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おかもと君は
わたしの初めての人に
なってもいいと思ってたのに
夢ばかり語って
てんこーして行ってしまった
手紙を書くよと言ったきり
年賀状もこなかった

おかもと君の夢は
とほうも ....
好きなことは好ましいけれど
好きなことをしているだけでは
時間が進んでゆくだけで
自分は進んでゆかない

楽しいことは楽だけど
楽しいことだけをしているだけでは
身体が進んでゆくだけで
 ....
17歳の春を覚えている
高校二年の春休みの夜
死に気づいた

いつか死ぬんだ

そう思って
胸が締まって
吐きそうになった


生きたいと思った

僕の意識が
僕のカタチが ....
天国のドアなんて、とっくの昔に出ちまったんだ。
忘れてた。
戻りようにも、戻れやしない。
だから、そろそろ他のドアを探さなきゃいけない。

そう思う。

***

キティ ....
いつも未完成だから
いつも明日がある
そしてそれは
いつとして同じではない

どれも未完成だから
どれも進化がある
そしてそれは
どれとして同じではない

どこも未完成だから
ど ....
生まれる時代を間違えた二人は
少しでも生まれたかった時代に近づきたいと
結婚前夜にビニ本を買った
結婚前夜にAVを買った
そして二人で眺めた

***

退屈な世界を壊す為とか
世の ....
何もかもが嫌になって
真っ白な自分がいる
けれども
そこから僕の夢が始まる

新しい僕の夢は
満たされていたときよりも
ずっとずっと
大きくなっている

何もかも失って
まっさら ....
今年のファーストキスは、
誰のモノになるのかな。

手を繋ぐ人は居ないから、
そのまま、そっと抱き寄せることないし。

淋しく、空を見上げても。
どうしようもないんだね。

誰にあげ ....
本当なら君といたい一緒に 
煎餅布団の中で
君の背中の後ろ
勝手に約束してる 
今度生まれた時の事を

みんなが知ってるつもりの
ほんとうのこと
強がってた俺が泣いてる 
みんなが帰 ....
勤める店のある街には
空は上にしかない
疲れた街路樹から
遥かに上
高く遠く硬い

季節は駆け足で過ぎてゆく
日々は戻らぬから
私は大人にしかなれず
この街が似合う年になって
こ ....
笑わないって言ったけど
ごめんね
笑っちゃった
そんなつもりで笑ったんじゃないのよ
ねぇ くすぐったいから手は肩において
そう そこにおいて
うん
ごめんね
私は嫌な女の子よね
でも ....
沢山用意した言葉の中で
言えたのはたった一つだけ
笑うなと言ったのに笑うロイド
部屋の隅でうずくまる井上
後ろの鬼塚と佐々木
見えない姿
後ろ姿のロイド
真っ白い手首
言えなかった言葉 ....
キミは自分が生まれてこなければよかったと
口癖のように虚空を睨み付けながら呟くけれどね
みんな案外同じ事を思っているんだよ

僕だってそうさ
生まれてこなければよかったと
ふと独りきりの部 ....
結果のために
努力することと
努力のために
結果を残すことは
一つのループになる

目標のために
努力することと
努力のために
目標をつくることも
一つのループとなる

初めは ....
あるところに男と女がいて
であって 好きあって
子供ができて 家庭を持った

あるところにできた二人の家庭は
明るい家庭で
子供は二人
跳ねて 飛んで

子供の頃によ ....
冷たい朝が始まる
身が引き締まる
同時に
心も引き締まる
北の窓がかたい
冬の朝にふさわしい

のどかな昼が始まる
身が緩んでゆく
同時に
心も緩んでゆく
南の窓が優しい
冬の ....
今いる自分より
遥か遠くにいる自分を想うから
それが夢になる

夢はいつも
今の自分よりも良くて
だから
今の自分がつまらなく想えるけれど
そう想えるからこそ
夢である価値がある
 ....
胸のボタンを外すとき
あなたの狡猾な指先を思い出す
背後から不器用そうに
それでいて
未来に待ち受けているものを欺くかのように
(それなのに忘れられないのは
部屋の灯りを消しても
情念の ....

田園に降りしきる雪を見て
なぜかわからないけれど
昔の思い出がふと脳裏をかすめる

都会の星空は
教科書通りの星数で
オリオン座がはっきりとわかって
本当はたくさんの星があるという ....
今も昔も
景色は何も変わらなくて
変わってゆくのは自分だけ
さみしいけれど
少しずつ大きくなっている気がする

昨日も今日も
いいことは何も無くて
変わってゆくのは時間だけ
悲しいけ ....
それで ええねん


そんなふうに やさしくしてくれたりな


そんなことでも ええねん


その気がないことだとか

そんなことは ええねん


むしろ 期待することが  ....
北風が吹く朝
何も考えることなく
決められたことを
いつものように歩く通学路

道に何かが落ちている
近寄れば
霜柱の土にまみれ
凍った一匹の働き蜂

この世に生を受け
この世の ....
朝の新しい風が
粉雪を連れて
大地に白を吹きかけて
ささやかなあいさつをする

冬の風に蒔かれたその種は
すぐに銀色の花を開かせ
土の中へともぐってゆき
次の朝の茎となる

大地の ....
与えるべき安心感を子に与えなかった親の罪

親の責任とは何かを教えずに育ててしまった親の親の罪

子供には何が必要なのかが明確にしない社会環境の罪

子への思いやりより自分の感情を優先させ ....
マンションの鍵を開ける
左手にぶら下げた金魚
学校の友達と
お祭りに行ったんだ
金魚すくいでね
僕が取ったんだ
リビングの扉を開けると
ママはソファーで横になっていて
つまらなさそうに ....
今日生きれてよかったと
思える日が一日でもあれば
一週間は生きてゆこうと思える

今週生きててよかったと
思える週が一週間でもあれば
一ヶ月は生きてゆこうと思える

そう思えるのはわず ....
人は死ぬ

すべてを終える

前に




人は死ぬ

誰かを残して

何かを残したまま






人の死を

笑うなよ



今もど ....
君が疲れきっているのは
ずっと走ってきたから

君が泣いているのは
ずっと戦ってきたから

君が落ち込んでいるのは
ずっと努力してきたから

君が笑っているのは
ずっと耐え続けてき ....
冷たい風は
そのまま冷たくて
ぼくの身体を凍えさせてゆくけれど
この寒さを乗り越えなくてはと
ぼくを熱くする

冷たい風は
さらに強くなって
ぼくの身体を固めてゆくけれど
この辛さを ....
初めて彼の実家にお邪魔したとき感じた
他のひとにとっては些細なこと
それでいて我慢出来ないこと
緊張して過敏になっていた訳じゃない
踏み入れてはならないもの
その家の家族だけが安らげる
ど ....
野薔薇さんの自由詩おすすめリスト(74)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
おかもと君の夢- ふぁんバ ...自由詩35+*07-1-16
束縛が自由を創り出す- ぽえむ君自由詩8*07-1-16
はじめまして- 自由詩21*07-1-10
句読点ガンダーラ- 虹村 凌自由詩7*07-1-9
未完成だから- ぽえむ君自由詩9*07-1-7
脳天にギター- 虹村 凌自由詩6*07-1-6
そこから僕の夢が始まる- ぽえむ君自由詩13*07-1-5
KISS_END。- 狠志自由詩2+07-1-1
伊勢丹で朝食を- 虹村 凌自由詩6*06-12-30
大人になる- さくらほ自由詩17*06-12-28
もう少し強く抱いて- 虹村 凌自由詩2*06-12-24
午前九時のロイド- 虹村 凌自由詩2*06-12-23
結末を先に書いて- AKiHiCo自由詩506-12-20
最初の回転- ぽえむ君自由詩12*06-12-19
あるところに- 水在らあ ...自由詩74+*06-12-19
ふさわしい冬- ぽえむ君自由詩10*06-12-19
夢を抱える- ぽえむ君自由詩12*06-12-16
悦楽(黒薔薇の微笑_其の二)- 恋月 ぴ ...自由詩33*06-12-14
そこには神秘がある- ぽえむ君自由詩9*06-12-9
今では昔を昔と思える- ぽえむ君自由詩13*06-12-6
せやねん- わら自由詩27*06-12-6
輝いた道を歩いて- ぽえむ君自由詩11*06-12-6
雪の花- ぽえむ君自由詩12*06-12-5
「罪、弱さ、苦しみ、愛、そして価値」- 広川 孝 ...自由詩206-12-5
少年と金魚- 青山スイ自由詩2606-12-5
悲しみは明日には持ち越さない- ぽえむ君自由詩13*06-12-4
・人の死を・- はち自由詩506-12-4
君は笑い続けてほしい- ぽえむ君自由詩12*06-12-3
冷たい風がぼくを熱くする- ぽえむ君自由詩14*06-12-2
におい- 恋月 ぴ ...自由詩25*06-11-29

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