シャキ

ジャキ

ジャギ

ジャギッ

落ちる
落ちてゆく
さっきまでわたしであったそれ
ぎらり光るハサミが引き離した

箒で集められ
ゴミ箱へ
見送ることが出来るのは ....
きょう
たんぽぽとはるじおんを食べた
すこしだけ耳が伸びて
神様の声をきいた


あしたは
すみれとばらの花を食べる
すこしまた耳が伸びたら
まだ聞いたことのない
あなたの声が聞け ....
なんでこんなにさみしいかなだれかわたしをさらってください


さよならにまだ泣いている心臓がきみを思ってとくとくとなる


水分を全部きのうに連れてってきみの涙を消してあげるよ


 ....
一人になると
ぐわん、と
影が大きくなる


消えたパーツは
二度と
戻らない


だから
形の合わないパーツを
空いた隙間に
ねじ込む


だから
きっとうまく ....
きみの一日を 僕は知らない

きみが毎朝買っているパンの味も
きみが気にして飲んでいる健康ドリンクのことも

きみが僕に隠れて嬉しそうに読んでいる新聞の四コマ漫画のことも
きみが髪を無造作 ....
人体模型は海を見ていた
筋肉の組織も内臓も剥き出しなのに
それは自分の何をも語りはしない
こうしていると
かつては本当の人間だったのかもしれない、と思う
電池の切れた玩具を
大事そうに ....
子供たちよ
君たちの革命に
銃はいらない
うつのは心臓の鼓動だけでいい


子供たちよ
君たちの革命に
拡声器は要らない
隣の見知らぬ人に
呼びかけるだけの
裸の声があればいい
 ....
{引用=


色はにほへど
はらはらと

うゐの奥山
かなしみの

惑ひの細道
たどれども

古里さむく
風まじり

夢の通い路
ほろほろと

散りぬる淋しさ
 ....
へのへのもへじみたいだねと問いかけたら
「へへののもへじ」が正しいんだと
あのひとは言った

―へのへの

叱られて家に帰れなかった
夕焼け空に
ロウセキで描いた
へのへのもへじ
 ....
ねぇ

ぼくたちは、
もっと、笑っていてもいいと思うんだ

もっと、はにかんでいたっていいと思うんだ



むずかしいこととかじゃなくて
かなしいくらいの澄んだ青空を見上げていて、 ....
 少しでも多くても不仕合わせ
 思うようにならないことが積もり
 この世で何より重力を増す

 叶わぬことが多すぎて
 願うことさえ忘れてしまった
 もう夢は夢でしか観ない
 ....
「わかる」ということについて考察してみよう。人は本当に言語を理解しているのだろうか?こういうことを言うと、何を言っているのか、と思われるかもしれない。しかし、結論から言うと、極言すれば、人は、言語を理 .... どれくらい見たら

どれくらい経ったら

どれくらい想ったら


離れていても あなたを感じれるようになれるんだろう。
まちがえることを
素直におそれた日々は
だれかのきれいな蝶々結びに
たやすく揺られる花だった

あの草原で
かぜを追いかけてゆくことに
不思議はどれほど
あっただろう


 ....
東の空が明けるころ
あなたはまだ
真綿の中で眠っている

朝の日のひとすじが
あなたの頬を
さくら色に染めて
はやく春がみたい
と言ったあなたよりも先に
春をみた
カノジョは抱きしめると林檎の匂いがして
ニュートンの空を見つめている

ちきゅう

と、くちびるが動いて
俺は抱きしめて
「おまえさんを中心に地球は まわってるな」と言うと
 ....
私の中にいる悪魔が
名前を欲しがります
自分のことを呼んで貰いたいのでしょう
私はとても奇麗な名前を
悪魔につけてやりました

悪魔は毎日自分を呼んでくれとせがみます
仕方が ....
たのうちさんのおすすめリスト(17)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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心の隙間に影が落ちた日- 蒼井真柚自由詩208-4-17
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記憶- たもつ自由詩2408-4-14
午前五時の闘士たち- 餅月兎自由詩708-4-13
桜散りぬる- まどろむ ...自由詩4*08-4-13
もへじなひと- 恋月 ぴ ...自由詩30*08-4-11
ねぇ- わら自由詩26*07-11-10
濁り水- 詠乃自由詩607-3-23
すべての言語は理解不能である。- ななひと散文(批評 ...5*07-3-23
どれくらい- shion自由詩2*07-3-23
蝶々結び- 千波 一 ...自由詩41+*07-3-22
あした、春- LEO自由詩37*07-3-20
林檎- るるりら自由詩1807-3-6
悪魔の名前- なかがわ ...自由詩5*07-3-2

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