すべてのおすすめ
イカロスときみに呼ばれた五月から芽吹きだしてる背中のつばさ
滑走路駆けるあなたを追い駆けて追い駆けられて閉じてゆく恋
鋼鉄の翼たたまず夜を待ちどこへ飛び立つ思春期の冬
無 ....
幽霊もいない病院もうひとり幽霊じゃないきみとさまよう
麻酔薬月夜にぬれてこぼれてるコンクリートはすでにふにゃふにゃ
スタンバイされても困る手術室「メス!」ってあたしのことかしら
....
罪の森きみの手を取り「逃げよう」と言った途端に僕も罪人
森のなか追いかけごっこふたりして迷い込んだねもうひとつの森
瓶詰めの蝶を埋めます木の根元「飛び立つものはすべて埋めます」
....
縁側で闇を見ている妹の白いうなじが僕を呼んでる
夏野山汗ばみながら駆けてゆくゆくえふめいの妹の兄
鉄塔の錆びた階段昇りゆく100階したから姉とは呼べづ
鏡台に映る妹べにを ....
駅前のパチンコ屋は新装開店です CRフィーバー「穂村弘」
慎重に「穂村弘」の臍の穴狙って「弘」をまわしてください
「リーチ!」って「穂村弘」の声がしてまみ群出たらチャンス拡大!
ま ....
ゆふぐれに君とふたりで春の墓地ここでひととき幽霊しようか
「五千年前の約束忘れたの?」花火しながら妹が問ふ
昆虫がふたりの為の出会いなど知らづに運ぶ花粉かな
警報機こわし ....
うるせえなそれでも僕のたましいはゴムタイヤに詰めた散らし寿司なのだ
もてたくてもてるふりしてもてまくりもててもててもててもててもてて
一日に一本限りのタバコのような君のスマイルのためなら
....
鮮血のアンダルシアの石畳首なき人の燻り立つ笑み
(せんけつのあんだるしあのいしだたみくびなきひとにくゆりたつゑみ)
<通釈>空を仰いで目を閉じると、強い太陽で真っ赤な闇が視界を覆う、夏のアン ....
冬の芽を切り開き見れば春花のホムンクルスが折りたたまれて
ビロードは蕾の守り手のひらを合わせたかたち銀の針山
溢れ出る支度を整え旗手は待つ溢れ出るとき合図するとき
秋の{ルビ陽=ひ}を そっくりそのまま はね返す オレンジ色の 宝石ひとつ
白黒白黒 テントに籠もる咳払い 秋の夜長の神経衰弱
七並べ アルミパイプの指定席 正面に花 照れるジョーカー
「大ちゃんの絵ができました」叔母の手による油絵を喪服で抱え
安らかに ....
佐々宝砂さんの短歌おすすめリスト
(41)
タイトル
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カテゴリ
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日付
ICARUS,FLYMETOTHEMOON
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本木はじ ...
短歌
11
04-10-3
To_Cure_A_Weakling_Childish_So ...
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本木はじ ...
短歌
8
04-9-10
瓶詰めの森
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本木はじ ...
短歌
16
04-8-26
夜光中
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本木はじ ...
短歌
35
04-7-14
「穂村弘の夜」
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山田せば ...
短歌
11*
04-6-30
廃失者
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本木はじ ...
短歌
26
04-5-24
腹の七糞
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石原大介
短歌
16*
04-4-18
出張「幻視短歌」
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右肩良久
短歌
2
04-3-17
十二月の白木蓮
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小池房枝
短歌
5
03-12-25
柿
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春日野佐 ...
短歌
5*
03-12-6
法事にて
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石原大介
短歌
13*
03-11-15
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