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12時

「もうなにもかもやめる」といいながら
見た事の無い男がキッチンに立っていて
重力の関係かすこしだけ勃起していた
わたしはリビングでまるくなって泣きながら
声でいろいろな嘘 ....
それから(あ…

涙のさめる速度で
失ってゆく
かつての海原へ
予感する視線がまっすぐ立ち
地軸のかたむきをなぞる
そっと
(夢を瞳の奥に燃やしている核心
のぼっていった少しばかりの ....
終わりにしよう   あなたは言う
その瞬間      私の時は止まる

君に会えて良かった あなたは云う
去年交わした約束は 木の葉のように散り

私とあなたは別々の道を歩む

一人で ....
  はじけた言葉の勢いで  
  ドアを蹴って飛び出した 
  夕暮れの空に浮かぶ金星    
  ポケットには月の石


  言わずにいさえすれば  
  通り過ぎた一日
  ひと言 ....
幸せさえも幸せな
僕等遠くへ跳びもせず
流れるように時は過ぎ
いつかどこかへ着きもせず
川の流れの濃淡も

幸せさえも幸せな

出会う事さえ幸せな
僕等明日から逃げもせず
振り返る ....
あなたの元へ向かう電車は
やけに鈍行ね
先頭車両に乗るのは
1秒でも早くあなたに会いたいからだわ

気付いてね
いつもと違うあたしに
誘惑してるの
負けてもいいのよ

今日はあ ....
昨日の雨で葉が大分散ってしまった

路に張り付いた黄色い葉を確かめる様に
路を踏み締める猫
駆け出し 物陰で丸くなる
(寒い)

いつものように膝をがくがく鳴らすわたし
柵にもたれて  ....
夢を創りに行きましょう
 月のかけらと星一つ
 それさえあれば充分です

夢を創りに行きましょう
 龍の涙と妖精の羽
 あわせて二ポンドあればいい

夢を創りに行きましょう
 初 ....
浮かび上がる思い出の様に

いつでも僕らはありのままに

夜を一人で過した日々

何故か涙が溢れてきたよ

全てのものにいつでも

ぶつかっていけるのさ

悲しみの ....
雪野原をなぞる、赤い指先。
ほう、と吐いたひと息が 冬の落ち込んだ雪空に
溶けて消えた。
お母さんが出て行った
僕もお父さんも
泣いて 泣いた
ただ
まだ幼い弟は 何も知らず笑ってた

弟が「ママは?」って聞くたび
お父さんは泣きそうな顔をして
僕は聞こえないふりをする
 ....
きみが生まれた病院へゆこう
インフルエンザの季節だから
まだ赤い きみのBCGみたいに
痛い注射を刺されにゆこう
歯の無いきみの笑い顔を抱っこして
きみを産んだ病院へゆこう

晴れて乾い ....
咲蠡の哀畔
エインフィリア燗風
十六夜
黄金糖のクラヴァン迸る
二条のまなめ
可細き服飾と乙女
純真のブーケ
六月の吐息をくぐる

響かぬ
スワロの結晶体
ひと頃逢瀬に躊 ....
「心は繋がってる」なんて言われても
淋しさや 切なさや 胸の痛みは消えない

ホンマは あんたから逃げられへんように 繋がれてるんちゃうか?

逢いに来てくれない 触れてくれない 抱 ....
知らなかった
気づかなかった

低温火傷
してたってこと


気づかなかった
気づけなかった

あなたの心も
熱かったってこと


ずっと触っていたかった
窓を開けると冷たい風が頬を叩いたとき
思い浮かべたのは君の笑顔

電車に揺られて睡魔と闘いながら
夢で感じるのは君の唇

つまらない講義を聴くよりも
この時間を君と過ごしたかったよ
 ....
すこしずつ、歩みつづけているんだ。


こんなふうにしてでも。








このたましいは、どこへゆくのだろう


なに者に、なるのだろう

このこころは ....
たそがれた昨日とゆう過去を思い出にして

今日とゆう新たな歴史に一歩踏み入れる

状況は変わらなくても

必ずや良い事がある

そう信じて、一歩踏み入れる

まだ未知の ....
  五月の青い闇の中
  私はか細い少年になり
  夢の迷路へ踏み入った


  白いうなじに風を受け
  はだしの足で土を蹴り
  煙る街灯はすに見て
  ネオン流れる色街へ

 ....
孤独と背中合わせな毎日
誰もいない教室
沈みかけてる太陽が
僕の机のラクガキ
少しだけ映して 消えた

そこに寂しさだけ残って
暗くなり始めた教室の片隅
僕は声も出せず
ただ 泣いて ....
色を持たない水彩画のように
雨が。

数えてよ そのいくすじか
みつめてよ その息づかい

ふるふれ 雨の無表情

  
 ....
なんでそこにいるのかも
忘れてしまった
世界一大きな
白いスポンジを見ている

どのくらい大きいかは
見ていれば分かる 今までに見た
一番大きな海より
大きい

白いスポンジとはつ ....
師走の空は高く澄んでいて
雲は静かに流れています

朝方は特に冷えて息は白くなり
凍える手で自転車のハンドルを握る
力が入らなくてフラフラと彷徨うばかり

小学生の低学年の頃に ....
煙草の匂い

でかい笑い声

わざとらしい
鼻すする音


"きみがかえってきた"


そんな誤解
させないで

違ったときどん底


冷たいジ ....
どこまでも
どこまでもつながっていたはずの糸は
ズブリズルリスプヅルルと音をたて
途切れてしまったんだ

月は
月は天空で飛び跳ねたまま
ドッスンドカンゴツガララと騒ぎたて
しばらく戻 ....
おちた おちた
とんだらおちた

彼等は飛べなかった
そして私も飛べなかった

飛べなかった彼等は
真っ黒な万有に全てを溶かし
還っていったのだろう

私もまた
真っ黒な万有に全 ....
{ルビ都会=まち}のなかで

電線に絡めとられた満月がわたしを見下ろす
おまえは自由なのだとでも言いたげに

「ほんとうのしがらみは見えないものなんだよ」
とつぶやいて

蛍光灯のした ....
最近気付いたんだけど
私にはネジが一本足りないようだ

私はフツーの人が羨ましい
勉強も運動も恋愛も友情も
それなりに出来るフツーの人が羨ましくて
両親と楽しそうに笑っているフツーの人を
 ....
もしこの僕に翼があれば君の元へと飛んで行けるのに

もしこの僕に翼があれば君が悲しみにくれないようにそっと包んであげるのに

もしこの僕に翼があれば君が二度と泣かないように強く抱きしめてあ ....
チェーレ
君の長い睫毛から
真珠がこぼれる
チェーレ
あまりに無垢すぎて
僕はひとつもこぼさないよう
手のひらで受け止めようと


振り向きざま
君の髪がやさしくなびく
歌を歌っ ....
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