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Ser immortal es baladi;
menos el hombre, todas las criaturas lo son, pues ignoran la muerte;
lo  ....
ぱらぱらと降っていた雨の間に
少しだけ見えた
澄んだあおいろ

絵の具屋さんには売っていませんでした

とぼとぼと帰る道
水たまりの中に
もう一度そのあおいろを
見つけました
飴玉を噛み砕くように
その{ルビ皹=ひび}のはいりかたのように
割れてしまうのは
誰で
何故なの
五月だ
熱くも冷たくもない
こんなふうにあるだけの季節に
遠いからうつくしい
空はそ ....
大切なもの 見えなくなること ときどきあって

失ってから 気づいてしまって 泣くこともある


  悲しい想いは したくないの

  寂しい瞳は 見せたくないの


どこまでも空 ....

初夏の山は
いいにおいをしたものを
たくさん体の中に詰めて
まるで女のように圧倒的な姿で
眼の前に立ちはだかってくる
たまに野良仕事をしている百姓が
山に見惚れていることがあるが
 ....
街灯に蛾が群れている
明滅する明かり


雲がさあっと横に分かれて
月が顔を出した
誰もいない
蛾がひっそり群れている


角からぽーんと勢いよく
何かが飛び出した
赤いビニー ....
はつ夏は今年も空から降りてきた
すこし遅参だった
寄り迎える雨と

春の安らぎは訣せられ
季節の溜りから
そっとこぼたれ

そぼ濡れる外火のふるえながら吐息する
犬も女もさみだれ ....
のぼる陽に、いつからか
乾いて乾いて、
ぼくの精いっぱいは灰のようになっていた


ビートニクにとりつかれた黒人の青年が、
若者が、
口々にさけぶ、

「 光が 今、必要なんだ
 ....
ブルース聴かせて
友達がそう言ったのはいつだったろう
その夜に僕たちは並んで写真を撮った

この町を出ていくと聞いてから
僕は戸棚を漁って古いアルバムを捜しているのだが

少し ....
青い
夜明けのような{ルビ苧環=おだまき}の花を行き交い
小さな蜂が羽を震わせている
光は飴色に輪を広げ
触れるたびに緑の葉は揺れ動く
あいさつのように かすかにそっと


      ....
山鳥は、
 語りえない

ゴム、しゃぼん
 せかいは いとも
  かんたんに

 喧嘩する
  きみを ぼくは零す
しゃぼんのせかい しゃ
 ぼんの せかいは 簡単に
 ....
曲がり角ごとに鳥はいて
夜を夜をとまたたいている
青紫の窓がふたつ
甘い手管にひらかれてゆく


うすぐもり
なりひびき
皆なにかを
抱きしめるかたち


昇るもの ....
取り違えられた

色の壁
名前を聞かれて
「青」
と答えてしまう

投げた
配水管の中に
あいまいな
猫が
右目がつぶれてしまって
横たわっている
弧を描いたらしい
血が ....
木漏れ日が邪魔をして普通に歩けない
琥珀色に変化した涙が
長い月日を経てここに落ちてくるようで 立ち止まる

ずっと願っていた声を 
じかに聞いてみたくなって電話をかける
何にも変わらない ....
あなたを大事に思っている人がいます


あなたを見守っている人がいます


あなたは気づいていないかもしれないけれど






半信半疑や

距離感や

 ....
「働くホームレスになる」なんて
半年前には冗談交じりで言っていた

無精ヒゲに長い髪がよく似合う
黒猫を抱いた横顔が
少し悪びれてて好きだった

そんなあなたの髪が短くなって
三月、白 ....
子どもたちのかおり水はかがやく
わたしの足をのみさらうもの
それはとても自由な戯れに見えたけれど
目をとじて 耳をすませば
ひとつの韻律をかんじるわ
わたしもむかしは うたでした

 も ....
{引用=




  金色が たおれる 欠伸が 蔓延する 
  蛙のうた こもる ねむれない 五月 日々の罅に 滲む
           ゆううつの 書物 ふあんていの音楽
  刺身 ....
 ののちゃんは、お酒をつくるのがすんごく下手で、とっても不器用なんだ。たとえば、飛べない鳥とかを朝五時半の公園で見つけた時、ののちゃんは何を思ったのかすぐさまののちゃんの店の近くのペットショップに鳥か .... わたしはわたしを見ていた
夕暮の公園の砂場にわたしを見ていた
わたしはわたしを見ていた
朝焼けの庭先の花壇にわたしを見ていた
わたしはわたしを見ていた
昼下がりの小学校のグラウンドにわたしを ....
お姉ちゃんが、ぼくを動物園に連れて行ってくれた
はじめて見た白くまはなんだか死んでいるようだった
お昼、お姉ちゃんのおにぎりを食べて
缶ジュースをふたりではんぶんこした
帰るとき、カンガルーの ....
ピンクの透明なライターを
すかして落ちる電球の光は
穏やかな菱形にゆれていて
口をあけてすごした何百回の夜を
あくびなみだのふるえにも似て
思い出させた
夜の路地を行く人々は
人々
だ ....
冷たい樫のテーブル
両腕で抱いた中心

テキーラのグラスに柘榴の血を
集めて完成する生

お前の誕生日がいつなのか
知らないけれど 知らないまま
祝わせてもらう事にする


 ....
風が、やんだ

鳥の声を探して
下草に濡れたのは
迷い込んだ足と
慰めの小さな青い花

遠ざかっていた場所へ
私を誘う手は
湿っていて
それでいて
優しいから
触れたところから ....
 おぼろげに見え隠れする夢の欠片
 綱渡りしながら捕まえていく

 流れ弾に当たる
 宝くじははずれる

 アスファルトに落とした視線を
 夜の透明な星空に浮かばせる

 何度も ....
瞳の奥で揺れる
至極、あやふやな
日付変更線を
 
片足ずつで跨いで
 
昨日と明日の間
本当の、本物の今日で
息をする
世界を知る
 
 
でも
 
ここには
日付なん ....
朝食は今週三度目のハニートーストだった
君は窓を開け放し 街の喧騒を招待する
車のクラクションと通行人のおしゃべりが優しく体を満たすから
満足気にテレビの電源をつけてみたりもする
カーテンがわ ....
限り無く空に近い
水平線の向こう側で
少女は空になる、と
言ったもんだから
 
僕は黙って
海に潜るしかなかった
 
 
何処までも青いだけ
そんなことはもう
ずっと前から知って ....
 いくつもの物語を奏でる人生オーケストラ
 奇跡の影に追いつけないまま
 狂い咲きする情熱の炎

 垣間見る景色は虚ろ気に

 咲いた花は散っていく
 涙もみせることなく

 果 ....
昨日は
今日とは違う景色
(で、した。)
 
明日も
今日とは違う景色
(だ、ろう。)
 
 
変わらないものなんて
何一つ
何一つ、無いこと
分かっていて
 
独りぼっち ....
チグトセさんの自由詩おすすめリスト(417)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夕日- 水在らあ ...自由詩54*07-5-20
捜し物- 小原あき自由詩19*07-5-18
碧鉱石- 水町綜助自由詩19*07-5-18
びぃ玉- 北大路京 ...自由詩39*07-5-17
初夏- 吉田ぐん ...自由詩4307-5-17
月夜- 石瀬琳々自由詩25*07-5-17
あゆみ- soft_machine自由詩14*07-5-16
もしも、だれかに愛されたなら未来は変わっていたかもしれない- わら自由詩19*07-5-14
ブルース聴かせて- 黒田人柱自由詩2207-5-13
- 石瀬琳々自由詩17*07-5-11
ゴム- はらだま ...自由詩38*07-5-10
午後の声- 木立 悟自由詩2007-5-10
真夏日- 水町綜助自由詩30*07-5-9
潜在している夏- 深雪自由詩207-5-6
あなたへ- わら自由詩18*07-5-5
就職- 深雪自由詩407-5-4
わたし_うたでした- soft_machine自由詩29*07-5-3
hibi- はらだま ...自由詩34*07-5-2
鳥かご- 土田自由詩207-5-2
影踏み- 土田自由詩707-5-2
おにぎり- 土田自由詩507-5-2
点火- 水町綜助自由詩24*07-5-2
祝い酒- soft_machine自由詩5*07-5-2
霧の朝、森に帰る- LEO自由詩34*07-5-2
続ける- 山崎 風 ...自由詩1307-5-2
日付変更線- 山中 烏 ...自由詩607-5-2
年老いた青い鳥- リヅ自由詩4*07-5-1
水平線の向こう側で- 山中 烏 ...自由詩1107-5-1
風船- 山崎 風 ...自由詩507-5-1
ふるさと- 山中 烏 ...自由詩4*07-4-30

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