{引用=
セーラー服は戦闘服

            相対性理論『地獄先生』}




まばゆいが闇を散らして散らかしてしまえばはしゃぐ子らの早朝


悩むふりだけをしている ....
にびいろの街で見かけたマフラーのオレンジの色 早足で追う


昼休みローソンに行くきみ見つけ 上ずった声で「俺も行こうかな」


彼のこと思い浮かべて話すとき そんな顔をきみはするんだね
 ....
今もなお 薄桃色の 美しさ この目に居残り 頬に広がる

花の香を 蒸し暑い風が 奪い去る 今もかすかに 鼻をつきつつ

春すぎて 季節は青みを ましていく 春の夢中に おきざりにして
 ....
窓ガラス滴る雫数えては不実な愛を嘆き悲しむ

雨の中傘もささずに飛び出せば君に出会えるそんな気がした

レインボウ追いかけて行くよどこまでもいつか君にたどり着くまで

紫陽花の冷たい青は君 ....
シングルベールシングルベール季節はずれのやどり木の下キスをして。

舌を入れるのはまだはやすぎるのかと思っていれば入ってくるのは舌で。

はしたないと想われたく ....
「信号まで送るよ」君が言ってから 赤はふたりの色となりけり


青を待つ吾もまた人に待たれ居り 三千キロの横断歩道


「それじゃあ」がいちばん恐い帰り道 留まる信号 3度目の赤
砂糖菓子のような架空の死が27個そろって阪神サヨナラ



付属品のじんせいさえも愛しくて 帰りの市バスで揺れるワンセグ



金本の弾丸ライナー(少年の夢精のはやさで ....
日曜の午後

卯月昼桜の下に居眠りて醒むれば片がはらはらと落つ

崇福寺その建つる跡訪えば青きもみじ葉陽に映えており

二人して山寺訪ねその路の浅き流れのそばに休めり

春の日の狭庭の ....
答えなさいあなたあしたあたしと蛸になる覚悟はできているの?。


前身で受け容れてそしたら愛してあげるからだじゅうで触手で。

あしたは火星に連れてってそして ....
対人関係としてはもう切れてるなのにどうしてこんなに気に、

金魚みたいにぱくぱくと口あけて空から降ってくるキス待ってる。

交差点で立ち止まりシマウマのふりして ....
もう鰓呼吸の仕方も忘れちゃったねと夫は肺で煙草を吸うので。


なまぐさいのはなつかしい手紙なくしてしまった鱗が痛くて。

昼は泣きながら鰯を焼いて食べたなつ ....
沸きいずる誇りを胸に抑えかね晴れ上がった日に甲種合格

われ一人屋根に上ればコーリャンの畑に数十人の敵兵

しゅっしゅっと弾はかすめる身をかがめもぐらのように進むわれらに

じゃがいもと思 ....
長い長い、ゆめが落下して
重さを忘れたわたしは、大きな幹の鼓動を聴いている
その音と音のリズムが春の速度と似ていて
甘い甘い、きみも落下する
そこらじゅうに溢れているのは、
多分、今年の
 ....
ぼくたちは春を起点に遠ざかる公転軌道を失った星






君という病を喪いかたかたと瘧(おこり)のように震える柱



便箋を一枚一枚丁寧に破ればただ ....
キミがわたしのこと
「旅してるみたい。」
そう言ってくれたから


キミと一緒に
キミの言葉たちと一緒に
一夜の旅に出かけたんだ。

わたしが風景をめくりながら
「遠くへ。この世界の一番 ....
雲ひかる
野をおおびらに歩けたら
大きな帽子 風にうねらせて

    ☆

群青の森の水際
樹を裂{ルビ=くだ}く 堅いまるめろ
栗のモザイク

    ☆

口笛に すゞめ ....
雑念という名の念力できみをあたまの中からテレポート。

疲れ眠るリモコンの中のひとりぼっちの乾電池としてのぼく。


知られちゃいけないきみの生まれた星まで飛 ....
綿菓子の 桜の枝にうずくまる 蕾に咲けと 満月の夜

涙なら頬をつたって濡らすでしょう 春の足跡 そらの手鏡

春の星 咲いた証はあしもとで かざはなと舞い 銀河流れる
ぶかぶか三月のすそを引きあなたは駈けてゆくこけてころがって。

ふかふか春のじゅうたんは準備中痛くないよ!だってたのしいもの。

たのもしいタンポポさんは二度踏 ....
目覚めると輪郭だけが残っていた はまって遊んだあとで、笑った


ソファの上に速度の違う一日あり胸とくとく打つ猫と私と


いまはもう見えなくなった補助輪のかろかろ我の胸に鳴り在る

 ....
うすべにの桜を頬にほころばせ
ふゆを咲くのは
あどけない、春




さむい夜
機関車さながら息をして
笑っていたね
星くずの頃


転んだらふわふわでした新雪は
 ....
曇が月月から曇がおや月が曇であるのか月であるのか




風やんで雪のみなもと目に沈め光のなかの光たからか




行方なくただ前のみが在る冬の泳ぐそのさき ....
{引用=
目が覚めたのは君だけださあ早く、首のバーコードをひっぺがせ!



もどれないことはしってた 朝のこないうちに固く結んだ靴ひも


どこまでいってもどこまでいってもこの道は ....
強い光は、痛みも苦しみも照らし出す。

眩しい。

でも、見たい。

自分の心に、光を思いっきり打ち込んでやりたい。



いつまでも闇に隠れていては、絶対に損をする。

光は、本来とても暖かいものな ....
こんなにみにくい幼蟲見たことないそう言ったのはきみなのに。


ひとりだけサナギになった兄さんがどうしても許せなかったぼく。

巣を捨てて出て行ったあのひとは ....
━数億年、
寄せては返し繰り返し
水、空気、光を、

混ぜる、取り込む、濾過する

そうして造られた海は、人の創造を遥かに越えて

例えば、ありふれた海岸線の湾曲にさえも
 ....
あたまの中のタマがあたまが痛いというので今日はおやすみです。


あまたのタマがあたまの中であたまを抱えごろごろしているのだ!。


あるかなあるかなアルカ ....
書き出しの言葉は、思いつかないから前略。

今年の東京は春が来るのが早いよ。
本当の冬は来ないままだから、故郷の二月、思い出してたところ。



−20℃、ダイヤモンドダストを肺に吸い込む日、 ....
空の涙は

私の手のひらで

悲しみを預けながら

そっと

冷えた空気に混じりあう


音もなく消える

その悲しさを

何に伝えたらよかったの
涙さえ君がくれているものだから生き抜いてみたいこの人生を


花は咲くのが仕事というのなら人はきっと生きるが仕事
うみとゆうさんのおすすめリスト(54)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
_I_Care_Because_You_Do- 本木はじ ...短歌310-12-31
草食系男子- 徒歩5分短歌410-12-23
春から夏へ- 遊僕民短歌109-7-12
六月の恋- 未有花短歌14*09-6-9
「_舌心。_」- PULL.短歌1*09-5-3
みっつ、信号のうた- はちはち ...短歌4*09-5-2
阪神サヨナラ- しろいろ短歌7*09-5-1
日曜の午後- 生田 稔短歌109-4-12
「_蛸足廃人。_-_ひざまづいて触手をお舐め。_-_」- PULL.短歌1*09-4-8
「_ころころ。_」- PULL.短歌2*09-4-7
「_うろこのこころ。_」- PULL.短歌4*09-3-28
兵士の歌- 白糸雅樹短歌5*09-3-19
ゆめ_〜桃色の朝〜- さくら自由詩21*09-3-17
春を密輸- しろいろ短歌1609-3-15
わかれのかたち- 夏嶋 真 ...携帯写真+ ...15+*09-3-14
修羅を読む(8)- Giton短歌2+*09-3-13
「_きみのあたまの上の電波塔がすこしぼくに傾いた物語。_」- PULL.短歌6*09-3-11
仮称_流星雨(2)- たりぽん ...短歌6*09-3-8
「_三月のぐりん。_」- PULL.短歌3*09-3-7
独りごとにすら、できない- 石畑由紀 ...短歌12*09-3-7
◆ふゆを咲く- 千波 一 ...短歌6*09-3-2
ひとり_まつり- 木立 悟短歌309-3-2
バミューダ海峡一番乗り- しろいろ短歌509-2-28
陽光- エルメス携帯写真+ ...609-2-26
「_複眼に映るきみ。_」- PULL.短歌3*09-2-26
未完の創作物- 遊佐携帯写真+ ...6+*09-2-25
「_あまた。_」- PULL.短歌2*09-2-24
雪の手紙- 夏嶋 真 ...携帯写真+ ...10+*09-2-24
空の涙- ほしのみ ...自由詩9*09-2-22
生きる- 愛穂短歌4*09-2-20

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