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さめているあたたかさが
いいのかな
駅のベンチで
キス出来るくらい
顔近づいているのに
まるで意識無く話していたり
笑っていたり
はしゃいでいたり
ひとしきり
背中を丸めると ....
ひとりの物になる為につくり込まれているわたしは
その為に負う孤独には強くあるよう鍛えられている
それはとても危険なことで
....
だらだらしちゃうから
サイゼリアで一仕事
はじめは焼肉屋に行ったんだけど
ランチで満腹になった後
炭火の七輪の前で書き物は無理だなと
今更ながら思い立ち場所を変える
煮詰まるとフォーラムを覗き
ペ ....
サイズを合わせろと木端にダメだしされて
身体中の関節を外してコンパクトに納めたけれど
これ以上小さくなれないんだよ
もうそれじゃ
何がしたいんだかわからなくなっちゃうんだよ
掴むものに ....
おもしろくねえなあ
そう思いながら
てけてけ歩いていると
おおっ! なんだこ ....
「こんにゃくゼリーの会 発足!」
ある日突然
それはひとつのテロ、いや革命だった
「老人と子供にはあげません」
と貼紙をして
こんにゃくゼリーたちが檻の中に閉じ籠ってしまったのだ
....
ぱらぱらと降りそそぐ
オレンジ色の十字星 / ジュウジボシ
軽やかに土を跳ね
思い思いの居場所に
身を委ねる
....
頭が落ちていたとしても
腹を抱えて笑うやつはいるだろう
やっと死んだよと
....
やさしさが舞い降りる夜には
てのひらの温度が少しだけ
高くなるのかもしれないね
指の透き間から流れて行く光たちは
零れて終わってしまうのでは無くて
それぞれの辛い道のりを
....
その
せんじょうを
ゆるやかにたどる
双葉にゆるりと
人さし指をひとつた ....
花屋敷のジェットコースターが
崩れ落ちそうに走り抜けて行く
いいじゃない
ガタガタが新 ....
流星群が来るんだって
ベランダで受話器を耳につけて
ぼんやりとあなたの声を聞いている
広がる夜空を見上げながら
....
俯いている
苛立ちはこころを駆け
涙は机に下垂る
ー愛に育まれた女たちは
夜は眠る時間だと
知っているから
....
お兄ちゃんは
アッキー
妹は
あっちゅ
ふたりとも
「あ」から
はじまる
あっちゅの
舌たらずを
利発で達者な
女の子にかまわれて
いつのまにか
ついていたあだ名
....
お母さんと僕との間で
両手を広げて
アッキーは歩いている
飛び出してしまいそうな
力を漲らせたまま
手を振りきって
走り出したアッキーが
砂利に足を取られて転んだとき
僕は「だいじょう ....
君に会わせたい奴がいる
泣いていたんだ
ぼろぼろ泣いていたんだ
涙がぽろりとこぼれたわ ....
他の誰かが言ったなら
あまりのクサさに
気絶してしまうことや
....
海抜 1100メートル
時速 60キロメートルで駈ける
ここまで来て
まだ空は果てしないのだ
....
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