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昆布の匂いがする、と

おんなの言うままに
おとこはそっと確かめてみる


漁師町で育ったおんなは
季節ごとの海の匂いを
知っている

おとこは
ただなんとなく海がすき、とい ....
{引用=

一、漕ぎゆく者へ


  明るいうたは明るくうたおう
  明るくないうたも明るくうたおう
  そうすれば
  必ず
  いつかどこかが壊れてゆくよ
  治すというのはそ ....
「わたし、ヨーデルが好きなの。」

それがぼくたちの出会いだった
未知の在庫が減少していることは
それなりに聴いていたけれど
まさかここまで及ぶとは

通行人は誰一人として興味を示してい ....
初夏の陽射しは 便りを運ぶ

宛名も消印も
差出人も
見当たらないけれど
懐かしさという
こころもとない手触りに
わたしは ゆっくり目を閉じて
紫陽花のさざなみに
いだかれる
 ....
嘘つきだった君を剥がしてあげよう


昼間のシャツは
白すぎたんじゃないか
夕飯のサラダは
潔すぎたんじゃないか

嘘つきだった君を剥がしてあげよう



すべてを明け渡し ....
焼石二水さんの千波 一也さんおすすめリスト(5)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
海の匂い- 千波 一 ...自由詩18*06-8-21
小詩集【水没ハーモニー】- 千波 一 ...自由詩32*06-7-11
お茶目なゴリラはヨーデルがお好き- 千波 一 ...自由詩10*06-7-4
初夏- 千波 一 ...自由詩30*06-6-17
彫刻家の夜- 千波 一 ...自由詩16+*05-11-20

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