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昨日より冷たい君の
手を引いて
坂道を上る
君の腕が肩から
肩から抜けてしまわないように
そっと引いて上る

途中、誰がつくったのか知らないけれど
昔からある赤茶けた工業地帯が
 ....
胸が苦しくなりました
雨がふったから/あなたをみかけたから

なんだか切なくなりました
一人だと思ったから/負けたと感じたから

愛しいと思いました
いじらしかったから/がんばってたから ....
とても 死にかけ
すべてとして それは
目を細める 闇は場所を流れていったんだ!

爆発、 中に言葉も空に
何かだということは、 どこへ出かけるー
自分自身でいようと
ふゆの哀しみ

何処につづいている

君の乳房に口づける

石英の香りだ

その暗がりは

ひんやりと音もなく

蛍光灯のあかりだけ

つづいている


すきなだけた ....
薄墨色に暮れかけると
そこは
沼の底

ゆっくりと
沈み込む
響かない 足音
重く
さらに重く

山あいの道
影さす 道
ツタの這いまわる 木々の茂る
細い 細い 道

 ....
地平線の彼方に大きな夕日が沈む
地平線の見える大地など、僕の住んでいる街には無いのに。

無いのだが、地平線を僕達は確かに感じとることができる
感じ取ることができるので
僕は地平線に向かって ....
赤白のガントリークレーン
お台場でずらり水を呑んでいる
君たちはまるっきりキリンの立ち姿してるから
象のモアイ像を並べてあげよう

ガントリークレーンほんとうに
ダリのキリンにそっくりだけ ....
夜行列車を降りた旅先の富山で 
朝から無人のグランドに行き 
雪化粧した立山連峰に目を細めながら 
お兄さんと、キャッチボールをした。 

玄関を開いて部屋に入ると 
春に生まれたばかりの ....
たとえこころは暗くても
いのちはあかるい

たとえ世の中は暗くても
たましいはあかるい

たとえわかりあえなくても
たとえ憎しみあっていても

血塗れの戦場や
やるせない食卓で
 ....
結局はどこまでも孤独で
一日の終わりが
生命の始まりのよう

音もないのに
赤子が泣いている

そんな気がする

音も立てずに
心が
熟れ過ぎた果実のように
裂ける
誰にもぎ ....
ミルクを注いで
ウバ茶にくるり描く

先日はアールグレイでやりまして
白くて砂山のようでした

赤い土の色
今日はおいしい
鼻を震わす香り

少しだけ砂糖を落として
空の指が匙に ....
  ちいさな
  足跡が
  ひとつ、
  ふたつ、
  みっつ、
  よっつ、
  いつつ、
  むっつ、
  ななつ、
  やっつ、
  ここのつ、
  続くつづく
 ....
ジャズの名曲
サムデイ マイ プリンス ウィル カム
タイトルとメロディだけ、歌詞は知らない

サムデイが
信じてるほうのサムデイなのか
信じてないほうのサムデイなのか
読者たち

 ....
昨晩

マンションの六畳で
四人のヘビースモーカーが
一晩中スパスパ

最近流行らない
喫煙を

誰に遠慮することもせず
やりながら

暑苦しくも

革命について
語りあ ....
最近の子供は
夜更かしが多くて
ワシの仕事は
日の出前の早朝に
なってしまったよ
そんなんだから
新聞配達の兄ちゃんと
バッタリ出くわしてさ
お互いリアクションに
一瞬戸惑ったさ
 ....
競馬は好きだが

馬券は買わない

どうせ儲けたくなって

好きでもない馬も

買ってしまうに決まってる

いつまでも

好きな馬だけを

見ていたい

だから馬券は買 ....
アンコールワットの回廊に
群れている阿修羅のレリーフは
湿気にふくらみ
熱帯の日に穿たれてひび割れながら
蛇の胴体を太い腕でつかみ
眉毛を盛りあげ
侵入者をにらんでいる
阿修羅たちはどの ....
人は一人だと知ったのは
夕暮れの空き地に隠れたときだった
もう帰るもんかと思ったけれど
戻るしかない自分を恨んだときだった

なぜ子供は親を選べないの
なぜ生まれる場所を選べないの
親は ....
不眠症のユウコは今夜も眠剤でトリップ中 
潔癖症のさなえは皮が剥けるほど手を洗い続けてる
マユミは食べることを抑えられなくて
愛を1万円分の食料に換えてみたが
埋まらない淋しさと後悔で ....
  一

筆を持つ腕の無い僕は
口で絵筆をくわえ
カンバスに向かって
朱色を引いた

引いた朱色赤は次第に濃くなり
カンバスの中央で丸くなった
カンバスの下には申し訳 ....
目の前のシルバーシート
半分だけ腰掛けて
杖をつき
キラキラのマフラー
この行き先について案じているから
パックリしたポケット
手を伸ばせば簡単に抜き取れそうな財布を抜き取る
そんな想像 ....
気が付くと音が止んでいた
いつもより時間が経つのが
早い気がする
雨はもう上がっていて
日はまだ差さないけれど
射し込む予感はあった
燃やされる堆積物に
湿った身体をそっと寄せる
釣り ....
雪はまだ降らないのにユキムシ
羽のある水色しっぽのアブラムシ
立冬とんとん飛んでいくけど
君の母さんの木はどこにある?

しぐれて雨が降るけどアメムシ
雨は天だろう天降り
星飛沫まきちら ....
しぐれ、みぞれ、あられ
れれれのれ

おでんの夜には座敷わらしが
ひとりかふたり
遊びにきてる

幸子さんから辛子をもらって
はふはふ鍋をつついてる

食べ終わったらおうちにお帰り ....
二百円分の
ガソリン入れて
バイクは過去走る




  『 白 黒 』



昨日歩いた陽気な商店街は一ヶ月も前から閉店している、今日。
公園と庭園(公園と庭園を)繋 ....
家に静けさが降っているとき
五人の家族の顔は
お互いそっぽを向いている気がする
わたしはひとりで居間にいて
天気が悪いからって
掃除機をかけようかどうか迷っている

母は体調が悪 ....
一人の、
永遠を殺した、
1900年生まれの永遠を、
一人残らず殺した秒針が、
また泣いちまう、
一秒、
駆け抜ける間に見えなかった事実が、
結果的には、必要だった、
今日死んでいく人 ....
この言葉は 行方も知れず
この言葉を 放っていく場所を
僕だ 探していた ひとり 木陰の道へと
トロトロと流れる川に 凝視した
トロトロと トロトロは 僕と
僕自身の陰を見ているみたいにして ....
延々と続く太陽は
僕がこの国にやってきた証、
石畳のこの路地にはすれ違う人も無く
この黙々が太陽と続くだけなのだ

カメラを捨て
僕は生業すら忘れ去ってきた
日本の戦いの壮絶さ、
地下 ....
忘れていることがある
いつも夕暮れ時におもい出すこと
夜を歩けば
やみが足にまとわりついて
わたしを放さない

やみに触れる
手のひらはあたたかい
なぜだか知らない
知らないとい ....
都志雄さんの自由詩おすすめリスト(414)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
接続詞- たもつ自由詩1109-11-17
青い雨- 朧月自由詩309-11-17
感情- 番田 自由詩109-11-17
ふゆの哀しみ- 吉岡ペペ ...自由詩809-11-17
夕暮れ時の・・- ゆびのお ...自由詩309-11-17
ち_へ_い_へ- ……とあ ...自由詩14*09-11-16
美しき不燃- 海里自由詩109-11-16
青い鳥_- 服部 剛自由詩309-11-16
All_Miracles_Mean_Life- 笠原 ち ...自由詩7*09-11-16
空の向こう- within自由詩8*09-11-16
赤い振り子- しべ自由詩209-11-15
スナノユメ- 草野春心自由詩109-11-15
Someday_my_読者_will_come.- 海里自由詩109-11-14
視点論点- よーかん自由詩209-11-14
賛多道- 加羅自由詩1*09-11-14
小さな誠意- 花形新次自由詩409-11-14
世界は一瞬にして凍ることがある- 殿岡秀秋自由詩209-11-14
家族- 朧月自由詩809-11-13
彼女たちの生き方- 涙(ルイ ...自由詩209-11-13
赤い月__(全)- ……とあ ...自由詩6*09-11-13
バスガス爆発- 七味とう ...自由詩5*09-11-13
Silence- within自由詩7*09-11-13
雪虫と雨虫- 海里自由詩209-11-12
おでんの夜には座敷わらしが- 海里自由詩209-11-11
白黒- ヨルノテ ...自由詩209-11-11
静けさが降る- かんな自由詩9*09-11-11
不感傷- 第4ビル自由詩409-11-11
前を机に、何かとして- 番田 自由詩209-11-11
地下を映画の、離脱- 番田 自由詩109-11-11
やみを抱き合う- かんな自由詩3*09-11-10

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