西へ向けて 私は海を渡った
揺れる気持ちを波のせいにして 逃げていた
生まれつきの どうしようもないこと
恨んだところで変わることもないし
なら 愛そうと 愛そうと思って
そ ....
長年育てていたサボテンがとうとう花を咲かせた。
てっぺんにひとつだけ、
うっとりするような明るいピンク。
針に刺さらないように、花びらだけをゆっくりつまむ。
生命のすべらかな感触が胸を暖かくさ ....
嗚呼嫉妬する己が醜い
彼の人を見つめる貴方が愛しい
殺してしまいたいよ
貴方の愛する人を
消してしまいたいよ
貴方の脳内の記憶から
嗚呼切がないと貴方は言う
それは分かって ....
物思いにふけると
いつも時の経過について考えてしまう
今しか出来なくて
まだしてない事が沢山あるから
時間が止まって欲しい
叶わない願い
でも苦しくなる
早く時が経過 ....
彼女は脆くて 恐ろしく美しかった
「わたし 依存症なの」
僕の告白に彼女はそう答えた
不安になって 疑って
ひどく束 ....
なんでそんなにトゲトゲしてんのさ?
何種類もの鋭いナイフに全身を守られた君は
まるで追い詰められたハリネズミ
痛くないよ 肉を切り裂くナイフなんか
僕が辛そうなのは別の理由
流れてく真っ ....