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姉は 目覚めて 自分が
見慣れたヒースの野原にはいないことを知った

姉の夫は彼女を顧みなかった
姉の夫は他の女と愛を誓った
姉の子供は流れ去った
姉はだから子どもたちと男たちを憎んだ
 ....
腰のものを赤く染めて鳥が鳴く。
うぶめ、と呼ばれる鳥である。
産の穢れに死んだ女は鳥となる。
ほう、と鳴くが聞こえるか。

生まぬとしても女は女と男は言う。
うぶめの悲しみを知らぬは幸福と ....
伊藤浩子さんの佐々宝砂さんおすすめリスト(32)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
死せる姉のためのバラッド- 佐々宝砂自由詩203-9-17
私は石である。- 佐々宝砂自由詩24*03-9-14

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