どうしても飛べない
おくびょうな紅葉はふるえて飛べない
もうすこしだけ力が欲しい
繋がりのない空が
きっと冷たくて
誘う紅の涙の貌を
冬はじっと見ていた
どうしても飛べない

山 ....
遠くを思う

思うが積み重なる

それは思う時間で

測定される


もしかして人間って奴は

がらんどうの愛のなかを

すさまじい時間をかけて

きらめいたりしずんだり ....
空が滲んでいる
夏の午後の昼下がり
遠くからだんだんと自分の方へ
その暗闇が近づいてくる
あっという間に
滲んだのは空だけではなくなった
明確だった単語や熟語の中を
その雲は浸透してくる ....
カツンカツン

困惑した音が鳴り響き
チラチラ
と、僕は
眩暈を耐えている
今日は
アルヒルノ
無人の路上に倒れる
視線気流に巻き込まれ
涙が降り注ぐ
ゆっくりと
雨の線が見 ....
犬と往く
散歩に今朝は
虹を見る
暑い
ていうか暑い
夏に鹿児島で観光
無謀

薩摩半島まで行って
池田湖でクルージング
開聞岳を眺めたり
長崎鼻という薩摩半島の最南端も行ったけど
眩しすぎ
暑くてもうどうでもいい ....
                     070730


意外な展開で
刀を入手した
前から欲しいと思っていたが
平和な時代が続いたので
骨董ブームが続いていて
役に立っても立たなく ....
水曜日の4時間目 窓に映る貴女
名前は何というのでせう
クリッとした大きな瞳が印象的なので
「ヒトミ」と 勝手に名付けさせていただきました

しぐさの ひとつひとつに ため息がこぼれます ....
Ra it is possible lying ion
You ran long too much.
You who cannot dry up
Copying it onto the pup ....
 
 
貴方の呼吸が掠めるだけで
私の芯は熱を増す
もどかしい想いに
指先が悩ましげ
 
貴方が瞬きをする瞬間で
私の奥は影を作る
はやりだす想いに
唇が熟して
 
 
 
 ....
いのちは
大観衆に埋められた
ステージの上で
歌いたがっている
鳴り止まない拍手を浴びたくて

いのちは
気を失うほど
ビールをとことん
飲みたがっている
みんなを笑わせ
喜ばし ....
思いを伝えられなくて
思いを伝えすぎて
無限階段を
一歩一歩のぼっていく糧にする

でもね


たったひとりで
恥をかくことはできるかい?
                07/07/29


地図の示すとおりでは
つまらないので崖下の道を行くと
ツキノワグマの親子にあったので
怖いので
知らない振りしてすれ違うとしたが
 ....
猛禽がゆく
絞めつけるように羽ばたいて
海を捨て
空を切り分けた
陸に住めなかった
みずからのつばさこそが病

うしなった爪で
満ちるうつろを掴み
嗚、と
ひとこえを残して
猛禽 ....
蝕まれる日のいろをぼんやりと眺めてた
次の宇宙がうまれるまで
ぼくらはここに立たなくちゃならなかった

一度でもきみがさみしいを言っていたら
ぼくだってその腕をつかんで  ....
小窓から夕映えの空眺めれば心だけでも鳥になりたい



夢一夜 時空を超えて遥かなる無限の宇宙を旅してみたい
夕立の中なら泣ける声あげて



大空を飛ぶ鳥になり虹の中
線路にはひかり

ホームには

風鈴がなびいて

夏の音をたてている


春のような夏の幻視

影だけしずかに

夏をだまらせている


線路にはひかり

ホームに ....
最終的に行き着く先は
やはり 過去なのか
途切れた雲に重ねるパズル
欠けたピースがいじらしいほどに
巡回を滞らせた

転んで泣いて
起き上がって笑って
当たり前に出来ていたことが
鈍さを増していく
 ....
 
安東{ルビ史継=ふみつぐ}(二十六歳)と
高柳ロワ(十六歳)は
バレエを通じて知り合った恋人同士
「ロミオとジュリエット」のように
悲しい物語は持たないけれど
「安東とロワ」と呼ばれて ....
ガラス窓が
ごつん、と鳴った
振り向いたら
何かがぶつかって
怪訝そうな顔をした
ガラス窓がいた

蝉が死んだのだ
わたしはそっと拾い上げて
犬にやった



窓の外には
 ....
雨がひらき
匂いは昇る
あたたかく 甘く
光になる


白い歯車
心をまわし
雲の映らぬ涙になる


手のひらの空に繰りかえし
現われては消え 叫ぶもの
二分きざ ....
そうさらあ さらそわあ
さおわあ するるるるう
すふぃいいおお おおううう
しょうほう
さはああ そふううおおお
おおうう るらるうう
ふうち くうち
じいい ひゅうおおお
うんじゅう ....
 
 
31

世界が坂道と衝突する
アゲハチョウの羽が
誰かの空砲になって響く

内海に
大量のデッキブラシが
投棄された夏

遠近法のすべてを燃やして
子等は走る

 ....
生まれては消えてゆきます片恋は炭酸水の泡の数ほど

もくもくと瞼の裏に夏の雲夕立のあと虹ふたつ

遠雷におびえる硝子風鈴の母を呼んでるかぼそき声

はてしなく走る草原夏の日の思い出は今ポッ ....
グレーのクレパスで
空にクレバス

そぉっと、
宇宙が飛込んできて

いつの間にか
まっ暗闇。
彼女がバスタブの縁に指を滑らせながら

オーストラリアのヌーディストビーチのことを考えているとき

海辺の遊園地の巨大な観覧車は緩やかに回転する速度を落としていた



呪術師か独裁者 ....
きみがもし
にさんかたんそを
はくのなら
ぼくはそれさえ
すうとちかうよ
 
きみがもし
にさんかたんそを
すうのなら
ぼくはそれさえ
あいしていくよ
 
そしてもし
すこし ....
あれ??いまここで悲しみが生まれたような

気がしてきましたけど

ここには貴方しかいないのですね

では貴方がその悲しみの持ち主ですね??

まだ泣き続けますか

泣く ....
あまりに授業がつまんないから
後ろの方の席で
寝たふりしていたんだ

そのうち授業も終わって
学級委員の相馬君が
「起立」って言って
みんなの立つ音が聞こえてきた

それでも ....
ロカニクスさんのおすすめリスト(333)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
どうしても飛べない- soft_machine自由詩5*07-12-24
遠くを思う- 吉岡ペペ ...自由詩507-7-30
空が滲んでいる- ぽえむ君自由詩19*07-7-30
雨の日のルノ- 結城 森 ...自由詩3*07-7-30
朝虹- むさこ俳句3*07-7-30
鹿児島へ行った_観光編- ふるる自由詩10*07-7-30
日々- あおば自由詩3*07-7-30
授業中- 北大路京 ...自由詩6*07-7-30
「Ra、それは可能な横たわっているイオンです。」- 仲本いす ...未詩・独白3*07-7-29
深夜、煩わしい光の果てに- 青井 茜自由詩5*07-7-29
いのち- 乱太郎自由詩21*07-7-29
相対・性- 悠詩自由詩5*07-7-29
崖下- あおば自由詩3*07-7-29
自戒の鳥- 月見里司自由詩707-7-28
いつか世界の終わりで- アオゾラ ...自由詩12*07-7-28
- ゆりえ短歌5*07-7-28
夏模様- ゆりえ俳句1*07-7-28
越後湯沢にて- 吉岡ペペ ...自由詩307-7-28
切符- 見崎 光携帯写真+ ...407-7-28
安東とロワ- 楢山孝介自由詩4*07-7-28
まつり- 小原あき自由詩15*07-7-27
夜のころも- 木立 悟自由詩1007-7-27
- 氷水蒸流自由詩307-7-27
「その海から」(31〜40)- たもつ自由詩1107-7-27
思い出- 小川 葉短歌707-7-27
グレー- ブロッコ ...自由詩207-7-26
ワールズ・エンド・アミューズメント・パーク- 大覚アキ ...自由詩407-7-26
きみ_と_ぼく(連詩)- 山中 烏 ...自由詩8*07-7-26
悲しみを拝見してる物- こめ自由詩907-7-25
Loop- 優飛自由詩14*07-7-25

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