人という字に
王冠を描き足して
「えへん」

咳払いさせてみても人はただの人です


偉ぶってみたところで
ぼくはただの文字です



ぼくの好きな人はとても偉い人です
 ....
  歓びはなかった
  とはいえ哀しみもなかった
  わたしたちはベンチを分け合って座り
  冬の始まり、辺りに人影はなかった
  言葉はさっきまで……あった
  今は沈黙さえ、ない ....
海沿いを走る電車に運ばれる海のイメージしかない故郷

目の前に広がる海に手を伸ばす天然のものに心惹かれる

頬杖をついて妄想巡らせる現実離れするほどリアル

染み渡るピンク色した愛の色子供 ....
抱擁はつよい風のようで
いろも匂いもなかったが
ばさばさと通りすぎていったあとには
たくさん 散っていたので
あなたが来たのだな と
ようやっと理解します

理解します
したくもな ....
裏山の枯れ草に差し色アザミ あなたが
わたしの想像するあなたならば

例えば
淡く芽生えはじめた
きもちがあることを
伝えるだろう

身分違い
そんな言葉も
頭をかすめる

わたしはわたしで
目指す地点 ....
ナ、ナ、ナナジュウキュウエン!救援を求ム。そうゆうことにしておくから


くるくるうシンケイスイジャクわたしのこきゅうはちきゅうをゆがめつつ

つつがあるちょこっとかじるチロルチ ....
怖い話だが滑舌が悪い 君の住む街の地図を買って会いに行かない ぼくの嘘が世界にバレたので
ぼくは一度宇宙へ逃げて
地球をもう一度
水に浸しなおした
ひとしずく、落ちて夜明けを目覚めゆく{ルビ希=ねが}いを祈りを君の瞼に


白い鳥ふいに飛び立つ{ルビ海岸=うみぎし}に遥かな時をひとを忘れる


また夏に帰ってゆく旅誰もいない駅にまどろ ....
する事は 沢山あるから

あなたを 思う時間を減らせる
わかっているのだ
燃えるゴミは火・木曜日
かんとビンは水曜日
古布と資源ゴミは土曜日
でも、間違えたのだ
自治会の方がやってきた
ゴミを突き返し、怒るのだ
間違えた、やってしまった
そ ....
自分の詩を読み返そうキャンペーン実施中です。

皆さんのベスト3を教えてください。

私のはこんな感じ。


3位
http://po-m.com/forum/showdoc.php? ....
だーれも知らない
あるところに
いつも大真面目なんだが
ちょっと空気が読めなくて
頑固でお節介で口うるさくて
嫌われ者の爺さんがいた

村人たちは集まっては
ひそひそと爺さんのことを噂 ....
リモコンを隠す妖怪ざまあみろ接着剤で固定してやる 親指と人差し指と中指で
支えるように持つのは
箸と鉛筆と歯ブラシと
お道具箱のひきだしの中
噛み跡だらけにしたのはだあれ

初めて手にした六角形は
金色のトンボがついていた
削っていく ....
夏の次が秋だったあの頃を探しに
ぼくは今、 油切れの車輪を引き摺ったまま
秋の消息を訪ねて旅に立つ

窓枠の中でそっと にこやかに手を振り
石のような白い空に はぐれてゆく僕の影を 
 ....
子どもらの手を引いて
檻の前にやってくると
黒山の人だかりである
どんな珍獣がいるのか覗いてみると
檻の中にはなにもいない
ただそれっぽく置かれた餌箱と
タイヤでこさえた遊び道具
見物客 ....
# どこへ行くの?

 彼は車の運転がとても上手だったの、とあなたが言ったとき。僕らの街のどこかに、ささやかな亀裂が走る音がした。それは、きっとビルの下に大した意味も無く存在するあの隙間で、一匹の ....
恋人になっていたかもしれない男と
冗談を言う夢を見た
醒めたあともまだ楽しいような
生々しい夢だった

恋人になっていたかもしれない男と
大喧嘩する夢を見た
醒めたあともまだ腹が立つよう ....
コンクリートの通路の上で
のたくっていた

その姿で、生命を与えられたものは
私に向かって鎌首を上げた
私は何の躊躇いもなく
その頭を、コンクリートに踏みつけた

ごりごりと
頭蓋骨 ....
住宅街の軒に
寒椿の気配がする
終わりを告げる百日紅
色を変える準備を
始める銀杏
キョウチクトウは空高く  ....
ビニール製の手帳ケースから
トリキュラー
取り出して飲む
生理を整える
きのう
先っちょから膿の出たおじさんと
三回した
精液も膿も一緒だと
笑ったおじさんに
遠慮なく
された
 ....
新しい扉を開ける左手に誓いの指輪キラリ輝く 書きおえてはじめて
それが詩だと気づくように
死んでしまってからやっと
恋だったとわかる
いつもおそくて
墓を掘るのも一人きり
でもいいや、
塩の塔はきれいで
鳴らせるのははみだし ....
話の前後は覚えてないが
がんばらなあかんなーと言った
隣にいる人は
せやでーと言った
夕暮れ
川沿いの道につづく石段
中ほどに座り込んで
雲の際の輝き
暗く沈んだ
民家の重なり具合
 ....
その箱はスケルトンの灰色で 

どこにも蓋がみつからなかった

サイコロを転がすように その六面体の

一面ずつに番号をふって 開けようとしたが

開けられるような 切れ目がどもにもな ....
永久不滅ポイント0のぼくら硬度10の憂鬱ふらっと


こめかみに指ピストルを押し当てるネジ式のサイレントサイレン


こなごなと呼吸うれいてる断片たちうちできない夏に埋めて
 ....
正しい言葉があふれている

論議を差し挟んだりしてはいけません
みんな、違うのだから
人はそれぞれなのだから
「それって少しヘンじゃないかな」
なんて、絶対に、言ってはならないのです
 ....
深水遊脚さんのおすすめリスト(1238)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
前置き- きりえし ...自由詩214-9-29
街路樹- 草野春心自由詩614-9-28
妄想- 夏川ゆう短歌314-9-28
散る- はるな自由詩514-9-28
裏山の枯れ草に差し色アザミ- えりん川柳114-9-27
淡い気持ちのこと- はなもと ...自由詩514-9-27
79円- 阿ト理恵短歌7*14-9-26
怖い話だが滑舌が悪い- 北大路京 ...自由詩414-9-25
君の住む街の地図を買って会いに行かない- 北大路京 ...自由詩614-9-25
- 宮木理人自由詩214-9-25
ひとしずくの夜明け- 石瀬琳々短歌4*14-9-24
大丈夫- 中原純乃自由詩3*14-9-23
テキトウに、生きる- うめバア自由詩14*14-9-21
自己評価ベスト3- 中村 く� ...散文(批評 ...3*14-9-18
平和のつくりかた(だーれも知らないシリーズ1)- 森川美咲自由詩5*14-9-18
リモコンを隠す妖怪ざまあみろ接着剤で固定してやる- 北大路京 ...短歌414-9-18
さよなら鉛筆、トンボ印のちびた秋/即興ゴルコンダ(仮)投票対 ...- こうだた ...自由詩12*14-9-16
あの頃を探しに- ハァモニ ...自由詩6*14-9-16
動物園- やまうち ...自由詩3*14-9-16
夜になればかえるは- Debby自由詩214-9-16
恋人になっていたかもしれない男- 森川美咲自由詩3*14-9-16
- 山部 佳自由詩114-9-15
寒椿- あおい満 ...自由詩414-9-13
おじさんのうみ- nemaru自由詩2*14-9-12
新しい扉を開ける左手に誓いの指輪キラリ輝く- 北大路京 ...短歌214-9-12
塩の塔- はるな自由詩514-9-11
たそがれ- nemaru自由詩10*14-9-11
空っぽの_月- 西日 茜自由詩5*14-9-10
硬度10の憂鬱_ - 阿ト理恵短歌9*14-9-9
「正しくないこと」の行方- うめバア自由詩414-9-8

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