真っ白な紙に、
一言だけ。
整った綺麗ないつもの字で、
見慣れた字で。
「さよなら。」
どこに行くのかな。
わかんないから、
いつもの小さな俺の字で。
....
青白い光のこずえ見上げてる君が誰かと寄り添う夜に
盲いたのは何故?
加速する世界に心忘れて
瞳の中心を無くした
ひとつ貫くことを怖れて
焦点を無くした
恋が苦しいってことを知らなくて 恋をしたわけじゃないのに
胸を締めつける切ない痛みに耐えられず
どうしていいか解らずに ただ泣くだけの自分
自分を責めたって痛みは消せない
あの人を責め ....
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