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怒りよ
悔しさよ

あたしの中に
ぐすぐすとくすぶっている
未開なるチカラに
火を点けよ

生まれたときからそうだった

双子は片割れと
比較される
両親の愛を
奪い合う
 ....
瞳が心の窓なら

声は心の 色
だろうか

その大きさで
ささやきで
吐息で

微妙なトーンで
心の位置が
感じとれる

かんちがいだった

わかっていないのは
あたし ....
それは
冬 限定の屋台

あたしの
生まれた
県北の街
深谷市西島の
母の実家の前に
現れる

夕食前の
薄腹の空いた時間

銭湯のまん前の
母の実家は
タバコ屋さん
 ....
久しぶりにあったJは
北の都市に住んでいるものとばかり
思っていたが

意外
都内の桟橋に車を止めた

???
はて
この先は海だ

と フェリーのような
車一台の乗る
船が ....
11才のあたしが
いちばん 大人だった

小学校高学年から
ずっと図書委員
本の虫

自習の国語の教材
全文書き取りが大好き

指が痛くなるほど
書いた 書いた
書き写した
 ....
日々の感情の起伏を
記す


文学なら 直木賞
式部より 冬はつとめて
鎌倉時代 かな文字で
経を説いた 高僧
小説を書きたくて
画家と同居してしまう
宇野千代


一瞬で  ....
メガネとキャスケットを身につけて
君は 書く人になる

ちょっと意地悪で
2枚目をきどった
君に

ホントは 純で
やさしくて
あったかい 人

まるで別人だ

いっしょにい ....
二十数年ぶりに見た
人の骨は

白く
しっかりとしていた

ついさっきまで
人として
形をなしていたものが

手術台の半分くらいの
てらてらした 
金属板の上にある

寿命 ....
次女を産んだ 赤十字病院は
母子同室だった

その日は 満月で
ベビーラッシュ

   土屋さんは もう大丈夫よね

そう 看護士に言われて

まんまるの目の大きな新生児は
半日 ....
ひとはみな
死を まとって 生きている

生まれ 出でた
その日から

生を 全うした もののみが
宇宙へと 溶けこみ
次の生へと 流れていく

死をまとい 迷い まとい
今日も ....
自覚がない

でも あたしの肩は
パンパンに張っている
 
他人にコリを指摘されて
気づく

足の先端も冷たい
脚も冷える

上半身は熱いのに

冬でも半袖ワンピに
綿カー ....
おはよー と
おやすみ は

大切なひとと
いい合いたい

おはよー
 
今日も貴方と
いっしょだね

おやすみ
今日も貴方と
いっしょだったね

それだけで
満たされ ....
貴方がスキといったから

白いランジェリーを
選んだの

あたしの好みはピンク
ライブのときは気合を入れて
黒にする

最近ではあまりみかけない
白のブラとショーツを
手にとった ....
長い間
ふくらんだ 開花寸前の
蕾だったあたしは
Nの言霊で

開花した

言霊は身体をまとい
脳の奥まで
浸透して
いった

そして
音・・・

Nの声

声は直に ....
君と会うため
黒服を着た 男たちをさけて
繁華街をライブバーへ向かう

半年ぶりに会う君は
また ひと回り細くなっていた

バーへ入り君を目にして
ハグし合う

いつもと同じ
申 ....
気分を変えたい時

無心に歯をみがく
極細毛の歯ブラシで
ていねいに
ていねいに

ゆっくり
ゆっくり

歯と歯ぐきの間は
極細毛の感触は

くすぐったいような
血がかよっ ....
埼玉から都内の西に越して
一部屋減った

3LDKの都民住宅

なにも家具が入ってない
下見のときは
とても とても
広く見えた

が!!!

おとな5人と成猫2匹には
狭い ....
ピンチに直面したとき

ひとは
おもってもみない 
チカラ
が でてくるものだ

追いつめられた猫が
威嚇するように

火事場で
オンナが箪笥を
動かしてしまうように

不 ....
あたしは
妊娠がわかると すぐ
あかちゃんのことを
愛称で呼ぶクセがある

あーちゃん

息子の病状が安定した頃
2番目の子供を授かった

今度はきっと
女の子だ

そう決め ....
愛猫たちの大好きフーズ
チーズ入りのふっくら
カリカリ

あたしは
その横で三角カマンベールチーズを
かじる

そしてハイボール!

猫たちは
チーズの封を開けると
寄ってくる ....
どうして
秋の晩は
うらさみしいのだろう

年を重ねるごとに
どんどん
さみしがりに
なっていくように
思う

父と母と双子の兄
4人の食卓は
いつも話し声で
にぎやかだった ....
 土屋さん
 百日咳ではありませんでしたよ

あぁ
長引いた風邪は
大人の百日咳ではなかった

そう言われて
病院を出たとたん

おなかが空いてきた

朝 家をでるまで
ずう ....
風邪と初冬の寒さは
欝をつれてきた

朝 起きるのはやっと
かろうじて
娘のお弁当を作る

冷食でチン

もう 1週間
こもっている

貴方の匂いのする
枕を抱きしめて
夕 ....
涙がにじむ
指がふるえる
ココロが痛い

まるで
あたしの一部が
切り取られた
みたいだ

もう
あたしは
部外者かもしれない

だけど

いちどは
関わった

そ ....
26年目の記念日

落ち着く和食居酒屋の個室で
あたしは
貴方に
指輪ケースを差し出した

 もう一度 はめ直して

いつの頃からか
あたしの薬指には 指輪の跡さえ
なくなってい ....
この3週間
あたしは
貴方から離れなかった

出張の時以外は


南の部屋で打撃を受け
北の部屋へ泣きついた

さらけ出す
情けない みっともないあたしを

ごめんなさい
 ....
風邪を引き発熱
いつもの常用薬を取りにいけない

本人でなくては
許可がでない薬

1日目なんとか
パキシルを残して
抗ウツ剤1錠で乗り切る

2日目 パキシル1錠のみ服用
風邪 ....
顎のところで
きっちりと
切りそろえた
ショート・ボブは

髪ゴムで結わける
までに
伸びていた

そろそろ
美容室へ行く
サイクルだ

なのに

何故か
髪を切るのが ....
後ろから
脳を一撃された

と同時に
ウィルスも
身に入る

悪寒がはしり
発熱する
リンパはパンパンに腫れ

首から上ばかりが
熱い

ぐらぐらとしためまい
脳の中は
 ....
鈍い痛みは
その日もつづいていた

昼を過ぎてから
にわかに痛みは強くなってきた

主治医に電話する
すぐ 来るように

あたしは
幼いふたりの子供と
タクシーに乗り

二駅 ....
あおばさんの森の猫さんおすすめリスト(110)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
怒りよ!- 森の猫自由詩5*11-2-11
- 森の猫自由詩8*11-2-7
屋台- 森の猫自由詩18*11-2-5
水中都市- 森の猫自由詩5*11-1-26
逆走- 森の猫自由詩8+*11-1-25
めざすもの- 森の猫自由詩6*11-1-19
書く人- 森の猫自由詩5*11-1-14
白い骨- 森の猫自由詩10*11-1-4
泣き声- 森の猫自由詩7*10-12-27
死をまとう- 森の猫自由詩6*10-12-24
循環- 森の猫自由詩11*10-12-22
おはよー_おやすみ- 森の猫自由詩7*10-12-21
オンナ心- 森の猫自由詩5*10-12-20
開花- 森の猫自由詩4*10-12-16
壊れているのは僕だ- 森の猫自由詩20*10-12-9
歯をみがく- 森の猫自由詩6*10-12-7
リビング- 森の猫自由詩20*10-11-30
チカラ- 森の猫自由詩4*10-11-25
あーちゃん- 森の猫自由詩14*10-11-22
猫もあたしもチーズがすき- 森の猫自由詩6*10-11-20
哀愁- 森の猫自由詩6*10-11-20
うどんはどこだ- 森の猫自由詩17+*10-11-18
- 森の猫自由詩6+*10-11-17
生きて- 森の猫自由詩2*10-11-15
指輪- 森の猫自由詩14*10-11-6
眠り薬- 森の猫自由詩5*10-10-23
たった4日で- 森の猫自由詩5*10-10-22
- 森の猫自由詩5*10-10-11
業火- 森の猫自由詩6*10-10-9
そうは- 森の猫自由詩4*10-10-7

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