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音の無い雷光を視て指ひらくひとでなしの手にけだものの鈴



とどめさす瞳の色を忘れたか常にそこに居る常にそばに居る



うつろにはうつろなる色おまえには向こう側の色 ....
陽光の糖度が上がり口のなかさらに甘くなれさらに甘くなれ



つぼみには蝶の群れただ渦の群れ細い林のざわめきの群れ



一本の指に龍の火かがやいて通路も爪もはばた ....
自らの終わり知らぬほど咆哮し余りし皮を刻み喰み吐く



引き摺るを引き摺りてなお引き摺りて男の無能ほとばしりゆく



洗濯機街の道は皆洗濯機洗うふりして光を奪う
 ....
嫌なこと月に翳して浄化する眠れない夜に行う作業

連なった雲を眺めて君想う愛の行方を知りたくなった

モザイクではっきりしない関係を演じ続けた疲れた二人

暗くなり屋根裏部屋で運動会赤組白 ....
血の声や冬の器の底に降る割れた鏡を受けとめる指



どこまでも此処は何かが生きる場所たとえ多くが絶え沈んでも



冬たちはただ冬のみであるかぎりおまえにそれを告 ....
 ひらめいて
 日記に書いた
ひとことが
 誰かの詩になり
 トップ10入り
さつじんと 思える山に
   登っては
また一つ深い谷を
  耐えた
何だっていいからはしゃいでいただけの夢だったから振られたのかなぁ




なつかしいにおいの雨だと思ったがなつかしいのは雨の日だった




あられもない願いだったね 流れ星消 ....
あなたしかいないと気付かされるたび 何度も0に戻る失恋



起きているときと眠っているときのひとりは違う孤独みたいだ



もうあなたのようなひとには会えないと思っても光る十 ....
「ここではないどこか」って場所 この世には沢山あるけど私にはない




唯一の救いのようにさよならをいう文のなかに誤字をさがす日




うそつきは大嫌いだっていううそを ....
あなたの背ひとつひとつであるように私の背もまた私ではなく




陸からも海からも白はじまりて放りたくとも放られぬ日々




二階にはもう既に ....
触れられぬ光のようにそばに居るそばに居るのに遠い宝石




濡れ髪をそのままにおく季のうちに夜の声きく朝の声きく




灰という名の舟のどに羽ばたか ....
一瞬でさらってくれたひとあふれ出すには少し遠い輪郭


背伸びしたささやか過ぎる罪のせい おとなになるを経験している


すきすきの思い出ぜんぶ消えてゆけきらいきらいが本当 ....
男とは、戦争の中武器を持つ、柱にすぎぬ。君よさよなら


誰なんだ〜!つぶやいている詩作へと、紡ぐからまた、俺はちらばり書いて消すだけ


私の夢の牢屋に閉じ込めた裸の君は心を持たない
 ....
私の思いを私は 子供らの 未来に放って投げかけている


私の思いを知らないあなたには遊び回っている友達がいる


私の思いは消えたよ 国民の遊び回っている選択枝がある


私の思い ....
別れぎわ惜しむ間もなく日は落ちて 寄り添う影に夜は優しく とくとくと心臓が鳴るポロシャツの色ごときみを思いだしている


頬杖をつくのをやめてどうせならぜんぶ教えてほしい道草


内側の傷つけ方が知りたくて今夜は床で寝ようと思う


 ....
あんなことこんなこととかあったねと笑いたいけどまだ無理かもね


つい先日わかったことだ板チョコは二人で分けたほうがおいしい


日曜はカレーの日って決まってて玉ねぎ相手に痛み分け ....
ゆうるりとただゆうるりとそそがれる刃から青とどろく夕べ




五の橋も四の橋もまた傾きぬ異なる生の軋みあう街




壁ひとつ扉のひとつも越えられぬこ ....
忘れては夏の水底のぞきこみまばたく広さまばたく遠さ



無音から無音に至る無音には尽きた灯の色ただ打ち寄せる



激しくも涼しき雨を走り抜け糸ぬぎ捨てる ....
手のひらも夜もはざまも降りそそぐ漂う紙の大陸を踏む




わたしゆえ突き放された時の色たとえようとし止めた日のこと




たくさんの懐かしき文たなびいて涙な ....
ささやきが文字の痛みを取り去ると言葉は胸に目に突き刺さる


燃やしてもいいかおまえに尋ねてもおまえは黙る布の目をして





欠けながらまぶたに沈む光より ....
壁面に進めば夜へ変わりゆく空へとゆがむ空へとうたう



黒い羽散らして立ちし膝裏にまごうことなきまがいもの降る



道を梳き川はゆうるり冷えてゆく午後の陽の ....
冷蔵庫ゆっくり冷えていくものが光のような気がしてならない



やっと今一人で立てた足元にいろんなものが這いのぼってくる



ゴミ置き場月光に散る貝殻が泣いてるまぶたに見えなくもない ....
空をゆくまぶたたちの群れつややかに包帯となる傷の器たる



片方に吹く未練風おしのけてまぶたの周り確かめつづける



まぶたからまぶたのすきま燃え上がり夜を ....
散る色と咲く色の下いのる声ゆえ無く香る翳りしずかに



ニの握手二十八の拍手たちその縮まらぬ隔たりを聴く



招ばれずにいるほど闇に近いなら招ばれるものを招 ....
硝子瓶つかんだ手首鳴りひびき緑に映る偽りを燃す



月の角おのれを穿つかがやきのなんという蒼なんという蒼



からだから離れる痛み目の痛み光とまらぬ光す ....
沈む森空覆う森踏みつづけ隠れる陰なくさまよえる象




足跡のかたちに残る氷から時かき乱す水の手を知る




母を呼ぶ子を呼ぶ誰も居ぬ道の果ての果て ....
無い音が無い音のまま駆け廻る影より疾く影より疾く




花はただ花を呼吸し花に在るわたしたちでなくわたしらでなく




空つまみ冬を廻して雪を舐め夜を分 ....
踵立ちまばゆいものが降りそそぐ爪先立ちがうまくできずに




見ひらかれ縦にふるえる眼球にくちびるは沿い声を呑み込む




胸の山胸のけだもの胸の棘胸の氷に ....
砂木さんの短歌おすすめリスト(151)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
虹盲- 木立 悟短歌211-1-23
ひかり_へだたり- 木立 悟短歌311-1-2
ノート(火と呪い)- 木立 悟短歌311-1-2
眠れない夜- 夏川ゆう短歌111-1-2
愚銀- 木立 悟短歌410-12-24
連なり- Wasabi 短歌210-11-28
試練- Wasabi 短歌210-11-20
おやすみ、おやすみ。- 苅田由枝短歌610-10-30
three_months- 苅田由枝短歌3*10-10-24
you- 苅田由枝短歌6*10-10-14
なきもの- 木立 悟短歌210-10-14
解と業- 木立 悟短歌510-10-4
幾度もの終わり- 苅田由枝短歌6*10-10-2
5首- 番田 短歌310-9-27
4首- 番田 短歌110-9-24
初秋- はるな短歌210-9-20
新しい日- 苅田由枝短歌12*10-9-19
土曜日はひとりで梅酒- 苅田由枝短歌9*10-9-11
めぐり_ふたつ- 木立 悟短歌510-8-4
めぐり_ひびく- 木立 悟短歌510-7-30
無のあとに- 木立 悟短歌310-6-26
辺と際(めぐり)- 木立 悟短歌210-6-21
冬放- 木立 悟短歌510-5-26
さみしさで貧血- ふるる短歌26*10-5-21
目蓋路- 木立 悟短歌410-5-15
さくら_ひまわり- 木立 悟短歌410-5-4
冬と色- 木立 悟短歌410-5-1
Dark_Magus- 木立 悟短歌310-1-6
わたしたち_わたしら- 木立 悟短歌409-12-21
冬と反射- 木立 悟短歌109-10-24

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