれにもまけないよ

さくらんぼがないている


なきんぼさくらんぼの
 ....
命尽きて
力尽きて
愛が尽きて
死んでゆく

言葉にできない
苦しみだけが感じられ
溺れた人間のように
一人でもがいている。

言い訳は聞きたくない
エンジェルダストは
天使の ....
猛暑 霞む景色
誰かが1人
蜃気楼の中佇んでいる

廃墟のホテルに住んでいた
窓から見えた海の向こうに思いを馳せて
命を繋いだあの頃

心がある こことそこ
終わり行く世界の中で全て ....
掟の中に生きている。
裁きの時は今来たらん!
破門を余儀なくされても
女性を守りたい。

間違えている
怠慢だ
認識が甘い
クレームをつけるのも
意を決してやっている。

膿は出 ....
そのネコは知らなかった
じぶんの名前すらも知らなかった
何度か名前をつけられたような気もするが
そのどれもが耳に障って
じぶんの名前だとは思えなかった

ある夜、六丁目の方角に流れ星が落ち ....
月が好きだということは

ひかりが好きだということです

太陽みたいにどぎつくなくて

月にあたってやわらかく

はねかえってくるひかり

そんなひかりが好きなのです


緑 ....
                大きなまつぼっくり
                拾い集めて
                クリスマスツリーを作るの
                おもむろ ....
時間の流れがゆっくりで
命を大切にして
水を大切にする
心を大切にする。

空気がきれいで
意地悪をしない
金の為に生きないで
生きるために生きる

よく働いて
嘘はつかず
物 ....
支えとしての音を失って
私は迷うと思ったが
踏み出す足の先は
同じなんだとわかった

空間を歩く
私は心細いけど
それは なにかがないせいでなく
だれかが いないせいでもない

ど ....
潮風に吹かれながら

手をつないで歩く

少し寒いけど 「温かい」と言葉を交わしながら

月夜に浮かぶあなたの顔は

言いようも無く 笑ってる

僕の人生ではあらわせない笑顔

 ....
 あんなにも忙しくぼくの脚はうごいていたのに
 それいじょうに
 踏みしめていたものの方が素早いなんて
 なので、いつまで此処にいられるか
 ぼくはじっさい
 心もとない気分です
 ....
週末に会いに行く

海辺でおしゃべりする

夜になる

顔が見えなくなって

月明かりの下

今までより君が見えるようになる

言葉が消えていく。
何かしら対価を見出したので愛するんだと思う
男のひとなら性欲の捌け口だとか

下心で膨らんだ股間を隠し
君だけを愛しているなんて恥ずかしくないのかな

女のひとだとしたら
無性に巣篭もり ....
あたしは
妊娠がわかると すぐ
あかちゃんのことを
愛称で呼ぶクセがある

あーちゃん

息子の病状が安定した頃
2番目の子供を授かった

今度はきっと
女の子だ

そう決め ....
くちびると舌でつよく吸った

おまえからの写メを見つめてる

あかい地球につながってゆく

漂ってあかい地球に浮かんでる


かるく閉じたおまえの目

くちびるが

ちいさな ....
ああ、この想いを言葉にしたい
のど元で止まっている僕の好きなメロディー
そこから出てきそうなんだ
まだ知らない僕の言葉たち

一回未来に飛ばしてくれないか
通行料は払うからさ
でも命削ら ....
どこまでも
靴下とは共に。

素足だと、ふるえる。

汚い靴下だが、
まるでくっついてくるかのように。

どこへ行けばいいのかは
わからない。

指が出ている。

人へするの ....
うずら豆さんのおすすめリスト(341)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ねじれドーナツ- 吉岡ペペ ...自由詩310-12-13
ください、くださいと- 幼虫バニ ...自由詩11*10-12-13
メアド- はだいろ自由詩410-12-11
土曜の夜。- ペポパン ...自由詩4*10-12-10
かわりんぼう- ……とあ ...自由詩16*10-12-10
壊れているのは僕だ- 森の猫自由詩20*10-12-9
蛇の川- 殿岡秀秋自由詩410-12-1
中二の秋- 吉岡ペペ ...自由詩310-11-29
今年の冬はあったかいね- 森の猫自由詩7*10-11-29
12月のマンホールのつぶやき- 番田 自由詩310-11-29
冬が来る日の匂いと笑いと- シホ.N自由詩210-11-29
空間移動- 朧月自由詩210-11-28
少女飛行機- 佐倉 潮自由詩5+10-11-27
なきんぼさくらんぼ- 吉岡ペペ ...自由詩310-11-27
Falling_Angel- ペポパン ...自由詩3*10-11-27
ワールド_エンド- 少女A自由詩210-11-27
ひょろひょろ- ペポパン ...自由詩3*10-11-27
そのネコは- アズアミ自由詩210-11-25
ひかり- 吉岡ペペ ...自由詩810-11-23
クリスマスが来るから- 鵜飼千代 ...自由詩10*10-11-23
自然に帰れ- ペポパン ...自由詩4*10-11-23
あいらぶゆう- 朧月自由詩510-11-23
夜のさんぽ- 短角牛自由詩410-11-23
きせつにサヨウナラをして- 石川敬大自由詩22*10-11-23
でぇと- 短角牛自由詩510-11-23
愛するひと- 恋月 ぴ ...自由詩31+*10-11-22
あーちゃん- 森の猫自由詩14*10-11-22
あかい地球- 吉岡ペペ ...自由詩6+*10-11-22
君に届けたい- きみのて ...自由詩310-11-19
チワワ- おかず自由詩210-11-19

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