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声を ころし かなしみを押し殺していた人の
憂鬱の背中で


蕾は 固く硬く 腑甲斐なさのひとふさ
人間だけが持つ


すべての荷をほどき 纏ってきたものを
お脱ぎ ....
■■■
■■■ 電車の連結部で
■ ■ シュノーケルの音
■ ■ 渚が車窓から消え
    つり革の人々は
    相変わらず揺れ
■ ■ 大波小波が
■■■ 電車内の人々の足を濡らして ....

■くすのき
■■くすだま
■■■くすりのたま
■樟■かわかして箪笥へ
■脳■箪笥からお天道さんへ
■■■悪い虫が来ないように
■■■お日様のほうを見ていると
■■■それは
■楠■ ....
 

あなたの ちいさな裸形に わたしは慎ましく泣いた
蒙古斑の青さが 赤子のあなたを
きわだたせていた 
ゆがんだ顔だと 云った人もいたが
あんな うつくしさを わたしは それ ....
********
怪物くん
********
-(2013/10/05(Sat) 17:43:47)

新月の夜
竹に上下の節あるように
唇に上下の別があるように
新月の ....
OMOTENASHIわたくし 妖怪 おもてなし と申します。
わたくしの体のほとんどの部分は 水とコラーゲンなのでございます。
人間の水分量は たったの六割だそうですね。 
よくそれで生きていら ....
むかしから廃れていた街だった
それでよかった 気にもとめなかった
隣にいるべき人が この景色には居たのは
あたりまえ
故郷とは そういう場所だった

潮風が吹いていると言われても な ....
いちまい

羽織って おゆきなさい

おつきさまも

羽織っているよ

いち せんちめんたるを






********************
 ....
***********************
*
* おばけあります
*
***********************


居酒屋の柱に 【おばけあります】ってあるから
 ....
【記憶の塩漬け】
 



すべての壁は白い  それぞれの壁が白さの中にも蔭を落し
直線で構成された 迷路
一陣の風がふいて 一粒一粒の白砂が
皺やよじれとなり集まり
 ....
はこぐまに であったのは
白いマストが海岸に現れたときだった
お蝶夫人の待ちわびた人は 波止場には 降りてこなかった
かわりに降りてきたものは
かるい箱のようなものを頭にかぶった熊だった

 ....
宇宙を 黙読しつづけて
何万回死んだかしれない
こむすめコスメ ポーチから
四方八方に轟く その呻き


きょうは
おとなしい おくさま風
おとなしいおくさま
おとなし ....
瞬時に言葉を
デジタル化させて送信する
そこにわたしの姿はなく
肉質を失って
闇の中には音がない
音がなくした闇は 門となる
両手で 門の形をつくり
ひかりにかざす



 ....
「one person, two persons, three persons」と数えてしまう人がいたら、
おしえてあげよう
「違う、one person, two people, thre ....
羽矢と霧矢は まゆみの木を みずからの眼力で選び
切り落とし弓と成し、その矢を射る。
深い霧の中に 白百合が群生している
この村には いまは おなごしかおらんけんど さすけね

 ....
嵐の日 雷が空気をゆらして
瞼をとじても 光がときより私をゆさぶるの
わたしの心にあった 汚いものの 
沈殿させる濁った想いを
荒々しい雨風が 洗い流してくれる気がする

今日みた ....
【飛行模型】

露草の花は ひかりをうけて翼のようだから 
おだやかな 面もちで 飛び石を踏み外さないように歩く
縁側で 竹ひごが 飛行機雲のように しなやかにのびている
そのなかでも ....
【 君の居場所 】

三丁目の角の突き当りの
有刺鉄線の向こうには
なにがあるのだろう
あの奥には 殺伐とした広陵たる 荒野がありそうだ


漠然とした目標に俯く 君に ....
ひぐらし
ぐ〇●●
ら●○●
し●●○


    しず○
    ず倍○
    ま○音
    る○○   
         レ○○○  ....
み●●●
●ず●●
●●か●
●●●ら

    うまれた
    るふらん
    みずから
    浮上する

         レ●●●            ....
御爺ちゃんは お魚を食べるとき それはそれは丁寧に 
その骨をならべて
なぜか 零戦の話をしてくれた 
骨のアーチを並べながら、「綺麗だ」「綺麗だ」と
繰り返えしながら 並べられる銀色
 ....
     
無期限激務    
うたうたう るるりららりるる うたうたう
意外や意外。  
第千巻完成だ

だいせんかんかんせいだ
いがいやいがい
うたうたう るるり ....
たまごのあてさきは
今日も 運動会です


最後には 綱引きで終わるはずですが
お弁当を 食べたフリしている こも いるのしょうから
パン喰い競争は できたら はずさないでほしいです

 ....
いきかがり上
この焼けつくアスファルトを 歩かねば なりません

せみしぐれは しずかです
電気屋の扇風機売り場の せみしぐれとは ちがって
緑の影から にわかに飛び立った 蝉の翼の ....
昼間のうだるような夏の空気に
すっかり力を
すっかり リカちゃんは わすれました

あまりにながいこと 西日の中にいたものですから
セルロイドのように 時間も すっかり やわらかくな ....
しろく しかくい たてものの中から かわいた無数の命の声がするのを
しずめるかのような噴水

しろさ きわだつ 広島平和記念資料館を想いながら
床についてみた夢は
しろい塩で できた ....
ななのつく月は かぜまかせ
はるかとおくの たつまきの駅
てらてらにぶく ほら貝吹けば
なびくはたはた しろいはた 


遠雷ひかる海の底 なにくわぬ顔の神の御影
はたはたっ ....
【恋するシーラカンス】


次ニ カラダガ アクノハ イツ?
湿った瞳で 体の中をのぞいても さあ
青天も 深海なのよ

るりいろが ひるがえるパチンコ屋の銀の壁面 巨大魚に想える
あ ....
星からおちた小さな人が 走る
走れることが ただ 嬉しくて
他の子たちが小さな人を 追いかける
笑いながら走っているから 追いかけたくて

星だったころだって 走っていた
回れ ....
【ロゼット風】


 両手両足は よく動く パペットマペットをつけたみたいに
 たんぽぽの根は 大地に動く
 たんぽぽの種は 空に動く
 いまは 雨で どこにもたどりつけないよう ....
殿上 童さんのるるりらさんおすすめリスト(278)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
露草- るるりら自由詩14*13-10-19
まわり道- るるりら自由詩14*13-10-15
- るるりら自由詩8*13-10-15
自立する_貴女に- るるりら自由詩20*13-10-9
リアクション&リアクション- るるりら自由詩8*13-10-8
おもてなし妖怪2013- るるりら自由詩24*13-10-3
ジンジャー_&エール- るるりら携帯写真+ ...7*13-9-29
Tシャツでは_すこし寒い- るるりら自由詩12*13-9-25
それでも- るるりら自由詩12*13-9-21
【音】塩時計には音がない---三篇のオムニバス- るるりら自由詩15*13-9-20
それからはこぐまのサーカスばかり見て暮らした- るるりら自由詩11*13-9-19
小娘- るるりら自由詩17*13-9-14
テガキノ青黄黒緑赤デジタルヘ- るるりら携帯写真+ ...7*13-9-12
青黄黒緑赤- るるりら自由詩8*13-9-9
羽矢と霧矢- るるりら自由詩15*13-9-7
どこまでも続いていきそうな予感- るるりら自由詩21*13-8-31
少年よ_【三篇からなる_オムニバス】- るるりら自由詩25*13-8-29
【漠】君の居場所_- るるりら自由詩10*13-8-27
沈むと_思っていた- るるりら携帯写真+ ...9*13-8-26
浮くと思っていた- るるりら自由詩13*13-8-24
- るるりら自由詩17*13-8-22
満月の夜、砂時計が逆さに落ちる【回文】- るるりら自由詩14*13-8-21
毎日が運動会- るるりら自由詩9*13-8-14
いきかがり上- るるりら自由詩12*13-8-14
ここにいてもいい- るるりら自由詩9*13-8-10
- るるりら自由詩26*13-8-5
ファイナルしあわせファンタジー7- るるりら自由詩11*13-8-2
恋するシーラカンス- るるりら自由詩20*13-7-30
星からおちた小さな人- るるりら自由詩17*13-7-20
【風】夏風オムニバス- るるりら自由詩14*13-7-19

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