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[彼]はわたしに
それはそれは甘いキスをするのです。
{引用=眠りひめ。}
熱い身体を覆い尽くして
まるで溶けてしまいそうになる。
逃げられない。
....
月が近すぎて
空が広すぎて
泣きそうになる
あなたに会いたくて
手を伸ばすのに
さみしいね
暗すぎて
見つけられないじゃない
生きてるだけでえぇよ
あんたの存在価値は
そこで未来見て
幸せに笑って
ちゃんと生きてることにある
手紙の言葉を
口の中で反復しながら
月の墜ちた水を掬い上げ
砕ける欠片を喉に流し込んだ
言葉を飲み込み
生成し、消化して
闇に融ける声で囁く
掌に残る水滴
掴めない、残らな ....
君はきっと光の中で
僕の稚拙なこの詩を
その唇に苦笑を浮かべて
つらつらと 読むんだろうね
震える指先、過呼吸、中毒症状
悪いものみっつも並べて
君は君で 僕は僕で
その各々 ....
「愛」
空気のよう
つかめない
だけど大切
生きる為に
まるでとくとくと
鼓動が脈打つように
生まれ生きる その身に
宿したの
貴方を感じて
貴方を聞いて
貴方を見て ....
背中に感じるあなたの熱
あなたが優しい武骨な手で
そっと抱きしめる
頭ひとつぶん
旋毛にかかる吐息
{引用=まだまだ
傍にいてね?}
あなたの膝の中も
少し筋肉質な腕も
まだまだ
わたしのも ....
着慣れない浴衣と 履き慣れない下駄
からころ からころ
音をたてて
夜を見据えて歩く
ただ ひとりで
ぼんやり 浮かびあがる
一夜の幻
真っ赤なりんごあめ
甘いかき氷
撃 ....
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