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木々のうろから

ひとがでてくる

人間は海からきたのではない

山からうまれたのだ


宇宙の階段を

つまづくことはない

死への階段を

つまづくことはない

 ....
■君の脚に敬意を
のっぺらぼうの バリトンサックスのよう


■風をきる
山ねこ山ねこ、英語の似合わない恋人探して、橋の下。


■イチゴシロップ
にっくき左足は桃に詰められて川 ....
少年は手にもっている一つの林檎を空に向かって投げる
するとそれは翼を拡げる鳥になった

少年は青い空が好きだった
空の中は永遠に汚れぬ世界であると信じていた

少年はどこまでも途切れぬ煙突 ....
本を読む人の眼は
例外なく真っ黒い色をしている
それはもちろん
眼が活字のインキを吸収してしまうからである
本を読みすぎて
白眼まで真っ黒になってしまった人が
こちらを向い ....
月は雲にかかり見えなくなる

間抜けな獲物は蜘蛛の巣にかかる

月は微動だにしないのに

獲物はじたばたともがき続ける

それは最後まで続く 命あるものだけの贖い
色を失くす
また夜が迫る

傍観者になりきれない

この街さえ 
新しくなっていくのに

思い出せなくなる
みずみずしい指先が
どういう風に
この胸にふれたのかを ....
砂原を歩いていると、人間の手が蠢いていたので、掘り出した
父だった
父はこんなところに埋まっていたのだ
途中から誰かがわかったので、指先でなでるように、焦って掘り出した
息をし ....
愛し人を真白の紙に立たせようとすると

僕の脳は一斉に窓を閉め始める


どんな世界に連れだしても
独占は止められず
清き風は吹かず


広大な海原は
狭く細長い橋になる

 ....
生まれて来た、ことばに感謝。

綺麗に使えなかった、ことばにごめん。

聞こえた、ことばに涙。

汚した、ことばにキスを。
『私の進む道の端々に

幾多の血が流れているのでしょう』

「僕の振り返る道の外れに

幾つの屍に似せた有機物がおかれているのだろう」

そして、今その真ん中にいる君は

どれだけ ....
レモンティーの中に入れた角砂糖が
スプーンでかき回すことなく
ゆっくりと溶けてゆけば
それはもうすでに春です
紅色の中でもやを出して
やがてその中にうちとけ合い
春がしっかりと出来上がるの ....
足元にあるほこりを摘んで
ふぅっと空まで吹き飛ばした
空には大きな雲が浮かんでいて
あっという間に溶けて混ざった
背中を伸ばし
両手を伸ばし
僕は
空を飛んだ。
近付きすぎない方がいい
傷付けてしまうから
当てにしてしまうから

裏側は見せない方がいい
幻滅させてしまうから
夢を壊してしまうから

輝きすぎない方がいい
私が目立 ....
むかし空には大きなバケツがあって
悲しいことがあると人は
そこまで悲しみを捨てに行った
ある日両手いっぱいに悲しみを抱えた大男が
そのバケツをひっくり返して
中身は空の隅々まで散らばってしま ....
薄暗い部屋の中で何を思う
何故かこの空間はとても幻想的だ
世界の全てが嘘に思えてしまうくらいに
己の存在もよく分からない

全ては台本に書かれている
生きるとはそれに従うことだ
と誰かが ....
小さな鳩の影
追い掛ける子供
白い世界
切り抜かれた家族
飛び立つ

止まる
時間
真っ白な紙が、ありました。

ありました。

どこに消えたのかな。

どんどん、どんどん。

汚くなって、見えなくなったのかな。

誰かに、棄てられちゃったのかな。

とりあえ ....
街で 偶然 君に会っても 大丈夫なように

朝 鏡を見る時間が 長くなりました
目覚めたら

 世界は セピア色だった





そこには セピア色のシーツと
セピア色の 僕のからだと

セピア色のテーブルと椅子
セピア色のコーヒー

セピア色の空には ....
DANGER
●警告●
このボタンには決して手を触れないで下さい。
人によっては害を及ぼす恐れがあります。

その機械のある部分には
そう記してあった

BLACK BOXに隠され ....
降る結晶
白く
ただ白く
消えないように
触れないように
壊れないように
溶けないように

白は光と出逢って
銀を一寸

後には何も残らない

それでも あの銀は
僕の心に ....
残酷な少女がやってきて
僕を恋に突き落とした

残酷な少女は落とした僕の心を踏んだ
何も知らずに
何も気づかずに

残酷な少女は敬語が下手で
落ち込んでいたが
僕はそれが嬉しかった
 ....
いつか 夢は科学と名を変える

そして 祈りは綺麗事と名を変える

人は 死ぬために生きるようになる

こんな愚痴が 真実と名を変えたりする

そんな真実が 今日も 世界を 変えていく
だからなんだっていうのさ

両端から聞こえる
非難、中傷、冒涜、罵り、叫び、唸り、呻き、喚き、嘲り。


僕は誤魔化されないよ

だってヘッドフォンあるもん
朽ちていくのは
世界か
私か
崩れていくのは
心か
身体か
何も存在しないこの場所で
私はここにいる
触れる物全て紙のように薄い
そして何も感じない
この想いさえ嘘なのか
早く目 ....
求めるものがあり それを手に入れたいのなら 努力しろ
求めるものもなく 手に入れる術も知らないのなら 死んでしまえ
零椅さんの自由詩おすすめリスト(206)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
階段- 吉岡ペペ ...自由詩207-4-27
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砂原に- リーフレ ...自由詩37*07-4-21
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ことば。- 狠志自由詩1007-4-20
- 狗の骨自由詩307-4-20
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真実- 鋼鉄漢自由詩407-4-5
太陽とルービックキューブ- プル式自由詩7*07-3-17
灰皿。- 狠志自由詩207-3-16
- 北大路京 ...自由詩9*07-3-15
セピア- もも う ...自由詩16*07-2-8
二十世紀機械- はらだま ...自由詩3*07-1-31
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【残酷な少女】- つむじま ...自由詩5*06-12-13
知恵のない人間の愚痴- 蒼穹自由詩4*06-6-18
ステレオ- 零弌自由詩5*06-2-3
リアリティ- 海渡自由詩106-1-2
- 自由詩204-9-29

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