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  川に流れる。
  水が流れる。
  石ころが
  魚たちが
  鴨が流れる。



  川に流れる。
  夕焼けが流れる。
  燃えるような
  色の群れが
  と ....
  冬の夜道に
  息を殺して
  息づく
  痩せた空気
  その感触は覚えている
  街灯は僕の
  視界のずっと先で途切れ
  でもそこからも
  きっと続いている
  ....
 ?.徹底的に磨きぬかれた散文のような絶望

   /徹底的に磨きぬかれた散文のように絶望が
    この世の輝きを蹂躙し、闇を敷き詰めていった。
    ぼくは部屋の中から黙ってそれを見てい ....
 


  だれもいない部屋は/仔犬のように眠っている



  机上の日めくりカレンダー/無数の架空の幾何学模様



  夏の午後の光と影に/わすれられた時がにおう


 ....
  たとえば真夏の海岸で
  きみの目は水平線を映し
  螺旋状の呼吸をする
  ……たどり着けない

{引用=(あれはいつの事だっただろう
 あの記憶がきみを過去へと誘う
 だがあの場 ....
  君を見ていた
  寒い冬のこと
  白い白い雪の午後



  運動場の倉庫にもたれ
  二人は並んで立っていた
  ブラスバンドの音がした



  バーバリーの ....
  木もれ陽を少し切り取って
  フローリングの上にそっと並べた
  緑色のきらめきが心に滲んで
  手のひらに新しい血が通う



  表面的な話をしよう
  未だ触れてさえ ....
  明後日は明日の明日だから
  背伸びをしたら届きそうです
  明後日は明日の明日だから
  僕はぴんと張られた弓のようです



  期待しなければ落胆もない
  でも落胆 ....
  会えるかな
  会えないだろうな
   琥珀色のトンネルの向こう
   果物ナイフで切り裂いた光の
   向こうの・・・向こうの、そのまた向こう
   動かない青空の果てに
  ....
  終わらない物語
  引き出しの奥の奥に
  しまったままの白い貝殻
  遠くかすかな波の声



  終わらない散歩
  夜が明けた次もまた夜
  顕微鏡でも望遠鏡でも
 ....
乱太郎さんの草野春心さんおすすめリスト(40)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
川に流れる- 草野春心自由詩410-7-19
即興09/12/18- 草野春心自由詩4*09-12-18
まるで神様のような今日の夕暮れ- 草野春心自由詩2*09-11-28
だれもいない部屋- 草野春心自由詩209-11-25
こそあど黙示録- 草野春心自由詩108-6-5
高校生- 草野春心自由詩208-2-1
- 草野春心自由詩407-11-20
クローバー- 草野春心自由詩207-9-8
幻灯機(あえるかな)- 草野春心自由詩307-8-2
夏のしずく- 草野春心自由詩507-4-20

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