すべてのおすすめ
わからないわけにはいかない
ひかりはトトロやオームでなく
ファミリーや私の身辺が
もたらすということをです
死にそうになれても
死にゃあしないので
わからないわけにはいかない
....
雨上がりの
サッカースタジアムで
ボールを追いかける
夢遊病者
ゴール前に
ピンクの象がいて
ロングシュートが
決まらない
タンポポがゆれて
試合終了のホイッスル
パジャマ ....
僕が生まれた小さな町では
毎日が大停電の夜だった
プロレス中継がツーカウントで
中断してしまうことは
日常茶飯事だったし
髪が乾かぬうちに
ドライヤーの熱風が
消沈してしまうのを理由 ....
いいこと思いついたんだけどさ
まず滅茶苦茶いい詩を書くじゃん?
ポイントが最低でも30くらい付くような。
そんでそれを現代詩フォーラムに投稿するじゃん?
まあ、当然ポイント ....
がんぎまりの母親の太ももにフォークをおもいきり突き立てて
大麻の栽培されている蒸し暑い部屋をでていく
父親がローカでなにかをカクテルしすぎてオーバードーズ
ケーレンしてて笑える
重要なのはきず ....
なんだか灰色の空だな
シャブ中で捕まっている夫とくらしていた家はおじからかりていたもので
おじは今母の働いている透析の病院の院長先生をしていて
このお正月にすべてからっぽになったその家をみに ....
薄暗い街灯を避けるように
Davidが
深夜の公園で立っている
ように見える
満面の笑みを浮かべて
いや
満面の笑みを浮かべている
ように見えて
Davidは ....
君を傷つけてしまったかもしれない
僕は反省して
謝りたいんだけど
口を出るのはなぜだか言い訳ばかり
優しさは空を飛ぶ鳥のよう
僕の元にはやって来ない
なにも言わないでくれ
僕 ....
生温いコンソメスープを湛えたプールに
丸ごとの白菜と一緒に浮かんでいます
プールサイドでは画家が筆を走らせています
キャンバスとこちらを交互に見つつ
トレビアン!と叫んだりしています
葉巻を ....
呪い
というものについて考えている
地球が回って
日が照って
草花が生い茂って
我々は
そう
そのように生きていて
そのこと自体が
呪いであって。
祝福
と呼ばれるものはすべ ....
今の俺は弟が怖い
何故かって
分かんない
タロイモ先生は
被害妄想だと言う
液を飲めと言う
1日2回までいいと言う
飲んでも怖いのは変わりない
ほんとは一人暮らししたい
お金 ....
君は僕とセックスしたかったのかな?
僕は君とセックスしたかったのかな?
「いいよ、好き、きて」ってかわいく言ってくれたものね。
人間不信の僕は恐いけど信じたさ、僕だって好きだもの、セックスしたか ....
ジェニ、ジェニ
気楽へ行こうよ
ちっこい僕の車に乗ってさ、
すなはまへ
ゆっくり行こうよ
塩の柱をながめながら
ほら
かわいた気分が
アメリカまで続いている
そこにあるのがどうしてな ....
081119
100年に一度の津波ですと
テレビが
怖いことをおっしゃるので
海の方を眺めたら
金融危機のことだった
一人あたり12000円の定額給付金 ....
正直今日の日はえぐれるような1日だった
いろんな意味で
あたしはもっと強くなっていかねばならない
昨日よりももっとぐるぐるめまいがした
あたしはもっと強くならなければならない
....
おかあさんから手紙がきました。
おかあさんは手が震えるから、看護婦さんが字を書いた手紙でした。
おかあさんの写真が2枚入っていました。
おかあさんはおしゃれできれいで自慢のおかあさんでした。
....
僕は、君の名前を思い出すことができない。
だから、名前を勝手につけて話をしようと思う、君の名前はノア。
美しい子供だったということは覚えている、ピタゴラスの定理のような美しさを持つ子供だった、
....
くまをね
くまをおんぶして歩くの
会社行くときも
映画観に行くときも
フランス料理食べに行くときも
くまが可哀想なんじゃないんだ
私がくまがいなきゃもう歩けないんだ
ねえ く ....
閉館時間もとっくに十年過ぎて
ひとっこひとり見当たらない図書館
そこでは書物の重さも
なーんも知らない子どもが
本を積み上げ愉快に遊んでいる
言葉には危ないから近づいちゃ ....
入園して夢の国に来た
金払って夢の国に来た
千葉に夢の国があった
東京ディズニーランドへようこそ。
臆病な僕は、夢の国の愉快な仲間達から逃げてしまう。
彼らは
おどけた仕草 ....
四角いへやに住みたい
何もないところで
棚に邪魔されずに
四角をながめながら
四角の一部になって
心臓を壁にあずけて
窓も作らず
頭の中にもう一つ四角をこしらえて
あほになったまま
....
俺は自分自身に好感を持っている
罪を許すことができるからだ
皆とサッカーをして遊んだ
ボールをまともに蹴ることなんて
高校の体育の授業以来のことだ
息をぜいぜい荒げながら
俺は必死に土の上を駈ける
全力疾走でボールを追う
だが日頃の運動不足 ....
ほぼ何もせず、ベッドでゴロゴロしながら
ひたすら様々な観賞。
第三のビールよりも
安ワインの方が経済的なんじゃないかと考えた。
ため息や罵倒や夫婦喧嘩が金に換わるならば
幾らでも絶望 ....
僕の家に書き込み式の絵本があってね。
主人子の名前のところが空白になってんの。
そこに、自分の名前を入れて感情移入する趣向なの。
素晴らしいアイデアだなあ!なんて思って久しぶりに開いたら
書き ....
君にやさしくくちづけしたら
鋭く尖った牙が君の頬を傷つけた
小さな体をそっと抱きしめたら
毛むくじゃらで強靭な肉体が君の背骨をポッキリ
君に愛の歌を捧げたら
轟音の雄叫びが君の鼓膜を ....
僕と君は鉄パイプのような人間だから
鉄砲の所持を許されてもいいはずだった
僕は可愛い赤いリボンをつけてもらった鉄パイプを持っていた
君はキラキラのラメが散りばめられた鉄パイプを持っていた
....
美少女アニメ見ててうわーかわいーなーって思ってたら
画面の端に僕が写ってたから 腰が抜けた
2次元アニメの隅の方に 実写で写りこんでいる3次元の現実
可愛い女の子たちの輪の中に 混ざれないが ....
石井が死んだ
石井が死んだ
あの夜 僕と石井と巻田と藤原と4人で
火を囲んで はしゃぎあった
深夜の公園
ごおごお 燃え盛る炎を囲んで
いろいろな話を した
グラビアア ....
死んだ奴らばかりが
生きてる奴らに
「早くこっちに来いよ」
っていうのは不公平だから
僕は
高校の制服を着ることなく死んでしまったあいつに
毎日毎日、狂ったように
「早くこっちに来い ....
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13