あっと気づいたときには
避けようがなくて
エンドルフィン働いてくれたのか
やっと死ねるのかなだなんて
奇妙な喜びに背筋ぞくぞくしたのだけど
むりやり右折してきたクルマに衝突した瞬間
 ....
一。


 この街ではつめたくて、誰もが当然のような顔をして、歩いて、いる。ぼくらは他人のふりをするのが得意だから、みんなすぐに誰かに成り切って、誰にも知られない ....
今日も祈りのうたを歌った あら、こんばんは。
でもあなた、私の頭の中の人ね。
いいの、退屈していたの。誰もお話する人がいなくて。
あなた、ビーフシチューは好きかしら?

か、ごめかごめ。

作っているの ....
花が好きだったばあちゃんに
花を摘んで帰ると
十日に九日は叱られる

「野に咲いとうのが{ルビ美=うつくー}しかと」
だから摘んで来なさんなと

ばあちゃんの手のひらはまめだらけ
ばあ ....
具壱言さんのおすすめリスト(5)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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「_ぼくらのつめたい亡命都市。_」- PULL.自由詩8*08-3-22
祈りのうた- しろう俳句108-1-6
ビーフシチューのうしろ- 鳥獲自由詩4*07-8-9
菊の花- 日和自由詩7*06-4-21

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