コンビニのレジから
僕らのタクシーがあふれ出すから
春はまた息苦しい

行き先も告げずに乗ると
君の家を通過して
犬小屋の屋根を壊してしまう

料金を体温で支払う
少しのおつ ....
おそろいのストラップには思い出がありすぎおもい はずしたいのに


親指の先から愛を打ちこんであの親指の返信をまつ


10×5cmほどの携帯が鳴れば行けるさ 100km先も


 ....
こわしたいのよ いいかげんないいつけを
ほしくずのスープなんか嘘
もう食べたくないの
ひっくり返そうよ

瞳のキラキラも
目を覚ましたらケロイドになっちゃって
そいつがうたうたうんだ 音 ....
夜に咲く花は
太陽を嫌い
昼の街は雑踏にうごめき
生きる花は水を失う

触れる手さえ嫌悪に満ちて
俺達に明日がないことを促すようで
知っていたよそんなこと
けれど希望が希薄に変わるのが ....
ガードレールの
かすかなすり傷から
少しずつ、ずるり
赤錆と化してゆく
そこを避けて触れた人さし指の
さらさらの、その
真っ白に乗じて、何も
何もかもわからな ....
離れ行く電車に乗ったお前と滑り込んだ電車に乗ろうとする俺
数メートルも無い二人の間の幾多もの障害物
二人の視線
遮るように重なる
交わらない視線虚しく空を切り萎れていく
残された微熱今なお引 ....
圧倒的


らしき詩。

それはたちまち
僕らを包んで

夜の闇へ
放り出す。

泣き声は聞こえないさ



"Don't forget me."
 ....
彼は
あたしが寝た頃にいつも電話をしてくる
きっと
人が一番寂しくなるような時間に

事故からまだ半年
彼はよく将来のことを話す
そして吐き捨てるように過去を話す
あたしに脅しかけるよ ....
・cigar(葉巻)とsugar(砂糖)

あ、
煙草をやめようかな
と思った
手を伸ばしたとき
箱の中に一本しか残っていなくて
でも寒くて
買いにゆくのが面倒だったから
五分間
 ....
沢山用意した言葉の中で
言えたのはたった一つだけ
笑うなと言ったのに笑うロイド
部屋の隅でうずくまる井上
後ろの鬼塚と佐々木
見えない姿
後ろ姿のロイド
真っ白い手首
言えなかった言葉 ....
トス

して
突き指した
痛くて
体育館を
転げた
床の
冷たい
冬だった
君は
駆けよるのを
こらえていた
The sunshine is very calm like your eyes in the early morning.
The wind is so tight like your turqu ....
昨日の雨で葉が大分散ってしまった

路に張り付いた黄色い葉を確かめる様に
路を踏み締める猫
駆け出し 物陰で丸くなる
(寒い)

いつものように膝をがくがく鳴らすわたし
柵にもたれて  ....
いい加減にしてくれ
ロクデナシの因数分解
歯軋りを響かせる

乳化しまくった
保健室の年号暗記が
ヘリウム臭くて
兎角高音域の

中学二年
理由なきにしもあらず反抗
濡れ煎餅に興 ....
細胞すべてが気づいてしまって

指の先から砂になる

寒さの合間で魚を逃がすと

私の鬼が ホウ と鳴く


息をするのは喉でない

呼吸をするのは肺でない

青い一つが ....
女にふられたので、
向かいのビルへ行って死のうと思った。
なんどか、もう忘れた!とか、
俺は立ち直った!とか、
あんな女なんて!とか、
吹っ切ってみせたけれど、
だめだった。
きのうあの ....
エゲレスの偉い博士が
今やマーッドサイエンチストの親子になって
昔造ったサァァイボゥグ美女達の
手足をバラバラに切断して
目とか鼻とか髪の毛とかもバラバラに分解して
全部をうまいことつなぎ合 ....
自尊心をちょうだい。
勇気をちょうだい。
なみならぬ身体能力をちょうだい。



橋で月をみていた、一人で。魚が泳いでた。
月はまるくてほのかに光ってた。私は池に落とされた。
 ....
白黒の無声映画がきりきりと巻き戻されて冬が始まる


泣き方が子供みたいだ やわらかい頬に吹きつけられるあわゆき


バイエルの何番だっけゆうぐれに似合うつたないものばかり降る


 ....
「バイバイ」の言葉を見送って
オンライン表示がオフライン表示になってから
取っておきの言葉を投げかける
それは間も無く壁に当たって返ってくるんだ
それは深海の鯨の見る夢の続く長さ
それは絶滅した肺魚の目に宿る光
天井から滴り落ちる水の連なりは
脳内に残る祖先の記憶を浸し
痛みさえも忘れ去らせたままで 緩慢に溺れさせた

まるで
そ ....
夕闇の公園。

まだ光るオフィス。

缶コーヒーと草の匂い。
空はもう、おやすみ。

子どもの声。

イヤホンの耳栓。

遠い道路の騒音。

空の寝息。
黄昏の空の騒がしさが静まり
また闇の時間。

段々と色を失くす“せかい”に
不安より安寧を見出だす自分は
たぶん異端の者なのだろう。
カフェに行きてえ お茶が飲みティー
でも代官山や三宿あたりのオッシャレーなカフェは
俺たちには高すぎる 精神的に高すぎる
お似合いのカフェを求めて 恥をかかない場所を求めて
俺たちは旅をした  ....
しとしとと降り続ける雨垂れが
カノンのようにリズムを刻みながら
網膜を穿ち男達を溶解させていく
ボルトで締め付ける頭蓋の奥に
ナイフでイニシャルを
蝋で消えぬ印章を残す
新聞や ....
小林君が97個のハンバーガーを10分で食べたのは知ってるけれど
僕は君を一時間食べても食べ飽きない自信があるよ
スプレー缶にキャップをつけるのが彼の仕事だ
両手に1ヶずつキャップを持って待っていると
ベルトコンベアに乗ってスプレー缶が流れてくる

右左 キャップを持つ
右左 キャップを持つ
右左 キ ....
遮断する
物理的遮断、瞳を閉ざす
遮断する
物理的遮断、ドメイン拒否
遮断する
物理的遮断、経済制裁(小遣い減額)

距離感と神聖は比例で増加
破裂寸前に膨張するアナタ

遮断する ....
夜の色 密かに抱きて 忘れ行く
      夢の旅路に 君の置く霜
みずをのんでると透明になってく

と、云う
ある女の子のへやには

からっぽになったミネラルウォーター、の
ペットボトルがやたらにころがっている

なので
すこしだけためらってしまう ....
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