死んだふりばかりうまくなって
世渡り上手になれなくて
からっぽの冷蔵庫みたいな心をもって
誰も愛すことができない僕は
たまに必要とされることが
たまごを割る時みたいにうれしい
いかりをうちあげてもそら 死んだような気分が好きでね、母さんは魚の切り身をよく買ってくるよ。
一応生きてるから家事ぐらいしようと思って、洗濯機を回すんだけど、洗濯物がないから空回りするばっかり。
あの音は幻聴みたいで嫌いだ ....
さよなら

今日

明日なんて

来なくていいから



今が
きっと世界は
音と手を取り合って結ばれている
僕の中で
聞こえてくるのは静けさ

初めて世界に触れたとき
教えてくれたのは無数の音の生まれ変わり
そのときから
僕は独りを知った
 ....
甘えんぼな あたしは
あったかいひと
やさしいひとに
ふれると

ホワンとしたきぶんに
なってしまう

気を全開にゆるしてしまう

たまに失敗することもあるけど
猫の勘はたいがい ....
ただひたすらに暑いから
手をつなぐのも
抱き合うのも
なんだか嫌になってしまうね

どこかのアニメじゃないけど
ドロドロに溶けてしまえば
手もつながなくていいし
ましてや抱き合わなくて ....
私は、彼を許す。
彼は、私を拒む。


彼女は、私を許す。
私は、彼女を拒む。
いつも息継ぎを意識をして
まったく君は注意深いな
それを芸術なぞとほざいてみる
嘯いてみる
息巻いて蟹のように
音を荒げる横顔を流し見、
「ラフロイグ下さい」
 ....
ひまわり病で

上ばっかり見てる君は

あたしが大切に育てた

小さい芽をけとばした。
どこまで行っても札幌だし北海道だし日本だし夏だし六時だしお腹は空いてるし
なんにも変わるわけがない

皆はこれから何があるんですか?
楽しい事ですか?
悲しい事ですか?
私には何にもありま ....
まっしろになりたいよ
溶けて破壊されてどろどろになって
なにも考えたくないよ

よくわからない文字や数字ばかりでてきて
頭の中でおどるよ、ずっとずっと
きもちひとつでじゅうぶんなの ....
もしも、あのとき
そこにknifeがあったなら
隣に眠るあなたを殺していたでしょう

刹那を永遠に変えたかった
だけどそうするには
あまりにあなたを求めすぎた

かわいいあなたの無防備 ....
リンゴ酢のみたいんだよ。
ことのほか響く声にびっくりしながら残っていたもう一人のクラスメイトを見やる。彼は恨めしそうにこちらを見ている。「ありそうでないな。」「ありそうですらないよ。」机の中に適当に ....
{引用=ただそれだけのことなのに、
ただそれだけのことが、
ちっぽけなんだけど、
それがもうすべて。}
仮眠していた
動物のように
本能だけで動けばいいのに

優しさの言葉
身に纏って
だれにもすかれようと
愛想笑いする

本音を言うのがこわいだけじゃなくて
憎むことがこわいから
 ....
息するように死んでいって
息するように泣いて
息するように嘘をついているね

嫌われたくないなんて嘘で
本当は嫌いたくないだけ
夢が覚めるのを恐れて
不眠症みたいになっている


 ....
嘘ばっかり つくよ
わたしは
すなおになりたいから
嘘ばっかり


うつくしい あなたを
嘘のかたまりに
おぼれさせたくて
くるしめたくて
ころしたくて
わたしを
にく ....
曇り空の下を歩く人々がいる

それを見ている視点はまだ迷っている

彼なら今をどう語っただろうか
この先をどうノートにしたためただろうか


何にも変わらない
希望のあとの絶望って深 ....
この皮膚が 境界が
邪魔だ

「触れている」証拠
なんていらない

ドロドロに溶けてしまいたい


君と一緒に
きのうなくしたのは
かげふみしたきおく
なしくずしのあした
いつまでもこうして
でぐちをみないふり

ひからびたどうこう
らくになったつもり
かすかなしょうどう
なにもないからっぽ
 ....
肌がふれても
体温はあがらない
わたしたちの関係が死んだのだ

しんじられないほどつめたい
死んだ関係とは
ひとの死体ほどつめたく重い
夜明けといっしょに目を覚ます
お気に入りのいちごジャムを
トーストに塗って
飲みこんで
呑みこんで

体がべとつく感覚をおもいだし
半そでと長いスカートに着がえ
昨日から飼いはじめた水 ....
無理しないでやってける人はそれを無理してやってくしかない人に気づかないからね、仕方ないんだよ、とさとしがぼくに言う。さとしは林檎酢を五倍に薄めている。ぼくは俯いた。俺は無理してやってる人にも気づかれな .... 泣いたり喚いたりすることに
何の浄化作用があるのだろうか

僕の愛する人は
涙も見せず
痛いとも言わず
ただ静かに窓の外を見詰めて
もうすぐ春だね、と微笑んでいた

少し早い誕生日ケ ....
今のきみ最低だから
ぼくは
きみのこと慰めるだけにしておくね
「さみしい目だね」って耳掃除の時 当たり前のことを
当たり前にやるのが
当たり前な人間だとしたら
当たり前なことを
当たり前にやれない
私という人間は ヒトではないのかな

認めたくないけど そうなのかもしれ ....
君が明日自殺しようと思ってたと
さらりとゆう
あなたに話しかけられてなかったら
自殺してたよ
それ、ほんとですか。
 ....
たくさんの嘘からできてた
わたしのひとつひとつの細胞を
あなたは愛してくれた

たくさんの真実からできてた
あなたのひとつひとつの細胞を
けっきょくわたしは
最後まで愛すことができなかっ ....
ゆずさんのおすすめリスト(210)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
アイスクリームは溶けてしまうよ- ゆうと自由詩4*10-8-2
無窮- 乾 加津 ...俳句2*10-8-2
自滅- mad.rabby自由詩110-8-1
_- 風音携帯写真+ ...110-7-30
聞こえてくるのは- 乱太郎自由詩17*10-7-28
あったかいひと- 森の猫自由詩13+*10-7-28
猛暑- 三上あず自由詩3*10-7-28
捩れる。- 青井とり自由詩210-7-26
曖昧な、- 錯春自由詩310-7-25
ひまわり病- 小鳥自由詩510-7-25
電車- 一華自由詩310-7-17
ごめん- 嘘而自由詩110-6-29
そこに、knife- れもん自由詩210-6-28
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うそつき- 朧月自由詩310-6-13
- 三上あず自由詩210-6-12
感情一致と致命傷- 嘘而自由詩110-5-24
5.15- 自由詩410-5-15
融解- 三上あず自由詩2*10-5-13
窒息- 自由詩410-5-13
つめたい- はるな自由詩210-5-10
ふたりは創作する- 嘘而自由詩110-5-5
無自覚- 榊 慧散文(批評 ...110-5-5
春のない国- 高梁サト ...自由詩17*10-5-2
甘え- 寒雪自由詩110-5-1
無題- しみまん川柳3*10-5-1
悲劇のティアラ- 朧月自由詩410-4-30
ハルジオン- ki自由詩210-4-30
嘘つき- 嘘而自由詩210-4-28

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