初めてあなたに出遭った晴れた春の日の朝
それまでは何の面識もなかった赤の他人

ぎこちない会話ぎこちない態度
あなたも私も人見知りをしていたのかな

出遭った偶然
恋する必然
何も知ら ....
君の走ったあとを

僕が追いかけて追いかけて

追いかけても追いつけなくて

同じ道を君の背中を見ながら走って

いつもいつもあとからついてくことしかできない

君の歌ったメロディ ....
歌ってよ 海のふくろう
懐かしい歌を
愛しても愛し足りなかった
二人の思い出を
夢でも幻でもなく
あの愛が存在していたあかしを

歌ってよ 海のふくろう
懐かしい歌を
星よりも遠かっ ....
祖母からもらった古いオルゴール
流れていたのはショパンのノクターン

鍵を失くした古いオルゴール
あの人からの手紙や写真が詰まった
開かずのオルゴール

もう1度聴きたい
あのノクター ....
水も土も風もなく
時に沈むものがあり
しきりに裏返る光の道端
白い曲がり角を照らしている


腕のない小さな聖人像が
ささげられた花に埋もれ
地に向かいかしづく姿は
まる ....
運命を
装い恋に
落ちた振り
落ちた時点で
運命だと知る


返歌


運命と
信じる君の
その笑顔
見つめて気付く
運命の恋

運命は
偶然 ....
 
世界には亀裂が走っているのだと、
君は言った。

私は真っ青な空を見上げたけれど、
そこには何もなかった。

鳥は鳴いていたけれど
何処にも見当たらなかった。

花は咲いていた ....
時計を見たらもう12時をまわっていた

僕のバイトしているバーは

7時から3時までの夜間運営の

なんとも珍しい店だ

店内はテーブルが4っつとカウンターだけの

やや小さい店だ ....
空は 晴れて 
緑が 萌えて 
鳥は 唄う 

どうしようもなく 
春で 
朝で 
まぶしくて 

どうしようもなく 
私は
女で 
せつなくて 

風が「る」のような ....
朧月何時有
悄然想故園
人生無別涙
情愛是虚言


朧月 何れの時よりか有る
悄然 故園を想はしむ
人生 別涙無くんば
情愛 是れ虚言


あのおぼろ月は、いつからあそこに?
 ....
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