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ゴミ捨て場レシートのたば見つけては きみと同じ商品をかう かわいてる ぼくをそっと 湿らせて 水を吸い込み 吐き出すは、きみ 悲しみをすえ、そうじきよ。ぞうさんの長いおはなも彼に届かぬ 窓の外 ぐるり見渡し 水浸し 街を沈めよ 雪解けの水

外の街 人の差す傘 並び替え 空に届けよ 赤青黄色

街の空 雲の谷間に 春の色 赤に染まるよ つないだ手と手

空の赤 視界を覆う ....
冬空をひこうき雲はまっすぐに。どこまでもゆく、どこまでもゆけ。 夢に見たラーメンほおばりきみ想う 夢にまでみた二人の朝日 横断歩道の黒白正しく踏み分けていくように押す部屋番号「206」


無機質なふりして並ぶ玄関のドアは夜まで熱が抜けない


ココナツの洒落た香りが悔しくて窓に3ミリ隙間を作る

 ....
おもいでの淡くにじんだ夕暮れに冬の金魚のなみだがぽたり ・国語

休み時間 机の上に伏せられた教科書はみな鳥のかたちで

「死」という字を習い17年経つが何故か未だにうまく書けない


・算数

「算数は嫌いなんだよ数式の突起みてると痒く ....
スプーンの凹みがきんと冷えていて/くっついちゃった舌とバニラと


水銀の湧き上がる速度いつもより遅いの、ぜんぜん熱なんてない


「純正のクーベルチュール」を用います。失敗しては、買いに ....
稚児みたくみるみる泣いてすぐ笑うきょうもお空は赤くて青い


甘いのが商売なのよべっべつにあんたのためのいちごなんかじゃ


如何様に甘える猫もなぎ払いお前の布団にもぐる試練だ


 ....
ぼくはもう
君の
なんでも
ない
なにか
遠い思い出
虹色
なみだ
ちっぽけなもろいグラスにプライドがはいりきらない、ひびが入った

ちょっとした風もいちいち染み込んでフラペチーノに泣かされる夜

もうやめた もう憧れることやめた 君の隣のティニー・ガール
 ....
制服の胸で何かを育ててる紺の靴下はいた娘ら


文庫本読んでる君の眼の中に寄せては返す海が見える日


昼下がりだらりと畳でねむってるわたしだんだん蛇になってく


そこだけが青 ....
{引用=(横たわる河をいつもひとり渡ったこの身も河のひと粒として)}

電源を切ったつめたい指先が私の花をふるわせて、夜

私だけを、という歪んだ夢をみて卓上の檸檬が暴発する

恋人か友人 ....
「林檎ってちょっと女に似てるから歯を立てるときぞくっとするね。」

夕暮れに秋刀魚さばいてみるのですふと血が見たくなりましたので

夜遅い夫の帰りを待ちながら深く深く爪を切るわたし

 ....
ナイーブで責任感が強いきみ、参っていないか心配ですが

大丈夫? を重ねる語彙の少なさは愛の欠乏かもしれない

繋がらない電話と返事のないメール、履歴が浮かぶ消灯後の部屋

圏外か電池 ....
否定すればするほどすくすく育つあたしの中の黒い世界樹。


信じられるひとからひとりひとり刺して殺してぱっぴーばーすでいとぅみー。

舌先でとがったことばを削 ....
1ミリも信じられない人がいて縁を切りたい自分のことです



信じない。大人のことは信じない。気付けば自分も信じられない。



君のこと信じているよ夕食の羊はコレステロール上げないん ....
鳥籠でアダムとイブを飼ってます つまりは私、神様なのです


神様の役もあんまり楽じゃない。掃除にエサやりもうメンドイナ


あ、そうだ!「試練」とか言って放しちゃえ!さてさて次は何を ....
ヘッドフォンのCharaに支配をされながらメールの返信待っている夜


「帰る時また声かけて」それだけで嬉しくなれる だから18


居眠りの授業で魔法の指がふとやわらかく突く吾のほっぺた ....
{引用=しゃわしゃわと濡れそぼってくアスファルトに嫉妬していたビー玉の夏}


街じゅうに言い訳にじむ赤信号は迷子の大人達にやさしい


新型なら上書きができるんだろう 消しゴムかけて毛羽 ....
あの夏のプールでずっと溺れてる 溺死するまでたぶん永遠

溺れる青、僕らの断絶、空、曖昧にdis・communication、沈む群青

週5日学生鞄に泡爆弾 すべてを咎め何も咎めず

 ....
超高級種も仕掛けもないビーフ舌でとろけて尻で固まる


夏前の視覚の審美報告を受けて腹へと指令が出された


バイオロボ最新鋭の内燃機にんにく2かけ鼠径に充填


縫い上げた ....
大好きの気持ちのぶんだけすり減った あか、しろ、きいろ、あお、みどり、もも

クレパスのあおで描いてた夢をまたぬりつぶすのも あおいクレパス

咲きほこる わたしの胸の花びらは出来合いなん ....
Qとゆう文字が好きだよ寝転んでひととき青い果てをむさぼる



チェックメィッ(ト)まもなくぼくははがされる壁の写真のように真死角



球体を抱きしめながら沈む沼ちょうどあな ....
春過ぎて夏が来たらしい照り返す薄着に肩が香る具合に


雨の朝、彼女と夜が脱皮してベッドに落ちた抜け殻2つ


服を脱ぐだけでは足りず皮膚を脱ぎ自己を脱いでも僕ら玉葱


生花持ち短 ....
叫びたい怒鳴り散らしたい殴りたい泣きわめきたい君に会いたい



デリケート割れ物注意めんどくさい
夜風このままわたしを連れ去れ



世界には星の数ほど男がいて
通じ合うのは ....
マシュマロの軽さで君と交わった優しい音のするこの部屋で

窓の外月のメロディー聴きながら繋ぎ合わせる昨日と今日を

おやすみと笑顔の数は数えない信じたいからもう泣かないよ
{引用=美しい涙に沿って目をさがす

               by oldsoup『内部ナイーブ』}



方舟は沈んだきみのゆびも絵も僕のなみだもノアの見る夢



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あぐりさんの短歌おすすめリスト(66)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
きみを追う- 朱印短歌510-3-9
加湿器23時- 朱印短歌510-3-1
cleaner- ことり ...短歌9*10-2-27
二階、窓際- 朱印短歌410-2-26
冬空- sh短歌7*10-2-26
ラーメン- 朱印短歌5+*10-2-25
下手なキス、して。- Rin.短歌1410-2-13
きんぎょ- ことり ...短歌310-2-12
教、育- 吉田ぐん ...短歌3710-2-9
風に舞う雪を見ている- ことこ短歌12*10-2-3
Re:_先___日_は- あすくれ ...短歌6*10-1-15
遠い思い出- ふくだわ ...短歌109-11-12
いつつ、秋はかなしいのうた- はちはち ...短歌4*09-10-30
日日夜夜- 吉田ぐん ...短歌1209-10-30
欠けていて、月- 石畑由紀 ...短歌1009-10-26
結婚してよかった、とか言ったことない- 吉田ぐん ...短歌2209-9-14
電波にのって- 伊月りさ短歌1*09-9-3
「_否定信仰。_」- PULL.短歌4*09-8-25
疑い- 高島津諦短歌309-8-24
つまりは、飼い主はもういないわけで- うみとゆ ...短歌1*09-5-17
いつつ、恋のうた- はちはち ...短歌2+*09-4-28
ちりり、燃える、- 石畑由紀 ...短歌4*09-3-21
溺れる青- 短歌8*09-1-20
【短歌祭参加作品】後は野となれ夢となれ- 木屋 亞 ...短歌4*08-11-29
クレパス。- 北条未香短歌208-8-30
かたちから逃れるもの- 本木はじ ...短歌508-8-19
愛は天下の回り物- 木屋 亞 ...短歌5*08-5-7
私こんなにも好きだっ短歌- 木屋 亞 ...短歌4+*08-4-25
月の詩- ユメミ  ...短歌2*08-1-9
Short_peace- 本木はじ ...短歌9*07-12-29

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