死にたいって?
どこかで生きたいと思っている証拠だ
死にたければもう死んでるはず
あぁ
早く結婚してぇ。
子供が欲しい。
自分も養えてないけど
頑張ってみる所存です。
最近ぼくは
いやらしい。
十年前、通っていた英会話学校のパーティで彼は気さくに声をかけてきた。とあるミャンマー人との出会いであった。三十代半ば、日本人よりもやや健康的に焼けた肌をし、そのぶん白い歯が印象に残るその紳士は、人懐っ ....
酩酊の夜道で仰ぐ空の
遥かに滲むあの星宛に
一篇の{ルビ詩=うた}を僕は綴ろう
( ruru ri lala
lala ri ruru )
いつか星になった日 ....
蓮の葉ベットの上 雨水が風に合わせコロコロ遊んでる
水玉が転がる やわらかさで 落ちる闇の雫 揺れる花
心情も背景もモノクロで
理屈ばかり浮かんでる
疲労の蓄積に心も肩も背中も凝 ....
「世界がもし百人の村だったら」の中で語られている「6人が全世界の富の59%を所有し、その6人ともがアメリカ国籍」という一文を知って以来、その富の定義やその6人の具体的素性などに興味をもった。
....
080628
明日は大雨ですから
透明なビニール傘ではなくて
しっかりした傘でお出かけ下さい
天気予報が告げる大雨の予測
雨が降るから傘をさす
....
{画像=080627011741.jpg}
思いついたら
机に頭をぶつけてみることだ。
硝子板を敷いているので
本当に
ゴツン ゴツン
と音がする。
就職を前にした
五月の終わり ....
街の喧騒を抜け出せるくらいの
突き動かされるような
強い衝動が欲しくてたまらない。
それは ただ
「疑い続ける恐怖」
結局 あたしは一人の人間として
この時間を全て
あなたに ....
顔のないつるっとした人たちがふいにに笑う声
風に巻き上がるコンビニ袋の不確かさで
枯れていく音があらゆる角度から無数にする
家と家のすきまでまぶたを閉じる
足元のアスファルトがめくれて ....
からだ、こころ、なまえ
もう、要らないんだよ。
地球に国境がないように
このせかいのいのち。
気づいたら、僕とか、私とか
ああ卑しい。卑しいことば。
ずっと、 ....
?
昨夜は哀しい夜でした。それはもう蒸し暑くて。ひとりの老人のための美しく孤独な死が訪れていて月灯かりもありませんでした。ずいぶんと重い雲がたなびく夜でした。人を乗せた列車も走らない深夜に、貨物 ....
もし過去というものに
{ルビ遡=さかのぼ}れるなら
初めて母の胎を出た
あの誕生の日に還ろう
まぶねに寝かされた
幼子のまんま
理由も無く
天に向かって泣き叫ぼう
....
不安定について考えていたら
どん底まで体力を消耗してしまった
べたっと横になる
べたっと横になる
そのまま50分
不安定について考えていたら
どん底 ....
ジョギングをして
白 い 息
....
濃いほうのお父さんの
ガハハな笑顔もいいけど
やっぱり私は
うすいほうのおとうさんの
静かなほほ笑みが好き
声に出して呼ぶと
両方振り向いて
うすいおとうさんが
所在なさそうに下を ....
悲しすぎる日々に
傷つかないように
心 緩慢な水のように
それでいて敏感で
すぐ涙で満たせるように
なまなましい透明な輪郭ばかりが
声をともなって底からわきあがってくる。
止めようと思ってもとまらない
体が、ふるえる、ふるえる。ふるえながら
私はあなたのゆびばかりをしゃぶった。
止まらない ....
たまごっち
だんご3兄弟
ビリーズブートキャンプ
ざまぁみろ
{画像=080622022551.jpg}
今日もまた
窓硝子に映った自分を見て、
少し微笑んでみせる。
いつもの挨拶
いつもの仕草、
駅前の喫茶店の指定席、
リングノートに ....
Chanson d'automne
Paul Verlaine
Les sanglots longs
Des violons
De l'automne
Blessen ....
目を閉じると 暗闇の中に 無数の蟻が蠢いていた 右から左に 左から右に 幾億の蟻が 幾筋もの列を成し 暗闇の中に 餌を求め餌を運ぶ 幾億の蟻は 俺の暗闇よりも一段と黒く だから 暗闇の中に 俺は幾億の ....
やっと本音を主張する風刺詩に会えた。ネット詩つまり、匿名投稿詩は全盛にみえる。しかし少しでも批評されるのがいやな人がほとんどだ。その証拠に批評歓迎のFPOEMはいまや消えようとしている。そのサイトが ....
まだ夢のなかで
ココナッツ畑の
果実を収穫するときみたいに
静かなバスルームで
のどかな夜明けは
すでに始まって
まどろみは甘くかおり
水滴となり流れ出す
∽
たっぷりと ....
自ら築いた家庭を守る
そんな当たり前の事ができなかったのだと
あのひとは言った
幸せそうな笑顔の傍らをすり抜けるとき
言い知れぬ悪寒を覚えるのだと
あのひとは呻いた
家族のために自 ....
そう 光の紋、水の模様が
見たかった
ゆらぐ 光の縞に 体を潜めて
水の色 雲の陰
私のゆがみ
私のまるみ
私のいびつさ
けれど、実は 私も水
息を呑んで光を泳ぐと
実は ....
あなたが
私を降りる日がやってきました
晴れた穏やか日も
嵐の日も
私はあなたとともに
進みました
着いた地は
新しい居場所
慣れない地での
不安もあるでしょう
....
僕は夜の海に船出する
たった一人で
目的地はあるものの
たどり着けるかどうか
わからない
それでも
船を漕ぐ
今までの人生に
いったん
サヨナラを告げて来た
僕 ....
あなたは私を
漕ぎ出しました
心と同じ
真っ白な船です
会いたくてたまらない人に
会うために
どうしても伝えたい気持ちを
伝えるために
荒波の中で
あなたは思います
....
悩みがある
他の人には大したことなくても
僕にはおおごとだ
そんなとき彼女が言った
「絆創膏ならあるよ?」
「バンソーコー?」
「傷が隠せるよ」
「治らないの?」
「うん。
だ ....
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