ボクらは生き物です
心臓があって、脳があって、
生きています
おもちゃじゃないよ
ボクらだって笑いたいし
ほめられたい
同じ扱いされなくても
せめて愛してほしい
心から撫でてほしい
流れていくのは
時間と風景と私の思い

うんと遠くにあるものと
途切れることなく続いているものは

つかまえることが出来るんだね
宇宙船に乗るぐらいに
突拍子も無い言動

夢とかじゃなくて
そんな綺麗なものじゃなくて
もっと薄汚れた未来

幸せな結末のあとは
後悔の日々かもしれない
でも僕だって 一応は大人だか ....
夕焼け {ルビ一滴=いってき} 赤色絵の具
ぽろんと流れる空の雲

夕暮れ {ルビ草波=くさなみ} 帰り道
カラン鳴るのは風の色

透明 {ルビ紫=むらさき} 日が沈み
空には大きな糸の ....
 ボク女が大量発生したのは80年代前半だそうだ。

(1990年に海燕新人文学賞を受賞した松村栄子『僕はかぐや姫』は、「ボク女」が大量に生息している80年代前半の地方高偏差値女子高の文芸部が舞台で ....
強い風が吹いた

薄い窓ガラスは割れ

欠片を散りばめる

それは宝石箱をひっくり返したようで

欠片を雨が打つ音に聞きほれて

稲光に照らされるガラス片に見とれて

僕は少し ....
鳥の肋骨でできた鳥籠に鳥を閉じ込めて歌う僕の透明なトルソには金魚がすうっと泳いでる。 ちゃりんちゃりんりん
とベルを鳴らしてカーチェイスの様に
すり抜けていく自転車に憧れて

朝のすっと染み込む
水の匂いの濃い晴れた日の風に流れて
ジャっとタイヤを鳴らして

僕にはそん ....
なんだか好きだ

来た物を引き寄せる

嫌な事を考えなくてすむ

これを引いて
押して

何か考えれば手元が狂う

これを叩いて
あれの中に入れて
潰して

何か考えれば ....
私、
頑張ったよ。


出来る限り以上


カラダも
ココロも
悲鳴をあげはじめてきた。


でも、
誰かが待っててくれるから
私は負けない


絶対負けない

 ....
忘れ去ろう、いっぺん。

口にしてみて、その虚しさに心臓を押さえた。
木々のうろから

ひとがでてくる

人間は海からきたのではない

山からうまれたのだ


宇宙の階段を

つまづくことはない

死への階段を

つまづくことはない

 ....
■君の脚に敬意を
のっぺらぼうの バリトンサックスのよう


■風をきる
山ねこ山ねこ、英語の似合わない恋人探して、橋の下。


■イチゴシロップ
にっくき左足は桃に詰められて川 ....
少年は手にもっている一つの林檎を空に向かって投げる
するとそれは翼を拡げる鳥になった

少年は青い空が好きだった
空の中は永遠に汚れぬ世界であると信じていた

少年はどこまでも途切れぬ煙突 ....
本を読む人の眼は
例外なく真っ黒い色をしている
それはもちろん
眼が活字のインキを吸収してしまうからである
本を読みすぎて
白眼まで真っ黒になってしまった人が
こちらを向い ....
何も

何も ない

ただ 広がる

空を 見上げる

都会の喧騒を

 歌 と いう名の

他人 の 世界で 打ち消しながら



貴方の いない

この 世界 に

僕は また ひとり

 ....
月は雲にかかり見えなくなる

間抜けな獲物は蜘蛛の巣にかかる

月は微動だにしないのに

獲物はじたばたともがき続ける

それは最後まで続く 命あるものだけの贖い
色を失くす
また夜が迫る

傍観者になりきれない

この街さえ 
新しくなっていくのに

思い出せなくなる
みずみずしい指先が
どういう風に
この胸にふれたのかを ....
砂原を歩いていると、人間の手が蠢いていたので、掘り出した
父だった
父はこんなところに埋まっていたのだ
途中から誰かがわかったので、指先でなでるように、焦って掘り出した
息をし ....
愛し人を真白の紙に立たせようとすると

僕の脳は一斉に窓を閉め始める


どんな世界に連れだしても
独占は止められず
清き風は吹かず


広大な海原は
狭く細長い橋になる

 ....
生まれて来た、ことばに感謝。

綺麗に使えなかった、ことばにごめん。

聞こえた、ことばに涙。

汚した、ことばにキスを。
『私の進む道の端々に

幾多の血が流れているのでしょう』

「僕の振り返る道の外れに

幾つの屍に似せた有機物がおかれているのだろう」

そして、今その真ん中にいる君は

どれだけ ....
まっすぐには、生きていけない
望むところと違うところを、時々歩いたりする
道も線路も、まっすぐには引けない
上を見上げて、高すぎる枝の先を見たりする
明るいところに出ると、影ができる
表に立 ....
打ち寄せる波のような
灰色の雲

この雲のむこうに
青い空があるなんて
思えない

今は
月の裏側に座って
フルートを吹いている
あなたがいた

虹の上を歩いて
口笛を吹いている
あなたをみた

海に潜って
魚たち相手に
指揮棒を振っている
あなたをしった

森の ....
何となく
心が
晴れなくて

でも
泣きたいほど
でもなくて

雨のしずくで
間に合わせてみる
レモンティーの中に入れた角砂糖が
スプーンでかき回すことなく
ゆっくりと溶けてゆけば
それはもうすでに春です
紅色の中でもやを出して
やがてその中にうちとけ合い
春がしっかりと出来上がるの ....
春半ば今宵は雨となりにけり恋も終わりて歌うことなし あなたがいるから生きていける

ふう と
空に向かって
ため息を飛ばした

瞬間

気が付いた

いつの間にか
あなたは
僕のそらを
澄んだみず色に染めていたんだね

飛 ....
またきょうも
ぼんやりと
1日が過ぎて

いろんなことを
他人のせいに
したくなる

はやく
立ち上がれ
わたし

見上げれば
ほら

こんなに
きれいな空
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