いつか
この瞬間を
忘れてしまうかもしれない
レースのカーテン
夕暮れの曇り空
ふたりで聴いてる
スローバラード
白いばらは
青い水を与えられて無理に
青いばらに
わたし
何色に染まってるんだろ
あのひとの色や
今日出会ったひとや
今までに会ったひと
そんな色彩に染まって
わたし
自分が何色か
わからない ....
ぼくは彼女と校庭で
たったひとこと言いたくて
彼女はぼくと校庭で
たったひとこと聞きたくて
ぼくと彼女と校庭で
染まってたよね
たったふたり
朝ごはん
和食、洋食、様々なれど
自給率は和食の方が高いのです
食料を輸入して
何を輸出する
紅いバラの花
紅いチュウリップ
紅いまんじゅうしゃげ
獲りたてのカツオ
....
言葉では伝えられない気持ちを唄に乗せて
耳、腕、足、心臓、皮膚、脳
身体全身で受け止めて包み込む。
それが本当の歌。
隣の部屋に 弟と 女の影が吸い込まれ
床がきしむ音がする 蛍光灯の紐が揺れる
少し大きいボリュームで B.G.Mをかけてれば
話しは しづらいだろう マスキングのつもりかな
あの ....
それでも女はバーに向かう
飢えた野獣がはびこるバーに
それでも女はバーに向かう
火に向かう掌など見たくはない
それでも女はバーに向かう
細いからだが折れようとも
そ ....
エアコンをつけっぱなしにして、裸で寝たせいか
今日は少し、頭が痛い
のどが痛い
食欲がない
アボカドを半分に割って、醤油をかけて
スプーンですくって食べた
昨日のキスが忘れられなくて
....
季節のかくれんぼ
がはじまって
夏が秋をみつけた
あなたがわたしを
みつけられないまま
かくれんぼは終わった
あるひとが言った
世の中の戦争は
おとこが起こしたもの
おんなには罪の無いはなし
そして
ほかのあるひとが言った
そんなおとこを産み
育てたのは
わ ....
真夏の陽炎の向こうから
短い編成の列車はやって来る
そのいっぱいに開かれた窓から
ショートカットの後ろ姿が見える
列車の外から
車両の様子は
ありありと伺えて
制服の脇に置かれた ....