重い荷物を背負って
物憂い坂を上る
一番好きな歌を
でたらめに歌いながら

*

押入れの中には
持て余した夢の残骸
潔く捨ててしまえ
できそこないのガラクタなんか

*

 ....
それじゃあたしはどうしたらいいんだ
なんてぐるぐると渦巻いて

好きと嫌いでは世界に線引き出来ないのよ
と、境界線が、笑った。

私の指先や唇からは
何か
とてつもないものがあふれ出し ....
詩を書くの初心者の私でも誰かに読んで欲しいと思うの

小さなノートに書いて読んでくれそうな人に渡すとね
興味がある人は目が変わるのがわかる
でも興味がない人には断られる

あたりまえだけど ....
あの日、渡り廊下で
君が教えてくれた蝶々むすび

不器用にからまった
よれよれの僕をほどいて
結び目にちいさく
幼い指で
魔法をかけた

片方だけ小さくて
いびつなハネ
それでも ....
空はどんより曇り空
それなのに憂鬱、休日出勤
だーれもいないフロアに内線が響く
>めし行く?もう昼だけど?
やったねお誘いごちそうさま

いつものきたない定食屋
おばちゃんは今日もテンパ ....
月曜ぼく
火曜ぼく
水曜ぼく
木曜ぼく
金曜ぼく
土曜ぼく
日曜ぼく

月曜……

日記帳は疲れ果てた自意識で埋め尽くされ、
その息苦しさから
鬱の日の「ぼく」や
パラノイア ....
ガラスの向こうで雨は
規則的に降り続いていた

ベランダの花を
静かにたたいていたのは
儚さに惹かれた空の
答えのない 問いかけだったのだろう

いくつも落ちてくる雨粒

空から僕 ....
  
友だちは
ついにあなただけだ!

と妻に言ったら
きゅうにあほらしくなって

けれど、四歳の息子に
まだ友だちがいないことに気づいて

お父さんと
友だちにになろうね

 ....
 
他に歩むべき人生が
あったのかもしれない

でなければ
書かない
わたしはこの詩を

書きかけた
紙をもみくしゃにして
くずかごに捨てた
はずの詩を

他に歩むべき人生を ....
白い歯がボロボロと抜け落ちていくので、笑いながらパカパカと
不安を吐き出していると、隠し事は良くない、と先生、みたいな
真珠貝に言われてしまって、その口にどうにかしてフタをしたい
と思う ....
好きじゃないとつぶやいて
ビルの上からダイブ
涙が自分よりも先に地面に散って
風が吹き込み
ゆるやかに舞い降りる

過去のことに縛られて
塊になって
地面にぶつかりそうな気がしたの
 ....
深夜のコンビニで10年前の友情が
丁寧に陳列されているのを発見して
戯れに一つ買ってみる。
にこやかに笑う店員が
「あっためますか?」と聞いてきて
そのまま電子レンジにIN
くるくる30秒 ....
水をあげ
花をあげ
鉄砲をあげましたら
喜んで命をくれまして

守りたくなってしまいました

と、古い手帳のすみに書かれてありまして
その言葉は
傷や破れがありまして
もっと破ると ....
薔薇のような

桃のような

大福のような

そんなくちびるになりたい!

あの人だけがお触りOKな
他の人は、「ここから先は別料金」
と思わせるような

薔薇でいて、

 ....
灰色の雨が上がって
ようやく緑が光り始めた
葉脈を辿る水の音さえ
響いてくる気がする

穏やかな五月の庭で
白いシャツが揺れる
遠くから届く草野球の掛け声が
太陽を呼ぶ


きみ ....
この日がいつかくることはずっと前から予測していた
銀色の予感
君の「さよなら」と言って振った手が
遠ざかっていくことを
目の前に濃紅色の幕が下がった刹那
背筋がぞくっとした
私の目は見る事 ....
この中に
この肌色の中に全て
この小さな体に
長い長い腸とかがうねりうねり

両手で抱いて
人間の匂いがするぞ
人間の匂いがするぞ
しんせんな
人間のにおい

わぁ赤ん坊の匂 ....
夕暮れの川辺から
対岸の街を
眺める
私の前を
私と共に
過ぎ去って行った時間
満ちて行く川面の
流れが速すぎて
網膜に到達出来ない
暗い流れが
流れる音にすりかわる時
見えない ....
一。

 傘を閉じるとひたひたと雨がついてきた。玄関を上がり廊下を渡りそのままひたひたと、家に居ついてしまった、雨は客間ではなく居間に居座りとくとくと、淹れた紅茶を ....
さめざめとないている君
それをみつめている僕

君のまぶたは垂れ下がり鼻からは透き通った鼻汁をだしている
その鼻汁をティッシュでおさえながら
君はさめざめとないている

「俺は君を福島の ....
ひとりで
回転寿司に行きますと
何周もしている
モンゴイカにふと
周回遅れのじぶんじしんを重ねて
真向かいの
ホスト風の男が
うにいくらと注文しているのを
同じ色の皿ばかり積む私は
 ....
苛烈な夏の記憶で、まだのぼせている頭を
しとしとと冷ましてくれる午後の雨

熱いアスファルトに幼子が撒く打ち水のあわれ
小さな木陰からはみ出た肩を焼かれながら涼む老婆
グランドで叫ぶ少年 ....
コロッケは生活の象徴
雑然としたテーブルや
家族の遠慮ない声
今日という一日の繰り返し


晩ご飯はコロッケがいいな

ミンチとじゃがいも、あったね

二人でやると早いよね

 ....
巡り来る時が
交錯する瞬間
ゆっくり、たおやかに
観覧車が宙に弧を描きはじめる

小さな箱の中では
あたしとあたしの中の永遠のこどもが
膝と膝をくっつきあって

   回る…ね
  ....
晴れた日の
親戚のように
父と二人並んで
日あたりの良い窓際
懐かしいことや
懐かしくないことを
とりとめもなく話し
毎日小さく丸くなる父は
明日はもっと
そうなんだろう
窓の ....
ジャストサイズを選んだはずが
いつのまにかもの足りなく感じる

酷いことだって分かっているけど
追いかけられると逃げ出したい時もある

あとを濁してばかりのこの暑さも
街で香るつけす ....
なんとなく
わかっていたけれど

夕風は
すっかり
つめたくて
昼間の陽光も
どこかしら寂しげで

緩やかに
届かぬ夏を
受けとめる頃合です


おろそかに出来るくらいなら ....
今は 花屋さんにさえ あるけれど
わたしが子供の頃
すみれは

ひっそりと 一株
人知れず 咲いていました。

そんな すみれを 見つけると
いじめられた
ひとりぽっちの 帰り道も
 ....
冷たい人ね、と
言われた彼女を
それなら
と、
温めてあげました

優しい人とはほど遠く
弱い人になっていました
おかあさんが
いないそうです


欲しかったものを
手に入れ ....
ずるいよ
いつもと違う
やさしい声で言うから
「おいで」なんて

あたしのとげとげしい空気が
一瞬で丸みを帯びてゆくのが分かる
それを隠すために必死の抵抗
「やだ」

それでもその ....
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