窓外の大空に掛かる十字架
朝日を浴びて白く屹立する
それは福音だ

彼は夜闇に生まれた
太陽に焼かれ、荒地に又砂浜に
足跡を残した
それはゴルゴダへ続く

砕かれた四肢から血が伝い落 ....
意味さえ有れば良いんだ
人生なんて。


なんてって
言ってる時点で
意味なんて無いかもだけど。



楽しければ良いんだ
人生なんて


なんてって
言ってる時点で ....
グアムワイハ、イタリアなんかくそ食らえだ
ユーラシアアメリカオセアニアアフリカ大陸くそ食らえ
夜の11時半、新宿のロータリーで拾ってもらって
車の中でキオスクのサンドウィッチ缶コで流し込んで
 ....
書きかけの原稿用紙の上
私の物語はまだ完結をしらない

生まれてから今までの数十年間
1分ごと、1秒ごと
事細かに書き足されていく
初めはまだ色褪せていない真っ白な紙からスタートした
 ....
これって何かの間違いだったりして

夕方近くに先日面接受けた問屋さんからの着信
胸の震え抑えつつ電話に出てみれば採用しますの吉報だった

他の誰かと間違えていないよね

いつもの野良猫に ....
虚しい朝はいつもひとりだ。


まだ始発ががない朝もやのなか

途方に暮れたような。

泣きはらしたような。

ちゃんとあきらめがついたような。


あんなに泣いて怒って
 ....
意思力がないので
団子をかじれなかった
意思力がないので
犬をけしかけられなかった
意思力がないので

よくしようとしなければ
きまりきった手順でいいのに

本物であるのと同程度に
 ....
新雪の上にあし痕をつける代り鮮血を垂らす
雪の原(畑で可)に裸の女3人をしゃがませる
1の女は経血を垂らす
2の女は死産児を産み落とす
3の女は陰部にナイフが刺さっている

3人の女の流血 ....
其昔、あの惑星のゑうろぷと発音せる、ぢぢいのくさめのやうな陸地の
ほらんどなる、白い吐息みたよな地域のずんでるとと云ふ、脱腸帯ぢみ
た名の地点に青年は生まれたのだ。
内気の癖に激情家の醜男は何を ....
指先でティーパックのお茶を振るとき
私は目の前に広がる茶畑を見る
小さなパックの宇宙に広がる緑を見る

半円形のそれは
ぴかぴかと光を反射して
まだ朝露もまあるく転がっている

乱暴に ....
何を嘆いてるんだ
踏み出した足を出し間違えたことが
そんなにも悔しいのか
大したことじゃない
何にもしないで
うじうじしてるやつらのこと
考えてみろよ
ま ....
最後はいつも疑問形。

「何が好きなの?」
「何が嫌いなの?」

途切れるのが怖いから、
ケーキをちびちび食べる子供の様に、
話題を小出しにして。


馬鹿みたい。
0を ....
おじいちゃんが

おおきくなったなぁ、と

わたしとせいくらべした


ぬかされちゃったな

と、あたまをかいてわらう

おじいちゃんに


まだちょっと、おじいちゃんのほ ....
そうして
列車は燃え上がる火山の山腹を廻り
向かい合って座っていた僕たちの
車窓から美しく災害が眺められた
列車のドアから乗客たちが飛び降りていった
飛び降りては降りそそぐ炎のように水鳥を抱 ....
女の腹が真珠(たま)孕み 男の腹に指が這ふ
愛ほしいひと、今宵貴方を離さない
貴方をわたしに誘ひたい
迸る極楽浄土を黄金で編んだ煉獄に
火と蛇で撚つた鎖で繋ぎたい

男の胸に日が昇り 女の ....
お仏壇の製造工程に密着取材
若手職人のケンジさんは30歳
元国土交通省勤務のエリートで
学生時代にはアメフト選手として活躍
現在は同い年の妻と2歳の娘をもつ
笑顔がさわやかな青年ではあるが
 ....
野良猫がなにかを待っている駐車場
壊れた街灯がまばたきしている路地
さびしげな風が吹いて扉が閉まる
いつもこんなふうに僕は
君の影を追ってばかりいるわけじゃない
冷たい窓ガラスに当てた指先
 ....
ねえ
どうして記念日が必要なの?
どうして特別な日が必要なの?
まるで
それが法律であるかのように
型にはまって恋をする人達
そんなの関係ないよ
とに ....
大好きだよ

君のことがね

こんな私のもとへ来てくれた君のことがね

本当に心から大好きだよ



君がね

私のお腹に宿ったと知ったあのときに

お母さんはなんて素晴ら ....
疲れた身体を脱いで
立ち上がれたら
なんて楽だろうと思う

始まったばかりの朝は
あっという間に夜になる

何をしたのか数えていると
堕ちて行くように目が閉じる

明るい朝が来ます ....
バスの中で後ろに座った関西弁の男を
持っていた画材の入った袋で何度も殴る夢を見た
小さな声で歌っていた鼻歌が五月蝿いと言うから
黒い画材の入った袋で殴ったり喉元を突いたりした
俺は滅多にバスに ....
           子供の心を忘れない大人になるんだ
           いつもそう 思っていた

           マックで子供あつかいされるの 
           嫌だった
 ....
−葬送の為のプロセス−

1  厚さ0,8mmの鉄鍋を用意する
2  それを強火にかけて熱し、バター大さじ7杯を入れる
3  バターが焦げたら火を細め、腐りかけたイワシの頭を1つ入れる
4  ....
23時。
さてと、と男は義手を宇宙に伸ばす
するすると、それは暗黒へと伸びて行く無限梯子
スコッチのグラスを置いて、バケツをかぶると
穴だらけのおんぼろアポロで出発だ
ずっと宇宙とコンタクト ....
ぬくもりとして
誰かを愛したい

ぬるま湯のように
誰かとお昼寝したい

草食系男子と称される人たちが
大すきなんです
詩とは感動です

小学生の時に担任の先生が言った

誰のため
何のため

感情が動くのです
マスク依存症になった
別に風邪でも無ければ
花粉症でも無い
それでも手放せない

マスクは楽だ
表情を気にする事も無い
電車でヨダレの心配もない
隣のくしゃみも気にならない
口臭も鼻 ....
某東京都の条例に関して、簡単な覚書を。
細密な批評ではないです。



まず思うのは、石原に「エロいのは不謹慎」なんて言われたくないわな、ってこと。
じゃぁご自身の小説はどうなんだろう、 ....
落ちていた金を拾うのは、幸運とは違うだろう
ネコババしたそれで食いつなぐのが幸せとは違うように
寒い戸外から帰って熱いコーヒーにありつける幸運な人の
想い及ばぬ状況が世の中にはあるにせよ、幸せと ....
私って口下手過ぎるよね

神田東松下町にある小さな問屋さんで面接受けたあと
どこをどう歩いてきたのか
気がつけば聖橋の上から鈍く光る中央線の鉄路を眺めていた

ここから飛び降りたとしてもね ....
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