空がこんなに澄んでいるから

泣き顔じゃ

いけないと思った

髪を綺麗に切って

君に逢えばいいと思った
 連続する夜に
 コンビニの光も消え


 ダイヤ表剥がれたバス停


 バスが こない音
 聞こえる 
 体の内側に入って
  外に 逃げない
  のに 音源を ....
青い花を探しているのだと
そのひとは言いました

私も青い花を探していたことがあったのです

ずっとずっと昔 千年のそのまた千年も前のこと
白茶けた山脈を歩いていました
足元には雪があり ....
あくまで単調なリズムだ。
              バニー、バニー、バニー、
黒いタイツのバニー。
酔っ払いを左右に{ルビ侍=はべ}らせて、
見るは{ルビ開聞岳=さつまふじ}のてっぺんのくす ....
夏の濁ったにおいに爪先立ち
砕け散った星々の欠片のような
宿命論として小さきものの
俺がいて
夕刻のオランダ坂には
永遠に落下することのない
光の粒子の螺子があって
それは緩やかに巻き戻 ....
昨晩瞬いていた満天の星屑が
ねむってた間に降ってきて
昼の七里ヶ浜の海にきらきら光る

昔々
女がりんごの実をもいで
男に蜜をあげました
  
人祖の罪で失われし楽園も
秋晴れに江 ....
五反田へは
品川まわりの方が早いけど
君を思いだすために
久しぶりの家並みを見ながら
今の僕には池上線が
ちょうどいい速度で
君と出かけた日
洗足池で降りだした雨は
五反田で本降りにな ....
触れた骸は冷たく穏やか
辺りに散らばる木片を踏みしめ
この感情が何なのかを考えていた


震えている暗闇の道
ザワメキたつハギレの山


口にする残飯
長く住みつく所はダンボール
 ....
街中ですっ転んだ
視界にあるのは人の脚

何事も無かったかのように通り過ぎる脚
立ち止まってこちらに視線を投げかけている脚

スーツの脚
ジーパンの脚
スカートの脚
ルーズソック ....
紅山「そわか」さんのおすすめリスト(103)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
青_空- さち自由詩8*04-2-4
消耗- カンチェ ...自由詩4*04-1-28
青い花- 佐々宝砂自由詩4*03-12-21
バニー- ひろっち自由詩9*03-11-11
オランダ坂- 青色銀河 ...自由詩503-11-1
きせきのひ- 服部 剛自由詩10*03-10-26
帰る(五月雨降られ)- AB(な ...自由詩1003-10-20
ザワメキたつハギレの山- 暗闇れも ...自由詩103-8-7
人の脚- たもつ自由詩2103-4-2

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