人生はまるでパズルのようで
僕はパズルのピースを受け入れられない
僕のパズルは完成しないまま
死ぬことも生きることもできない
さよなら言わずに引っ越した
あの子のおうちのお庭には
たんぽぽみっつ咲いてるの
さよなら言わずにたんぽぽも
綿毛になってとんでくの
青い顔をした海が言いました
そんなに思いつめて
どうするんだい
あんたの顔色に比べりゃ
幾分かマシさ
私はそんな風に答えました
海の中に太陽がジュジュジュと沈んで
....
今はもう
落ち着きを取り戻した
ネオンたちが
まだ 空を
侵食している
その事実を知っていても
僕は
何をする訳でもなく
36℃の体温と一緒に
ベッドへ ....
空と海の交わるところに
永遠があると信じていた
だから
大海原へと消えていく舟に
嫉妬した
―――私も連れていってよ
無からすべてが始まったというのは真っ赤な嘘で
始まりなんてそもそもなかったのだろう
すべては元々そこにあったに違いない
ただそれではあまりにもだらしがなく
物語の語り手としては都合が悪いので
....
こころのない ごめんなさいを あなたにあげる
?.
あなたを
あなたのすてきなところを
一日
大切にする
あなたを
あなたの汚れたところを
裏返して
日に透かしてみると
おかしな影ができるから
その影に指で ....
満開を待つ桜に
雨がふっている
なんだか
うつむいて かなしそう
いったいわたしは
この桜に
なにを重ねているのだろう