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磁力のせいか
しずけさか
ひんやり感か

北の部屋は
よく眠れる

かつて あたしは
豪邸の一人娘であった

過去世の夢を見る

父と母の部屋に
入ったことを
とがめられ
 ....
がんの疑いがあったころから

しだいにあたしの
食欲はうばわれて
いった

たんに食欲がない
状態から

食に対する
欲が
なくなってしまった

食べる意欲がそぎ落ちた

 ....
車椅子になった息子の為に
車椅子ごと 乗り降りできる
車を買った

ほとんど 即決でマツダのデミオに
なった

それまでは ずっと中古の
普通車だった

その車は まるで
あたし ....
布製のサボの上から
嫌というほど
ピンヒールで踏みつけられた

キーンとした痛みが
小指あたりに一撃
じわじわと痛みは
ひろがる・・・

失礼のことばもなかった

あたしは痛いの ....
だれに みせるわけじゃない
けれど

いつしか
ピンクのランジェリーを
好んで 身につけるように
なっていた

ピンクは恋の祈り
恋するピンク

あたしに
恋の妖精よ
落ちて ....
緑は濃くなり
植物のよろこぶ
梅雨がくる

あたしの
うまれた月
6月

あたしは
猫だから
雨はきらいだ

家の中で
雨音を聞き
うずくまる

キミは
どうしてる
 ....
もう同窓会は終わってしまったが

アンタに会いたいと思った
アンタがどんな先生に
おなりになっているか

あたしは
クラス委員

学級崩壊し
不登校になった女子を
かばった

 ....
さみしくて さみしくて
たまらない

狂おしいこのキモチ
どう 処理していいかわらない

眠れない 身体は熱い

あたしは
強行した
身近なところで

狂ったあたしのココロ
 ....
醜く 大きく育ってしまった
ジャガイモの芽

不気味な赤紫色のそれは
えぐって
調理をするのも
はばかられる
見たくない

もう 芽は養分を吸い取り
ジャガイモも少し
シワになっ ....
階段を降りる

チュニックのトップスに
風が吹き

ふわりと
ふくらむ

妊婦さんのようだ

もう
子をもうける
能力もないのに

なんだか
気がひける

チュニック ....
思い立って
あたしは

東京の山
奥多摩へと向かった

目指すは滝

滝に打たれたかった

少し前 ブログ仲間が
滝業に行ったことを
アップしてあり
興味がわいた

そこ ....
兄夫婦が別居婚となった

義姉はひとりマンション住まい
兄は 母と同居

20数年前
見物人も出た
ピンクの豪邸は
人手に渡った

あぁ またやられた

兄といっても
双子の ....
箕面の伯母とは
友人のように
何故か気が合う

先日も
久しぶりだったので
2時間も電話してしまった

伯母は
母の兄の連れ合いだから
実際の血のつながりはない

だが
幼い ....
夢のような恋愛のあとの結婚

恵まれた 男女ふたりの
こどもたち

愛する 夫

あの ちいさな家に
あふれていた
愛は どこへいってしまったのだろう

しあわせで ぼーっとして ....
「ほら、パパもこっちへおいで。翔ちゃんこんなことできるもんね〜」
 片言をようやく脱した翔は、生意気なことばを言いながら動き回っている。
ここ2、3日で急に寒波が来て今にも雨からみぞれに変わりそう ....
どんなときにも たのしみを

これが あたしの
ポリシーだ

たのしくなけりゃ 人生
おくっている 意味がない

にんげん たのしむ
ために 生まれてきたんだ

たとえば くるし ....
伝わらないんだ。彼が鈍いだけじゃん


ひとりの時間誰にも必要こんな時代は


メガネ派になり 北風も心地よいかな


心が痛む?絶対なものは君自身だよ。


ズカズカ心に。  ....
好きな映画を観て
好きな小説を読んで
サントラを何度も 聴いて

あんまり遠出はしなけど
うちの前に咲く桜
はなみずき

もう 深い緑はきらきら輝いている
木々が風に揺れる 音になら ....
綿毛布 包まれしばし まどろむ


真夜中に目覚める度に愛猫じゃれつき


考え込むと眠くなるそれだけの器の人


のびた髪 娘の輪ゴムでおだんご頭に


レンアイと寂しさはボ ....
家の夢を見る
なんども なんども

ひとつは
3件ならんだ
森に囲まれた
一番奥の家

あたしの部屋には
天窓がついていて
夜空の星が見られる

とても おちつく
木の匂いの ....
一番のバスで出た

いよいよ 今日だ
審判の日

平静をよそおいながらも
心はゆれる

もしも
もしかしたら・・

病院に着く
診察ナンバーは”4”

あたしのラッキーナン ....
嫌な品物、「ゴルフバック」だ。夫の秀太郎が、いつもゴルフ場から送ってくるのだ、この15年で何回受け取っただろう。ミサキは嫌々印鑑を押す。
 奥のクローゼットまで引きずるように、持っていくのも一苦労だ ....
故郷のある街には
とても 不似合いな
未来都市

さいたま新都心

そこに
ジョン・レノン・ミュージアムはある

もう開館10年
じきに閉館となると聞き
あわてて 訪れる

 ....
人生 ケ・セラ・セラよ
母の口グセだ

以前のあたしは
母のこの言葉の意味を
斜めからみていた

もっと 真剣に生きろよ

若かったあたしは
そう 思った

いつも一生懸命
 ....
診察台の上では
まな板の鯉だ

あたしは
力を入れぬよう

ハッ ハッと
息を吐きつづける

早く 終われ
看護婦さんはやさしいが

あたしは
あられもない姿で横たわっている ....
生まれ育った
広い平野と
中部を仕切る
大きな 雪をかぶった山脈

初めてその山脈を目にしたとき
なんて 綺麗なのかと思った

だが
次第にその山脈は
あたしのココロに迫り
のし ....
睡眠薬が処方されて 5年
やっと手に入れた
ゆったりとした睡眠が

また元の覚醒睡眠に戻った

ストレスのせいか?
薬に慣れてしまった身体のせいか?

理由はわからないが
夜中の2 ....
欝になり
しばらくして
料理をすることが
困難になった

そして この10数年
簡単な料理以外は
作らなくなった

末の子は
あたしの手料理の味を
知らずに小学校にあがった

 ....
裸眼視力 0.1なし

コンタクトをやめてから
度の厚いメガネは
常に手放せずにいた

けど
この頃

ぼーっとした裸眼が気持ちいい

慣れた自分の家
裸眼でもつまずくくらいだ ....
salcoさんの森の猫さんおすすめリスト(59)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
北の部屋- 森の猫自由詩3*10-6-26
食・欲- 森の猫自由詩2*10-6-19
愛しのデミオ- 森の猫自由詩7*10-6-14
ピンヒールの痛み- 森の猫自由詩1*10-6-13
恋するピンク- 森の猫自由詩1*10-6-12
6月の答え- 森の猫自由詩3*10-6-7
先公(センコウ)- 森の猫自由詩3*10-6-3
身代わり- 森の猫自由詩1*10-6-1
ジャガイモの芽- 森の猫自由詩3*10-6-1
チュニック- 森の猫自由詩2*10-5-27
滝業- 森の猫自由詩4*10-5-27
別居婚志願- 森の猫自由詩3*10-5-27
箕面の伯母- 森の猫自由詩2*10-5-25
どこへいってしまったのだろう- 森の猫自由詩2*10-5-20
- 森の猫散文(批評 ...2*10-5-19
どんなときにも_たのしみを- 森の猫自由詩2*10-5-17
「キミの傷」- 森の猫自由詩1*10-5-15
ここにいるよ- 森の猫自由詩2*10-5-14
「王子のキス」- 森の猫自由詩2*10-5-13
- 森の猫自由詩5*10-5-12
無罪放免- 森の猫自由詩4*10-5-10
ゴルフバック- 森の猫散文(批評 ...2*10-5-7
Yoko_と_Youko- 森の猫自由詩5*10-5-3
ケ・セラ・セラ- 森の猫自由詩6*10-4-30
診察台- 森の猫自由詩2*10-4-28
山脈- 森の猫自由詩5*10-4-26
覚醒睡眠- 森の猫自由詩5*10-4-19
キッチンドリンカー- 森の猫自由詩4*10-3-30
裸眼- 森の猫自由詩4*10-3-8

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