風船が飛んでいった
遠く
遠くへ
そして
すーっと
空に融けた

機械仕掛けの巨人兵が悲しい顔をする
手は空に差し伸ばされている
僕は
いいんだよって
しょうがないことなんだって ....
お元気?と聞き覚えない声がする電話の向こう詐欺師の匂い

何歳になろうと夢は美しいあの世この世の間で揺れる

台風が接近中と告げる声眺める空に恋文飛ばす

退屈な授業に背中向けたまま遥か彼 ....
にこにこ笑って街歩くと
誰かれ構わず
僕を笑うようだ

お前らなんてよ
後ろから近づいてぐさりだ
なんて時々思って
陰向いて笑う

俺 笑ってるんだ
誰もそんなもんだ
なにか ....
かかと
かかとはかか、と、なのか
か、かと、なのか

かかと、水戸黄門笑いして
かかぁと、奥さんだかおっかさんだかと
いつも二人連れ

かぁかぁと、カラスが鳴く道
単花果と多花果と十 ....
葉牡丹
公園の植え込みなんかで
冬は他にないからというような使われ方をしていた葉牡丹
今は冬にも花が多くなったし
葉牡丹そのものも種類が増えたけど
三つ編みのベンジャミンみたいに茎で芸当させ ....
雨の夜
音楽を消して 本を閉じ
静かに あなたを思い出す


咳を一つ 溜息も一つ
「さてと。」 それはあなたの口癖
立ち上がる時ふと本棚に目を向ける


そこには 三冊のあなたが ....
夕刻の列車
窓に頬を寄せて
待ち合わせの停車駅で
夕陽を眺める
ほんの九分間

たとえば
一日を振り返ってみると
夕食の献立が
浮かぶ
なんて、便利でいいのに

どんなときも
 ....
彼女百合と書いて
ひめゆりと読むように
彼雨は
ひさめと読んでください

迷走する風力
台風に煽られて
ざんざか雨が降っています

金木犀の封印は解かれました
次に開かれるのはさざ ....
たばこ吸いますが
人混みの歩きタバコなんて
したことありません

歩きながら吸うのは
それはそれで気分いいんです

プッカーっと遠慮なくできる道なら

たばこ吸います
たばこ好きで ....
携帯が鳴り響いた午前3時半
君からの着信だったらいいのになぁ

携帯開けてみようものなら
いつもと変わらない迷惑メールだ


明日のことを考えて
生きていくのはもう疲れた

通り過 ....
判定窓がニヤリと陰性を示したので
私は軽やかに手を振り
妊娠検査薬をゴミ箱に投げ入れた
奇形の子を孕むつもりはないけれど
薬漬けの身体で抱かれることに
何のためらいもないんだ

不意 ....
はじめてのキスはアルバムにも無くて それはそうだよ眼を瞑ってた


心拍数増える毎に散らばって さようならを拾い集める


あらかじめ用意していた幼児性 あなたはきっとキスしたくなる


もういいのほ ....
高柳ハシコさんのおすすめリスト(12)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
巨人兵- Oz自由詩410-3-30
詐欺師の匂い- 夏川ゆう短歌510-3-30
昼間はやってらんねー- 竜門勇気自由詩2*10-3-29
かかとーん- 小池房枝自由詩509-12-31
食べられない葉牡丹- 小池房枝自由詩209-12-29
【三冊のあなた】- つむじま ...自由詩2*09-10-28
まちあわせ- かんな自由詩7*09-10-10
オクトパス・ガーデニング/ざんざか雨とさざんか- 海里自由詩109-10-8
嫌煙家な皆さんへ- よーかん自由詩4*09-10-4
携帯が鳴り響いた午前3時半- ark-eyes自由詩109-10-3
ゴヤブラック- ゆえづ自由詩6*09-10-1
残像キス- あぐり短歌5*09-9-25

Home